豆谷とベッドの秘密
こまめとお昼寝中の豆谷。
いつの間にか夕方になったのも気がつかないほど熟睡してた。そんな豆谷の身体を「まめたんまめたん」ユサユサ小さな手がゆさぶる。
「ん…どーした?こまめぇ」
瞳を押し開けたま豆谷の瞳には夕暮れに赤く染まった部屋とこまめが映り慌てて飛び起きたほ良いが愛方とのベッドの隙間にシーツごと落ちて身動きがとれなくなった。
心配そうにベッドの上から覗きこむこまめにへにやり笑うと、愛方が帰ってきて救出してくれるのをじたばたしながら…待つのだった。
珍しく定時で帰宅した愛方は灯りもつけないでかくれんぼでもしているのかかわいい奴め等と思いながらとりあえず着替えに寝室に入るとベッドの隙間に挟まっている嫁と愛息子を見つけた。
やべぇ、可愛いわプププププ…
愛方は先にこまめを抱き上げ、ベッドの隙間にシーツに絡まり更に身動きとれなくなった嫁とを見下ろした。
そして、シーツごと豆谷を引っ張りあげるとこまめと二人を担いで寝室を後にした。
その後危険だからと愛方がくっ付けたベッドの隙間がゆっくりともとに戻されたのは、もう一度ベッドの間に落ちるのを期待してなんてのは豆谷もこまめもの知らない愛方さんだけの秘密だ。
おわり