12話 契約石
地上へと落下する瞬間
カルヒナは発狂状態となって
森林を狩って
森林をバウンド替わりにしてダメージを防いだ
ライル
「お前の能力便利だな」
カルヒナ
「私の能力は狩る能力
狩れる対象で形状を変化させられる
狩れる人間ならゼリー状にも出来るぞ」
ライル
「いやぁ…そういうのは遠慮したいです」
メトロ
「この世界のメタを破壊したか
しかし君達に契約石を見つけられるかな?」
異空間からメトロは現れた
ライル
「契約石?」
カルヒナ
「ロゼッタストーンはこの異空間を契約する石
その石板に込められた紋章契約によって、異空間で世界が成り立つ仕組み」
メトロ
「どうやって私の異空間マグニを知ったのですか?
誰にも知らされていないはずです」
カルヒナ
「やっぱりあなた、自分が作られた機械仕掛けだという意識は無いのか」
メトロ
「私が?はは、何を言うのですか
私は機械神であり、上位的存在ですよ 作られたわけないじゃないですか」
カルヒナ
「ギア博士を知っているか?」
メトロ
「ギア博士?リングランド国に技術を提供している研究所の博士ですよね?それが何かあるのですか」
カルヒナ
「お前は機械生命体と一緒で製造された機械生命体だ馬鹿野郎」
メトロ
「私は機械神ですよ 人間の魂が植え付けられた機械の心臓を持ったトランスレイド所持者です」
カルヒナ
「何故クインツがマグニファイを失敗したか根本的な原因を知っているよな?
リングランド王は技術をひた隠しにしていた
マグニファイを成功させる技術があったのに隠していたのだよ
だからクインツは失敗するべく失敗した」
メトロ
「リングランド王は偽物の王ですからね 仕方がありませんよ」
リングランド王は偽物の王
偽物の英雄のまま王となった男だ
メトロ
「リングランド王は自らの偽物の英雄となった理由を糧に
罪滅ぼしのようにあの国で君臨している
だからこそ、クインツのマグニファイは失敗させたかったのでしょう?」
ライル
「さらなる強さを求めたクインツの失敗を阻止したのか
一体奴らは何がしたいのだ?」
カルヒナ
「クインツの手を止める術を皆が探しているのだ
マグニナンバーズにでもその手の輩はいただろう?」
マリオネットやクードを思い浮かべる
ライル
「確かにな」
メトロ
「そのギア研究所で製造されたという根拠は?」
カルヒナ
「製造番号があるぞ
製造番号は メトロポリス タイプ0-0997
お前は998番目にして成功して
そしてギア博士が機械生命体として製造する事を中止した危険因子なのだよ」
メトロは思い出した
メトロは機械神である前の事を
メトロ
「私は異空間の開拓を命じられていた
私は他の製造番号よりも型が新しくて
それは優秀な番号だった
異空間での開拓を交えていくうちに
私は私を無くしてしまったのだな」
ライル
「何を無くしたのだ?」
カルヒナ
「元の人間の魂をだよ
機械生命体とは、人間の魂を元にする
その元の魂をメトロは忘却したのだ
異空間の開拓をしていく内にな
ギア博士はそれを知ったのだろう
今は製造番号0000であるエリスだけが存在している
だが、ギア博士にエリスは生きるのを認められたわけでは無い
偶然廃棄処分として捨てられていたエリスが生きていたというだけだ
生存できる制限時間もあるんだよ」
メトロ
「機械生命体の初期番号は実験生命体だったからな
制限時間が存在する
それだけ誓約のある状態だから、攻撃力もあるが
制限時間を消費する事になる
消耗されれば二度と戻らない
生命が摩耗されていくんだ 初期番号の機械生命体は」
ライル
「メトロは違うのか?」
メトロ
「私は機械生命体である完成品に近いからな
異空間の開拓によってその摩耗を上書きする事が出来る
摩耗されるのを上書きしていき強化していくのだ」
そしてメトロは異空間での開拓による強化で機械神となり
機械生命体である自分の製造番号を忘却していた
カルヒナ
「メトロは記憶を思い出しても戦うのか?」
メトロ
「そうだな ギア博士は私を捨て去っただろう
しかし、私は恨んでなどいない
異空間の開拓は私の存在目的そのものだからな
元の魂がどんな半生を抱き、どんな目的があったのかはわからないが
今はこの機械生命体となれて感謝しているくらいだ」
カルヒナ
「ライルはどうするんだ?
クードの仇をとりたいのではないのか?」
ライルは悩んだ
クードがずっと隔離されていた事を考えれば
ライル
「暗黒生涯日記にいたあいつの為にも…」
メトロ
「洗脳マグニのあれは
呪われしアイテムだよ」
呪われしアイテムを使用した結果だ
暗黒生涯日記は呪われしアイテムの一つだ
カルヒナ
「呪われたアイテムを使うのって
人形マグニのフェアランじゃないのか?」
ライル
「どうやら俺の仇討というのはメトロでは無いようだな
本当の敵ってやつを俺は倒したいんだ」
メトロ
「そうか あらかた話は終わったな
だとしたら私は契約石との対話に入る
世界の構築を変更する」
メトロは契約石と対話した
すると世界からホールが生まれて
そこから出られることになる
カルヒナ
「私は後からいくよ」
ライル
「そうか じゃあな」
ライルはそのままホールへといき出て行った
メトロ
「どうして残ったのだ?」
カルヒナ
「契約石の情報も知っているぞ
契約石は呪われしアイテムだろ?
呪われしアイテムを使った者は呪われる
その呪いの代償を考えれば私が生存する方が良い」
メトロ
「契約石の呪いの代償は人格を殺す事だぞ
死ぬと同義なのだぞ?」
カルヒナ
「私には人格が二つある
発狂状態の私がいけばいいのだ」
発狂状態のカルヒナが契約石との対話を始める
しかし壊されたのは静寂状態の方だった
カルヒナ
「何故だ?」
カルヒナは静寂状態の本当のカルヒナから伝言を貰った
あなたの方が私を活かせる と
それは即ち、世界を頼んだという事だった
カルヒナ
「メトロ 私達は協力し合うべきなのだろうな」
メトロ
「あぁ そうだな
まずはリングランド国に行って、事の真相を確かめに行こう」




