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嫁は二次元だけじゃない。  作者: 灯雷
第一章:春と共に始まる物語
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9話:君との日々

初めまして、灯雷です。


なんと、はじめてブックマーク件数10件突破しました!ありがとうございます!


嬉しい限りです。


この作品を末長くよろしくお願いします。

『俺とずっと一緒にいればいいじゃん』


俺は凛とずっと一緒にいたいと思った。


『ありがとう』


この時凛はどう思ったかわからない、もしかしたら不快感を催してしまったかもしれない。


でも、この気持ち、俺は凛に伝えたかった。


あんなに楽しかったアキバは今になかった。


俺は凛しかいないんだって、思ったのである。


『俺、凛とならずっと一緒にいれる気がするんだ』


まだ、アキバに行っただけだから一概にそうとはいえないが、次の渋谷も確実に楽しいと思う。


『じゃあ、これからもよろしくね、勇人!』


俺は、これには欣喜雀躍した。


『うん、これからもよろしく、凛』


別に付き合えたというわけではない、しかし俺は、凛の近くにいれるだけで嬉しいのである。


『次の渋谷、楽しみだね、もう来週かぁ』


『あ、でも来週の渋谷の日、雨だって、濡れちゃいそう…』


『え、雨!?私前髪終わるんだけど…やだ死ぬ』


ちなみに、実はアキバの時も雨が降りそうで、湿気がすごかった。


だから凛はその日も「前髪終わってる」とか言っていたが、全然可愛かった。


前髪終わってるよぉといいながら、前髪を隠している凛の仕草も可愛かった…


俺、もう凛のことめっちゃ好きやん!?


俺は顔を紅潮させる。


『あんまり心配しないでいいと思うよ』


『えぇ、どうして、、私、可愛くないし、、』


『可愛かったよ、アキバの時』


俺の指は勝手に送信ボタンをタップしていた。


我に返る。


俺、なんてものを送ってしまったんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ


今日には死ぬかもしれない。恥ずかしすぎて。


凛からの返信が滞った。


あ、もう終わった。


絶対ドン引きされた。


もうまじで死んだわ。


『え、嬉しい泣』


喜んでくれてる。


俺は、ホッとため息をついた。


『私、可愛いなんて言われたことなくて、めっちゃ嬉しい』


『うん、自信持っていいと思うよ』


『ありがとう!!雨、どうしようかな』


『どうしようね』


『ねえ、勇人』


『ん?』


俺は、いきなり名前をいわれてドキッとする。


『相合い傘しよっか』


ん、ん?んんんんんんんんん????????????????


今、この人相合い傘しよって言ったぞ!?


え、えええ!?


『する?笑』


あぁ、返信しちまった。


『しかも、折り畳み傘で』


『え、ちっちゃくない?二人で入れないよ?』


『いいじゃん、小さいから勇人と距離が近くなって』


凛ちゃん?僕を殺す気?


うんそうだ、絶対殺す気だ。


『じゃあ、折り畳み傘にしよっか』


だからぁ、俺押しに弱くない?


『なんだか、照れるね』


『照れるね』


え、なんか、いま俺めっちゃリア充してない?大丈夫そ?


そして時は流れて、渋谷の日を迎えた。

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