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ざまぁヒロインは気づかれたくない!

初めての連載です。勢いで書いてます。よろしくお願いします。

一目惚れなんて信じない

運命なんてクソくらえ

私はただ……ただ平凡に暮らしたいだけなのだ


「君の名前を教えてくれるかい?」


こんな、キラキラ仕様の王子様なんて望んじゃいないのだ

てか、そもそもこのシーンを避けるために私は今日まで必死に生きてきたってのに

これが物語の強制力ってやつなのかしら?


「そ……その……名乗るほどのもではありません」


ヘラヘラ笑って返せば、相手はパッと頬を赤く染める


いやいや……赤らむなんて……

そんな要素、今どこにあった!?!?!?


目をキョロキョロさせながら心の拠り所を探す

と、斜め左後方部でニンマリ笑いながらこちらを見守っている美しき令嬢と日焼けした青年が佇んでいた


(仲間を見捨てるつもりなの!?こっちこんかい!!!)


目で訴えるものの空振りに終わったのは、ついつい目の前の存在の事を忘れていたせいかもしれない


「あの、膝を怪我しているみたいだけど大丈夫かい?保健室まで一緒に行こうか?」


麗しい眉を寄せながら、キラキラビームを放つ目の前の王子様はさり気無くエスコートしようとした


「本当に……本当に間に合っていますので大丈夫です!!!」


最後の方は最早絶叫に近かった様な気もするが、私にとっては死活問題

脱兎の如くその場を後にする


「あっ、待って!名前は……」


聞こえない!聞こえない!!聞こえない!!!

私は何にも聞こえない!!!!

涙目になりながら入学式が行われる体育館を目指す


これから始まる新生活を思うと波乱しか感じないが

私は振り返る事無く学生の本分である集団行動に身を投じることにする


こうして、私の『ざまぁヒロイン1日目』はスタートしたのであった



名前がまだ出てなくてすいません

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