表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/120

68話 それぞれの準備


 早紀とマリ、ミカエルは今後開催される災厄者会議についていろいろ議論していた「うーん……?どうしようかなぁ」早紀は扉の前で色々悩んでいる「早紀よ……お主遊びに行くのと勘違いしてないか?」ミカエルがため息をついている「そんなこと言いつつミカエルさんも可愛い服を選んでいるじゃん」マリからの突っ込みが入る「いやぁ……しっかりとした衣服で行かないといけないじゃろ?」マリが言い訳をしているミカエルを横目で見る「それでマリは決まった?」早紀が歩いてくる「全然……赤い服が無くてね」マリが呟く「どこか買いに行く?」「いいね!今の時期ならだれも襲ってこないだろうし」マリが呟く「そもそもわしたちが堕天界を落としたのは世間に知れ渡っておる。手を出すものはいないじゃろ……よし!わしも行こうかの」ミカエルが両手を組む「ミカエルが来ると天使ってバレない?」早紀は心配そうに首を曲げる「大丈夫じゃ。よっと」ミカエルの体が光り輝くと天使の羽が消える「一応見えてないだけで存在はしておるからの」ミカエルが笑う「サキエルー」早紀が呼ぶと水色の渦を巻きサキエルが現れた「マスターお呼びで?」「近くの街を探してほしいんだけどいい?」「任せてください!」「そういえばサキエルって契約者なんだけど一応私と同じなの?」サキエルは一瞬ポカン顔をするが言いたいことが分かったのか頷いた「はい、私たちは契約の契りで結ばれてるからマスター=私という考えで大丈夫だよ、それでは」とサキエルはそのまま消えていった。


「名前朧月になったのか久しぶりだな」フィルが部屋に入っていく「まさかまたあなたに会えるとは思いませんでしたよ」「久しぶりだな俺の事覚えてるか?」サミリーとゼダも入ってくる「もちろん覚えているぞゼダ……私の遊び相手ありがとな」「くっ……くふふ……いやぁ相変わらず口が悪いですね」ゼダが朧月を睨む「やめなさい、ここをどこだと思っているのですかゼダ。そもそもあなたでは勝つことは不可能ですよ」「そうですね、では仕事をしてきます」ゼダはそのまま消えていった「あいつ!逃げたな!」フィルが慌てて扉から追いかけていった「お前も大変だなサミリー」朧月はため息をついている「はい、そうなんですよ……暗黒界では戦闘ばかりしていましたから……だいぶあれでも落ち着いていると思いますよ……暗黒界では死んでも生き返るので私が何回止めたことか覚えてないですよもう……」サミリーが軽く手を回した「そういえば今の暗黒界王は誰なんだ?私の予想だとまだ奈落だとは思うが」「はい今は刹那さんですね奈落様は何故か付き添い役となってますね」朧月は目を見開く「あの刹那が……」朧月は顎に手を伸ばす「とりあえず他の暗黒族はどうしてる?大暗黒族10人いただろ?」「はい、残り5人のうち2人は刹那さんの護衛になってると聞きましたね」「なるほど……ほか3人はまだ戦ってるのか」「まぁ……実力が近かった3人ですからね……」サミリーはため息をついた「とりあえず私はこの国の護衛を早紀さんから任されておりますのでこれで失礼しますね」とサミリーは頭を下げ部屋を出ていった。



「ネイトさん!何してるんですか!全然家になっていないじゃないですか!」フレイヤが叫ぶ「分かっていましてよ!ここから変更を加えるのですわ!」ともう完成している傾いた家を見る「ここからどう変更するの……」ユグが呟く「ネイトさんに任せたのが失敗でしたか……」アテナもため息をつく「よし!こっちは完成しましたよ!」とワダツミがはしってくる「おー!ワダツミさんいつの間にこんなに家を建てたの!?」アテナが目を見開いている「家を作るのは得意だからね、アンドロメダさんとツクヨミさんは?」「2人はこの国の護衛として歩き回ってますよ」アテナが説明をする「私達も……頑張らないと……」「おー、ユグちゃんも珍しくやる気だねぇ」とフレイヤがユグの頭を撫でる「あとすこしですわ!頑張りますわよ!」ネイトの言葉にみんなが不安になりながら作業を進めていった。



「ウンディーネさん家の補修すべて完了しました!」シルフが飛んでくる「すみませんシルフさん、お疲れ様です!それでは皆に報告しましょうか」とウンディーネが歩いていくとしばらくして妖精たちを生きつれ歩いてきた「それでは皆さん目を開けてください!」シルフの言葉にみんなが目を開けると目の前の光景に驚きを隠せていなかった「この短期間でこんなに……さすがですね」とフェアリーがシルフの顔を見る「そうだよね……基本的にウンディーネさんのいうことばかりしてたから実質凄いのはウンディーネさんですよ」「あらまぁ私は意見を言っただけですよ、実際に家を作ったり整備をしたのはシルフさんです」2人は謙遜をしまくっているが周りから見れば2人がすごいことに変わりはなかった「とりあえず!皆今日からここに住んでいいよ!」とシルフが言った途端みんなが一斉に家に駆けこんでいった「ここまで喜んでくれると嬉しいですねウンディーネさん」「そうですね、頑張ったかいがあったということですねそれでは私達も行きましょうか」ウンディーネの言葉に2人は完成報告をするため歩いて行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ