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29話 ロードの思い

ロード

「良き友であり良き崇拝の出来る戦闘兵士だドライは」


ロードに貰い受けた崇拝によってドライは力を増幅した

そしてドライはその勢いでライルへと攻撃を繰り出していく


ライル

「俺は…いくら攻撃されたとしても…!

俺はミアナを助けてぇよ!」


ロード

「そこまでどうしてお前はミアナにこだわるのだ?

いっその事メタ構築で世界を良質に変えてはどうだ?」


ライルはそれでも挫けなかった




ライル

「俺はミアナの笑顔で救われた そんな気がしていた

そう、そんな気がしていた…

実際ミアナは俺にそこまで何かをしてくれた訳じゃない


でもな、俺はこの片思いの巡り合いが

俺の中で輪廻を繰り広げていた事に気付いたのは最近になっての事だ


俺はミアナが好きだったんだ

それを分かったのは、接点があっても話していなかったけど

それでもミアナに対する思いは、この魂に生存を続けていたんだ」


ライルは魂を強く持った

それによってドライの攻撃にも慣れていった


ロード

「攻撃をされ続けてもダメージが入るどころか

回復しているようにも思える


こいつはまたとてつもない力を秘めたマグニ者であるトランスレイド所持者だな」




ライルは魂に応じている

自分の魂に応じている


それが何よりの強さとなってドライの攻撃を受け止めるのだ


ライル

「時間は待ってくれなかった

おかげでミアナは意識を失った


そう、二度と意識は戻らない

そこで、俺は諦めように見えた

それは幻だったんだ」


ライルは魂射撃でドライへと反撃を試みる

まだ力は弱く、ロードの正義の崇拝には及ばない


ライル

「二度と意識の戻らないその光景

それでも俺はミアナを諦めたくはない

たった一つのその怯えた魂と

たった一つのその震えた熱情が


俺の魂に響き渡っている

今もこれからも!」


ライルの魂射撃は何度も試みられる

しかしそれでもロードの正義の崇拝まで及ばない





ライル

「力なんていらねぇよ

俺はミアナを助けたかった でも無理だった

意識は二度と戻らない


クインツですら恐れた自分を失うというリスク

その忘却性


それを俺はもうどうでもよくなっている」


ライルの正義性をロードは疑問する


ロード

「ではお前は今何のために立ちふさがっているのだ」


ライル

「それはな…魂に聞いてくれ」


ライルの魂射撃がやっとドライへと届きだした

しかしドライの圧倒的な攻撃はいまだに流れ続ける


ライル

「魂の共鳴は必要だったのか…俺にはそんな事分からねぇよ

自動的に育成されていた事すらも分からなかった俺にはそんな難しい事


まるで分らねぇんだ

分かった気でいられるだけだ


分かった気でいるが…まるで分らねぇよ

それが俺の魂の在り方だ」


ライルの攻撃は徐々にだがドライへと攻撃として入る

それでもドライの攻撃の方が有利だ




ライル

「俺が…何か出来るとは思わねぇよ…

けどさ、俺はノリも重要だと思ってる

ライブ感も雰囲気も力の増幅度合いも何でもそうだ


それはイコールで魂に共鳴しているって思えてくる

メタさはどうでもいいんだ…



己の魂ってやつを…俺自身が聞きてぇんだよ!」


その言葉による魂の情熱が自身を動かす

魂射撃はドライにダメージを入れ続ける

ドライも負けていない 攻撃が続く


ライル

「もしもミアナが敵に回るんだったら

世界に上等だ 喧嘩を売れてやるよ


俺はミアナに絶賛片思い中だ 痛いだけの野郎だ

それでも魂にこんだけ滲みあがっていやがるんだ


伏線なんて無かったんだ…今の今まで

それがストーリーにすら入っていなかった…


でもそれでも、俺の魂に敏感に反応しやがる



どこに俺の正義があるかって?

正義なんて俺にはねぇんだ!」


ロードの正義感に疑問が入る


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