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35話 3人の歌唱大会


 「さてとそろそろ休憩する?」セラは振り返り2人の顔を見る「結局何も出ないまま歩きっぱなしだもんねぇ……」と3人はセラの出したテントの中に入る。マリは入口から周りの森を見渡す「ほんと何もないねここ」マリは周りを見る「うーん……とりあえずマリ何か歌ってくれない?」「は?」マリはセラの言っていることが良く分からなかった「どうせテントの中だし……」「いやいやいや!私下手ですから!」「じゃあ3人順番に歌う?」セラが収納魔法から変な武器を取り出す「なにその武器?」マリとミリはセラが出した何やら弓と木でできている盾らしきものを覗き込む「これは武器じゃなくてギターなの」「来たー?」「マリ、言い方が違う……きたああ!」「2人とも違うかな……これはギターという楽器でこの……玄って言うのだけど弾いて振動させて音を出すの、演奏してみるから聞いててね」とセラが目を閉じた。


「うーん!すごい良い音色……」「うーん……じゃあマリから」「え!?ちょっと待ってよミリ!少しだけ時間欲しい!」マリは両手を振る「じゃあ寝るまではさすがにまだ時間あるし1時間程歌の為に使ってもいいよ、どんなのが来るのか楽しみ」マリとミリは決心をしたように頷いた。


1時間後


「じゃあマリから!」「はい!聞いてください!『いつまでも平和に』」とマリは目を閉じた。


「いつまでもーこの村がー私の居場所でーありますように♪

そんなこと思って生きていくと、どこかで必ず成功するの、だからー諦めないでー一緒に前に進んで行こうー♪

例え平和じゃなくなってもー大切な人がいなくなってもー1人になってもー必ずまた平和を取り戻すからー絶対大切な人に会うまで待つから、いつまでもーいつまでもー私は望むよー♪

いつまでも平和に、ってねー♪」


「ふう……」マリは息を上げている「良い歌」ミリが目を丸くする「うん!私もいいと思うよ!なんかすごく優しさにあふれた曲だよね!」「次は私かぁ……ではいきます!『みんなと一緒に』」


「私はー1人ずっと孤独だったー♪

そんな私をー助けて守ってくれた女の子たちがいるー♪

明るく楽しく一緒にいられるそんな日々がーずっと続けばいいのにー♪

支配なんてされないー私はもう自由なんだからーこれからもーこんな日々が続きますようにー♪

みんなと一緒にーこれから先も楽しく生きれますようにー♪

最後にもっかい!皆と一緒に……♪

暮らせますように♪」


「良いと思う!2人とも1時間程で曲作れるのすごいと思うよ」「まぁ……良かったんだけど結構……歌詞が重たいねミリ」「そうかな?私はこの3人でずっと一緒にいたいってことを歌にしてみたんだけど」ミリがマリの顔を見る「初めは孤独だったけど3人に出会えて感情が変わったって感じかな?、いい歌だね。さっきの歌い方も後半に連れて元気になっていったことが分かったよ。最後にまた急に落ち着いた歌によって感謝を表しているんだね」「セラさん本当ですか!?はい!そうですね!」ミリの言葉にセラは大きく頷くとミリは今までに見せたことないような笑顔をした「最後はセラさんだね」マリの言葉に2人はセラの顔を見る「仕方ないなぁ……それでは聞いてください『また10年後に』」


「私はもうー長くはーここにいられないけれどーまた会おうねー♪

10年後のあなた達はーどうなっているのだろうーそんなことを考えているとーいつの間にかバイバイー♪

あなた達にー会えてうれしかった、だからーいなくなっても待っていてねー必ず戻ってくるからー♪

記憶が無くなってもーあなた達の事を思い出せなくてもー♪

必ずまた現れるからーあなた達は私を覚えていてねー♪

いつかーまた会いましょうー♪

また10年後にー♪」


「なんかすごい歌」マリが涙を拭いている「でもこれもいい歌」ミリも頷いている「ふう……歌うとやっぱりすっきりするよね……」セラがギターを収納魔法に収める「ところで何で10年後なの?」ミリがセラに聞く「えっと……大体私たちの長い年月って10年後くらいじゃない?」「ということは私が18歳の時の歌ね……」マリが呟く「とりあえず私眠たくなってきた」ミリがあくびをしている「とりあえず寝ますか……あと2日はかかるだろうしね」セラの言葉に3人はまたテントに入りそのまま眠りについた。


「この3人の歌声を生で聞きたい!」と書きながらずっと思っていました(笑)

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