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7話 マリオネットと故郷

マリオネット

「クラリは弱かったです まあ私の捨て駒であり操っただけの話ですからね」


ライル

「お前に聞きたいが、ファングニール国はどうしてあぁなったのだ?」


マリオネット

「ほう マグニファイの事ですか そうですね


マグニファイというのは」


ライル

「俺の故郷を破壊した言葉だ」


マリオネット

「まあ、答えとしては違いますね

マグニファイは更なる進化を促す事です それがマグニファイです」





マグニナンバーズはマグニファイした者達


マリオネット

「そしてマグニファイは何段階進化させていけるのです


そして超越者となる為の行いをしたその時

マグニファイは失敗したのですよ」


ライル

「それであぁなったのか 破壊されたのか」


マリオネット

「そうですよ 失敗したからこそ、大爆発と大破壊が起こったのです

ファングニール国は元々戦闘兵士を作り上げる国です


だからこそ、マグニファイ失敗での大爆発によって武器が転がり

あたかも戦争跡地に思えたのです





ライルは剣をマリオネットへと突き付ける


ライル

「嘘があるな じゃあ何故王はいないのだ

何故、国の偉人達はいなくなっている


あの後、俺は秘密裏に情報を取得し続けた

しかし、国から重要人物だけ去っていった

そしてマリオネットという関係者」


マリオネット

「私が操っていると思っているのですか?

それは半分正解ですが半分間違いですよ」




ライル

「どういう意味だ?」


マリオネット

「あなたはドラゴンと死神の逸話を知っていますか?」


それはアリファ国で見たドラゴンと死神の像で知っていた お告げも聞いていた


ライル

「お告げを聞いたが…?」


マリオネットは笑った


マリオネット

「やはりそう来ましたか…クインツさんもお人が悪い」


ライル

「おい 何故そこでクインツが出るのだ」


マリオネット

「この世の楽園へようこそ」


マリオネットはそれを言う

ライルはその言葉を思い出す

そこにはクインツと幼女ミアナの表情が





ライル

「俺は…一体どこで生まれたのだ…?」


ライルは自分がアリファ国で生まれた人間だと知っている


マリオネット

「もちろんあなたは正真正銘アリファ国で生まれた人間です

しかし、その正体はあなたの魂に備わっている」


ライル

「穢れなき魂の事か?シャークはなれなかったと聞くが」


マリオネット

「そうです 選ばれし者しか扱えないのですよ

私もトランスレイドが使用可能です」


マリオネットはトランスレイドを起動する

ライルは身動きが取れない





ライル

「身動きが取れない…」


マリオネット

「それもそのはずです

私はトランスレイドとマグニファイで進化し続けている訳ですから


高次元の存在 それが私達トランスレイド所持者です」


マリオネット

「あなたの魂によってマグニファイが失敗したのですよ

マグニファイをした時、ファングニール国にいたあなたの魂に同化しようとしたのです


元々使用した人間からマグニファイが収縮させずに外へと暴発しようとしたからです

超圧縮エネルギーの集結こそがマグニファイなのです


そしてあなたの存在はある人間に知られたのです」


ライルはある人間を知っていた


ライル

「クインツか…」


マリオネット

「マグニファイが失敗に終わった失敗作のクインツ それが彼です

そしてクインツは穢れなき魂を育てたのです」


ライル

「クインツの目的はなんだ?目的次第ではあいつを殺す」


ライルにとってファングニール国が全てだ


マリオネット

「戦闘兵士に作りこんだだけあって、根本に戦闘用の精神が込められていますね

マグニファイをするものの目的はですね」


マリオネットがクラリを現象化して、マリオネットを持ち上げさせて遠距離へと遠ざけた

その瞬間、クインツの蜘蛛の糸が襲い掛かっていたのを見る


クインツ

「それはエルドラドへと行く事だ」


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