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85話 女神の苦戦


 「ワダツミさん!来ていますわよ!」ネイトがアラベスタの腕を斬り飛ばす「ありがと!」「にしても……かなり多くありません?」ネイトが呟く「確かに……」ユグドラシルは青い左目を光らせながら呟く「ユグの能力もアラベスタには通用しないですもんね……」フレイヤが呟く「ツクヨミとアンドロメダはどこ行ったの?」ワダツミは周りを見渡す「向こうで戦ってます」ユグが上を指さすとちょうど悪魔との戦いに没頭していた「さすがですわね……あの2人」ネイトが呟くとそのままアラベスタに斧を振り下ろす「にしても本当に何体居るのです!?アラベスタは古代兵器指定されていますのに!」ネイトが叫ぶ「女神の私達でもこんなに苦戦するのだから……」ワダツミが剣でどんどんアラベスタを切り裂いていく。「気を付けて!何か来ますわ!」ネイトの言葉を最後に女神の隣を猛烈な力を纏った紫色のレーザーが森を貫いていく「何……??」女神たちは集まると目の前に無数の巨大なゴーレムらしきが現れる「なんですの……あれは……」ネイトが体を震わせる「あれは……恐らくアラベスキング……アラベスタの進化系だな」と隣から男の人が歩いてきた「なんですの?あなたは?」「おっと……すまんな俺は刹那だ災厄者の一人でもある。どうやらここが一番やばそうだからな……」「なるほど心強い味方です!」フレイヤが頭を下げた「行きますわよ!」ネイトの言葉に戦闘の激しさがさらに増していくのだった。


「暇やなぁ……遊んできていいか?」咲人が起き上がる「別にいいが……何処に行くつもりだ?」明人が呟く「女神たちの所や、ついでにキングも10体ほど連れてくな少しは遊んでくれそうやしな」咲人が話す「分かった楽しんで来い」明人と美崎が笑いながら見送った。


「なんや皆苦戦してるなあ」「誰!?」ユグが上を見る「どうもっすー遊びに来たっす」「あなたは……転生者の仲間ですわね!」ネイトが斧を振り下ろす「待って!」フレイヤが叫ぶももう遅く斧を真っ二つに斬られそのまま頬をかすめた「……っくっ……」ネイトはそのまま地面に落ちる「嘘……ネイトさんの斧が……」ユグが呟く「おいおい、失望させんでくれや?あっヒントで言うならこの剣は神殺しでな、神の能力で作られた武器や魔法はすべてかき消されるんや」「なんですって……」ワダツミが呟く「それこそが俺の技や、さぁ暴れてこいや!アラベスタキング!」と咲人が手を下げた「負けませんわ!」ネイトの叫びに女神と刹那たちはさらに激しい戦闘に入った。


「早紀ちゃん!女神たちが危ないです!」ミリの未来予知により危険を察知したんだろう「はぁ!」早紀はアラベスタをやっとの思いで切り裂くとミリの方を見る「多分大丈夫!フレイヤに頼んであるから……」「本当に大丈夫なの……?」ミリはやっぱり不安なようだ「……ちゃんと成功すればの話にはなるけど……私は信じるよ。だからミリは今ここの守りに専念して」ミリは早紀の顔を見た瞬間に頷いた。



「ユグ!」「キャッ!」ユグの後ろから攻撃しようとするアラバスタの右手をフレイヤが慌ててはじき返す「おまんは俺が相手や」とユグの前に咲人が降りたつ「おまんの力はそんなもんか?」と急にユグに向けて剣を振り下ろす。ガキン!と巨大な衝撃とともにフレイヤが剣を受け止める「フレイヤ……」「ユグは離れてください!」フレイヤの言葉にユグは一歩下がる「食らいなさい!【時間加速タイムアクセラレーション!】とフレイヤの剣から時計の紋章を纏ったレーザーが咲人に襲い掛かる「なんややるやないか!」と剣ですべて受け流す「ふむ……遅い」と一瞬でフレイヤのそばまでくる「【水龍召喚!】」横からアラベスタを加えている水色の竜が間を突き抜けた「なんや!」咲人が慌てて下がる「はぁ……あんなタイミングで来るかふつう……」咲人は仕留められなかったことを悔やんでいる「まあいいわすぐ終わらせるで!」「させません!」とフレイヤとの一騎打ちが始まりフレイヤがユグから少し離れたその時……「ここや!」咲人が消えそのままユグの後ろから現れた「ユグちゃん!」「え?」ユグが振り向いた時にはもう頭上に剣が来ており……「きゃ!」とユグが引っ張られ代わりにフレイヤの背中に剣が直撃した。


しばらく時間が停止したようにユグの行動が止まった「フレイヤさーん!!」ユグは声にならない声で叫んだ。。

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