表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/34

17話 崇拝に生きた魂

崩落してライルは崇拝者の一人だった女ファイと話す


ライル

「ほんとうにそうなのか?」


ファイ

「ちがうのです


私はリングランド王に滅ぼされた国から助けられた崇拝者です

崇拝者となる事で誰もがドライに助けられたのです」


ファイ

「崇拝の代償は人生です 魂です

同時に私達は助けられていたのです」


崩壊した共鳴宮殿に皆が来ていた

崇拝者は涙していた




崇拝者はライルへと睨んだ


ライル

「俺のせいではない」


ファイ

「リングランド王が仲間を犠牲にしたのは、

キューシーを殺した際に、リングランドへと感染したのです 恐怖が


その恐怖依存の創造によってキューシーは復活を遂げたのです

だから英雄となる前にリングランド王は仲間を殺したのです



恐怖を逃すためには、更なる恐怖を感じなければなりません

リングランド王にとって仲間を失う恐怖こそが最大の恐怖だったのです

私はリングランド王の仲間の一人の友人でした」


そして友人がリングランド王から仲間の墓で話していた回想が始まる





~リングランド話していた光景の回想~


≪我は世界を変えたかったのだ≫



リングランド王は仲間と共に魔王である創造マグニを打倒した はずだった

しかし、魔王の最後のあがきによってリングランドに対して恐怖依存を施していた


恐怖依存と恐怖に支配された後に魔王に支配されてしまうという

リングランド以外は凱旋後落ち着く事にしていた

しかしリングランドは世界を変えようとしていた



だから、魔王に支配されるくらいならと

恐怖に打ち勝つ為に仲間を突き落とす事を選んだのだ





仲間を崖に呼んだ


リングランド

「どうしてだ…」


そこでは皆が覚悟表情をしていた 笑顔だったのだ


「わかっているよ」

「魔王がいるのだろう」

「魔王が最果てに臨んだのは恐怖だ 恐怖依存しているリングランドを見て気付いた」

「仲間とはいいものだ」


リングランド

「そうだな」


そして崖から突き落として涙を流してそして恐怖から打ち勝って英雄となった


そこからリングランドの横暴な支配がはじまった

かつてなき国々の支配のために


~リングランド話していた光景の回想 終わり~





ファイ

「リングランド王は本気で支配を目論んでいます

しかしそれは、最終的に一つの輪へと望んでいます」


ライル

「だけど、ドライはリングランド王の支配を拒んでいた」


ファイ

「リングランド王にそれがまだあると私は信じているから復讐を止めたのです」


リングランド王が墓で話すまで復讐を考えていたという





崇拝者の一人が話す


「ドライは戦闘兵士の端くれだった

ファングニール国の物資と言えば戦闘狂兵士の売却だ


知っているか?

リングランドはその戦闘狂兵士を掴み取るためにファングニール国を滅ぼしたのだ

俺が戦闘兵士だったから、その情報は間違っていないはずだ」


崇拝者の一人がライルの名前呼んで

ファングニール国出身だと理解させる





ライルはその場を去る事にした

共鳴宮殿で共鳴して涙を流す崇拝者たちには恐怖が微塵も感じられなかったからだ

そこには涙という悲しみの連鎖だけが存在していたからだ




キューシーの前にいく

世界を支配するほどの創造マグニ

恐怖は感じられない 少ない恐怖にも依存するという


その恐怖の依存を高くして存在し続けると言う

かつてのこの世界では恐怖に支配されていた

しかしファングニール国の戦闘狂兵士と英雄たちのおかげで

恐怖が拭われていった


ライル

「やってきたことは正しかったのか?

しかしそれでも俺は世界をみつめなければならない」


キューシーが目指していたのは、恐怖依存対象者のドライだった

そしてそのドライからの全力でキューシーは消滅した





ロード

「母竜を探しているのだろう?

手を貸すぞライル」


キューシーが消滅した場所を踏んでライルの前に立ったのは

正義マグニのロードだった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ