48話 女神、妖精VS堕天使達
「とりあえず天使たちはなんとか大丈夫っぽい?」ミリが呟く「私たちが出ないということはまだ早紀は大丈夫と思っている証拠だろうな」朧月も呟く「早紀は本当に頭いいからね……この国の三銃士をまんまと明かすわけにはいかないと思ったんだろうし……」マリは奥で周りを見ている早紀を見る「私たちの強さはまだ知られていないはずだしな」朧月が頷く「ミリも支配されてた強さだもんね……」「うん、だから今回は私本気で戦う」とミリの体から赤色のオーラがにじみ出る「はぁ……また増えたか災厄者レベルが……」朧月は頭を抱える「女神と妖精たちは?」マリが呟く「あぁ……そっちは……」朧月は隣を見る。
「皆来たよ!」シルフが叫ぶと妖精たちは抑えるために飛んでいく「私たちの国を守ります!」「ふふっ……フェアリー久しぶりに戦闘するんじゃありません?」ウンディーネが軽く笑っている「早紀さんに出会えた運命……これは私にとっては大切なものですから」「私たちは無視か」後ろに妖精2人が立っている「ノームさんにエルフさん!」「皆様お久しぶりです」「まさかここに上位妖精が5人も……」「悪いね、忙しくてさー」とノームが笑っている「行きます!」妖精たちは叫ぶとそのまま飛んだ。
「うおおお!」と堕天使が飛んでくる「ノームさん!」「はいよー!【ロックスネーク】!」と地面から大きな蛇が現れる「まとめて潰せ!ロックスネーク!」そのまま蛇は堕天使を食らいながら進んでいく「相変わらず無茶苦茶ですよね……」ラファエルがつぶやく「私戦闘苦手だしー何なら楽して勝ちたいじゃん?」「分かりますけど……【ウィンドストーム】!」シルフが慌てて答える「はぁ……数が多いね……」「向こうの総勢5万……そしてここの総勢は約2万ですからね……数的には不利ですが……」ウンディーネがあちこちから打ち出され倒されていく様子を見る「私たちの見たことの無い武器がいっぱいでだいぶ助かってるねー」ノームが笑っている「まだまだ頑張るよ!」「はい!」妖精たちは叫びながら戦闘を続けた。
「ネイトさんそっち行ったよ」「分かっていますわ!」とネイトが斧を振り下ろし空気を振動させる「うわああ!」堕天使達は巻き込まれ落ちていく「ワダツミさん!よろしくですわ!」「任せてください!」と杖を振ったとき下の海が暴れだし無数の水龍になり堕天使達を飲み込んでいく「はぁ!」と堕天使達が一斉にシールドを展開する「ここの堕天使は魔法使いですの!?」ネイトが下がる「……なら……私の出番」「ユグちゃんそこは私達ですね」ユグドラシルとアマテラス、ツクヨミ、アンドロメダが前に出る「どうした!女神ども!このシールドにビビッて攻撃できないか!?」「【能力消滅】」ユグが目を赤くさせると同時にシールドが消えてしまった「おい!何をしている!」「分かりませんが……発動しません!」と上から巨大な光が落ちてくる「【フォーリング・サン】」アマテラスが両手を広げている「燃え尽きなさい!」「くそが!!」と堕天使達はそのまま太陽に飲まれ消えていった「だったら……」とただ天使の一人が手を上に挙げるとそのまま暗黒の光が太陽を包んでいく「なっ……もうアマテラスさんの弱点を……」ネイトが暗くなってしまった周りを見る「あら?太陽を消したくらいで女神を止められるとでも?輝きなさい!【ツクヨミ】」とツクヨミの周りに白色の球体が現れる「すべて集え【アンドロメダ】」とアンドロメダの周りに小さな光が無数に集まる「うふふ……私達女神は夜も朝も強い仲間がいるのよ」フレイヤが笑っている「はぁ!」2人の猛攻に堕天使達はどんどん倒され行った。ついでにもう暗闇状態は解除されていた「おいおい女神相手に情けないなあ」別の声に女神たちが険しい顔をした。
「現れたか……」朧月のトーンが下がる「恐らくは幹部と副団長……」マリが呟く「マリ。朧月、ミリ、出番だよ、危なくなったら私も行く」「いいえ、早紀さんに危険なことはさせません!」と3人は指示に従い飛んでいった。




