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すろら!!  作者: 的菜何華
四日目~不壊城編~
62/72

第六ラウンド~コミュ力ってどこで売ってますか?~

さて、俺のターンだ。


……。

…………。

……アーサーに謝った方が良いんだろうか?

いや、あれはあくまでもエリオットを沈めるための方策であってアーサーのHPが削れたのは副産物というか。

いや、狙わなかった訳じゃねえけど!!


だって、アーサーHP20まるまる残ってたし!!

タイミング的にガードも出来ないだろうし!!


ここで狙わないものただのバカだし――狙わないと多分俺が沈むし。


けど、裏切ったのは裏切ったわけだし――謝った方がいいのだろうか?


……コミュ力! お客様の中にコミュ力をお持ちの方はいらっしゃいませんか!?


「……アヤマロウとかバカなコトカンガエテルじゃないダロウナ?」


不敵な笑みと共にアーサーが言った。


「現状、イチバン有利なのはオレダゾ?」

「……そいつはどうだろうね?」

「……ナニ?」


ちらりと。

モーリスの方を見る。


「……キサマ、マサカ!?」

「さあ、どうだろうね?」


とか、それらしくやってはいるけど。

ぶっちゃけノープランなのは秘密だ。

SEなんてそんなもんだ。……全国のSEの皆様すいません。


「ま、とりあえず、ワンドロー」


ダイヤの3。

さて、どうするかね?

んー、ここで使うか。


「ダイヤの3をユニットに。トラップを二枚配置。そして――手札を全て破棄してジョーカーを使用するぜ」


残りの手札三枚を破棄。ジョーカーの効果で五枚ドロー。

クラブとスペードのジャック、ハートの8と3、スペードの6。

……まずまずって所か?


まあ、ここでのジョーカーの使用は手札の交換というよりジョーカーを墓地に戻すのが目的だからいいっちゃいい。

デッキが少ないときのジョーカーはお荷物以外の何物でもないからな。

デッキに余裕がある時に使っておくに限る。


さて。

ここからがーー問題なわけだが。

手札考えたら誰か攻撃したい訳なんだが――どっちにするか。


アーサーを削るか――モーリスを倒すか。

残りHPは俺が13、モーリスが4、アーサーが14。


俺のユニットが2、2、3だからモーリスは倒せそうな気がする。

ただ、手札もトラップも多いんだよなモーリス。

削れるだけ削るって考えもあるが……うーん。


「――ユニット2、2、3でモーリスを攻撃」

「ダイヤの4とクラブの4使用。2だけ受けましょう」

「ういー、で、三枚ドロー」


で、引いたのは――スペードの7、クラブの3、そして――ジョーカー。


…………………戻って来やがったよ。


いや、墓地のカードがデッキに戻ってない以上これはエリオットが持っていたジョーカーなのだろうが……。

無理してジョーカー使ったばっかなのに……おいおいどうすんだよ。


「えー……………ターンエンド」

「ふむ……んー」


モーリスは考え込む。


「どうやら……我輩ここまでのようですなあ」


……。

まあ、HP2だからな。

ここから逆転するのは難しい。


「しかして、我輩には3枚のエースがある……。我輩に攻撃された方がかなり不利になるとみました」


…………。

そのとおりだよ畜生!!

マジックもトラップも使えない3点攻撃だと!?

考えてみりゃとんでもねえキングメーカーだよ!!


「ならば――やることは決まってますな」


モーリスはデッキに手をかける。


「赤ならアーサー、黒ならマサムネ。恨みっこなし、ですぞ」


そして引かれたカードは――スペードの4。


「そして謝っておきましょう――我輩ここでユニットを一枚配置するんですなあ」


にんまりと――モーリスが笑う。

置かれたユニットはーースペードのエース。


トラップもマジックもきかない四点攻撃――!!


「さて四枚のエースとスペードの2でマサムネ殿を攻撃――しかる後にダイヤのクイーンでアーサー殿を攻撃ですぞ」

「……………2にだけダイヤの7を使用!!」

「ハートのキングをシヨウ。ワンドロー」


これで――俺のHPが9、アーサーのHPが15。

一気に俺が不利になった。


「さて、我輩は5枚ドローですな」


うおお……とんでもない鬼ドローだ。

てか、このヤロウしれっとアーサーを回復しやがって……!


「この期に及んで悪足掻きもないでしょう。ターンエンドで」

「オレのターン。ドロー……トラップを2枚ハイチしてターンエンド」


そしてアーサーとことん引き悪いな!!

もう大惨事だよ!!


そんな感じで――第六ラウンド終了

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