26話 元崇拝者とシャーク
~ガーゼス国~
突如現れたマグニ生物によって支配され出していた
鮫魂
「少し前に、戦ってきた者がいたが私に勝つ事など出来んよ」
マグニ生物によって支配されている地区
その遠くで、教祖が居なくなった共鳴宮殿があった
共鳴宮殿の室内は暗かった
そして青い炎はまだ照らされていた
シャーク
「まだ戦えるぞ やるんだ」
教祖が居なくなったのに対して青い炎が照らされ出したのだ
それはシャーク一人からだ
「ドライ? でも違う」
「しかし同じ魂を感じる」
シャーク
「トランスレイドが出てきている?
俺は選ばれなかった魂では無い まだその時では無かったのだ」
そしてシャークは自分本来が崇拝マグニと酷似したマグニだと判明する
シャーク
「止まる事は決してねぇ
何故なら俺の生きざまがあれば崇拝は消えないからだ」
【鮫システムマグニ】
≪自分を崇拝し続ける事で攻撃力が増す能力≫
そしてシャークはそのままホエルゲインへと向かった
ホエルゲイン
「ん?なんだお前 そんな小さな身なりでまた来たのか?」
この間ホエルゲインに倒されたばかりだった
ホエルゲインは鯨を3周りくらい大きくしたほどの大きさだ
だから前回では、尻尾で撃沈されていたのだ
シャーク
「俺は自分の動きが止まったら死ぬと思い込んでいた
動きが止まったら心拍数が上昇し続けるのを感じていたからだ
でもそれは違ったんだ 俺は止まってたら自分の満足感を味わえねぇんだ」
シャークは止まってたら自分の自分への好感度が下がっていく感性を持っていた
だから攻撃が弱くなって肉体も弱くなるのだ
しかし今は違う
ホエルゲイン
「攻撃力が依然より格段に上がっている
お前はこの前までは尻尾で攻撃されて撃沈されたのに
今では俺の攻撃を弾け飛ばしているではないか」
ホエルゲインの尻尾攻撃をシャークは殴って弾き飛ばしていた
ホエルゲイン
「この大きさに対してそれまでの攻撃力…お前はそれ程までに自分を強くみているのか?」
シャーク
「強さね 確かに俺はうぬぼれていた
それをライルという青年が教えてくれた
だから俺は今では自分の魂に込めて自分の良さを引き出そうと考えているんだ
だからトランスレイド出来た」
シャークはトランスレイドを発動する
トランスレイドで、他人の魂を借りることが出来る
共鳴宮殿にいた元崇拝者の魂を借り出す
そしてその魂をシャークと一時的に合体させる
シャーク
「練りこまれた俺の魂に上乗せだ 他人の力と合わせて
これがこの国で生きている者の魂の在り方だ!受け取れ!」
シャークは魂による剣でホエルゲインを攻撃する
ホエルゲインは大きなダメージを受けた
ホエルゲイン
「これがガーゼス国の力か…これが魂 なんて強さなんだ」
シャーク
「教祖がいなくても俺達は生きていく 生きていかなければならないんだ」
そしてシャークに歓声が上がって元崇拝者はシャークを称賛した
それは教祖的ではなくて、仲間的なものだった




