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もう一人のわたし

作者: ベア

お掃除ロボ 買ったんです


大分悩んだんです だって家の床 絶対に何かしら物が落ちているから


お掃除ロボは床に何もない状態で機能する というお話を聞いていたので


お掃除ロボを動かす前に一通り物をよけてなんてしていたら 結局自分で掃除をしてしまった方が早いのでは と


でもね 


掃除機の他に水拭きもしてくれる なんて聞いたら触手が伸びましたよ


で やっぱり便利だったんです でも便利以外にも心理的なサポートが大きくて


まぁまぁ取り敢えず 一通り物をよけ お掃除ロボが進めるようにスペースを開けていきます


そうしたら その後を健気に掃除機をかけながら水拭きしていってくれる


あ わたし 一人じゃないんだわ


もう一人わたしがいたらいいのに と思っていた わたしがここに



もう一人のわたしが床を綺麗にしてくれる間に わたしは


ホコリを落としたり


洗い物を片づけたり


洗濯機をまわしたり


植物の水やりしたり 水替えしたり


したりしたりの ながらしたり放題


しかも 水拭きしただけなはずなのに もう空気が清々しい 美しい


自分以外の誰かが作ってくれた というだけで感動して美味しさが何倍にも染み渡るご飯のように


もう 床が 空気が



自分がしたい時に料理をしたり 掃除をしたり というのであれば それは楽しくできるだろうけど


自分の気分ではなくて しなくてはならないから のタイミングで色々やっていかなきゃならないことをする時に 誰か一緒にいてくれる してくれる というこのサポート感たるや


でも


人間は慣れる生き物じゃないですか


この有難さと感謝の気持ちと感動を 慣れて忘れることがないように 


もう一人のわたし 名前はパンダです (子供による命名)




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