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13話 呪われしアイテム

異空間から戻ったライル

リルリル国では、世界が元に戻っていた


死体はそこに無く

本だけが山積みとなる


ライル

「この国は、世界から隔離されて以来

国を変える為に、クラリ・クード・カルヒナ・マリオネットが何とかしようとした


しかしそれが変わらなかった

メトロが隔離していたが、それは機械神となったメトロがやっていたメタ干渉の行為だった


それもメトロが昔を忘却していたからだ

そしてメトロは反省をして、元凶の部分に対して共同戦線を張る事になった


フェアランという呪われしアイテムを使用した人形マグニ者を俺は倒すだけだ」


暗黒生涯日記を開いてみた

そこは全て空白となったページだけが存在した

洗脳マグニが解除されて、日記も全て空っぽとなった


暗黒生涯日記には著作者が書かれていた

そこにある国へとライルは赴いた





~ロール国~


国中

人形でごった返ししていた

誰に喋ろうとも人形は喋らない 無言だ


ライル

「呪われしアイテムの著作者は確かにいるな

しかし人形になっている…」


人形となっていた

話そうとしてるのだろうが全てジェスチャーだ


ライル

「人形じゃ何やってるかわかんねぇよ」


ライルは人形を投げ飛ばした


フェアラン

「やぁ 楽しんじゃってる?」


フェアランはいきなり現れた





ライル

「いきなりだな

クードの国の暗黒生涯日記の著作者に聞いていたんだ」


フェアラン

「あぁ知ってる 暗黒生涯日記に洗脳されて

最後には道連れで終わった国だろう」


フェアランへと衝撃を繰り出したが避けられる

フェアランはスペルドアを発動した


フェアラン

「呪いの代償をお前にプレゼントしよう!」


フェアランが起動したのは五寸釘と人形に群れた国


フェアラン

「スペルドアによってお前は既に呪われた

そして五寸釘が発動条件 誰に釘を打とうかなぁ

そうだ こいつにしよう」


国中が、人形だ


ライル

「まて 著作者が人形なら

そいつは国の住人だ やめろ」


フェアラン

「呪われしアイテムを使用するには人としての痛みを捨て去る事だ

それがあれば呪われしアイテムを使い放題」


フェアランは人の痛みを忘れていた

人形の右腕に釘を刺した


ライル

「俺の右腕が…!」


ライルは右腕がもがれた事に気付く


フェアラン

「痛み分けという言葉を知ってるかな?

痛み分けがこの人形を通して共有されたという事だ


当然、この住人にも痛みが込められているのだが…」


当然人形は喋らない




フェアラン

「痛など分からないがな」


フェアランは笑った

しかしライルは当然気付いた


ライル

「人形は泣いてるぞ…!」


フェアランが持っていた人形は無口だが涙をこぼしていた


フェアラン

「あはは!本当だ!でもそんなの知らなかったよ!

いや、気付いてた!でもそんな気付きなんて呪われしアイテムを使用したい人にとっては邪魔だったんだ


だからそんな心の神経は無くした ははは!」


フェアランは狂っていた


ライル

「動物だろうと涙だけは流す その涙をお前は蔑ろにした

俺はそれを許さないぞ」


ライルは右腕損傷していたが気合で何とかカバーする


ライル

「気合で乗り切る!」


フェアラン

「まさか聞いていたが…神経痛を研ぎ覚ましたってやつか?

研ぎ覚ましていく能力 それがライルの能力 厄介な能力だよ」


フェアランは人形を投げ飛ばした


フェアラン

「ほら お前にくれてやるさ」


一度人形を使うと次は使えない





フェアラン

「痛み分け=1回分

そいつはもう使えないただの用済みモルモットさ」


フェアランは次の人形を探した


ライル

「人形を使われるとなると、攻撃しなければそれを回避出来ないが

住人を巻き込む事となる」


ライルは著作者人形がジェスチャーを始めていたのを見る

暗黒生涯日記を使用しろという仕草


ライル

「暗黒生涯日記の条件が分からんが

俺が使用しても問題ないのか?」


著作者人形が頷くのでライルは暗黒生涯日記へと書き込もうとする

するとライルはいきなり筆の執筆が勝手に起動した


ライル

「これは、勝手に俺の筆が執筆していく」


この時に気付いた

クラリもきっと暗黒生涯日記へと手を伸ばして筆を書き込んでしまったであろう事を


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