魔術の歴史
最初期
魔術は元々、雨乞いなどの儀式の為に生み出されました。そのため最初期の魔術には戦闘に使うなどといった概念がなく、コストも大きい代わりにリターンも大きい。それが基本でした。
中期
最初期と中期の分かれ目となったのが「アイザック・トラスト・ケンジンストン」です。彼は魔術師史上最高の天才と呼ばれている人物で詠唱と魔術言語を開発した功績によってアイザック以前の魔術を”古代”魔術にしてしまった化け物と呼ばれています。最初期と中期の最大の違いとしては詠唱によって魔術を簡易的に発動出来るようになったので日常生活や戦闘においても魔術が使用されるようになったことです。
近代
中期において魔術は基本的に詠唱を使って発動するものでした。しかし、詠唱では高性能なものほど長い詠唱が必要になります。それを解決したのが「ロジャー・コルチェスター」です。彼は詠唱に使用されていた魔術言語を魔術式として転用し、魔法陣を開発しました。それによって魔術はより実戦向きの技術へと昇華されました。
現代
相変わらず魔法陣が使われている現代ですが、「モーガン・ザ・ハーポ」という魔女が魔法陣に記されている魔術式から使われる魔術を予測出来ると主張しました。彼女は魔力消費が増えるかわりに詠唱を行わずに魔術を発動できる高等技術”無詠唱”を開発しました。しかし、かなりの高等技術なので上位の実力者しか使えません。