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春に現れた天使様  作者: 波浪


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9/11

第九話 急変

僕と彼女は付き合い始めて5ヶ月経った。遂に季節は秋となった。

でも、彼女の余命がどんどん近づいてきていた。

そして、今日も彼女の元へ足を運んだ。

エリナ「最近、体調が悪いね」

健「そうなの?大丈夫?」

エリナ「大丈夫なら病院になんて居ないよ」

健「確かに」

エリナ「私、これからどうなっちゃうのかな?」

エリナ「いつ死んでもおかしくないのに」

健「そんな事言うなよ、悲しくなるだろ」

エリナ「でも、私は死ぬ運命これは覆せないよ?」

エリナからまた涙がポロリと流れた

エリナ「もう辛いよ・・・、苦しいよ」

エリナ「嗚咽感がいつもあるし、髪も無くなって、しかも歩くことも出来なくなってるし」

エリナ「私、何の為に生まれてきたの?」

エリナの問いに答えることが出来なかった。彼氏として最低だ。

健「エリナは俺は・・・」

エリナ「うっ・・」

健「エリナ?エリナ!!」

エリナは意識不明になり、またICUへ

健「俺は・・・何もエリナにしてあげることが出来ない・・・」

トワノ「僕もだよ」

健「トワノさん!?」

トワノ「僕も君と一緒でエリナに何も出来やしない、不甲斐ない父親だよ」

健「俺、どうしたらいいんですかね?」

トワノ「じゃあ、一つ頼まれてくれないか?」

健「何ですか?」

トワノ「もうエリナと別れてくれないか?」

健「えっ」

トワノ「エリナの辛い姿を君に見せたくない・・・・」

トワノさんも泣き始めた

トワノ「頼む、もう彼女を苦しめないでくれないか?」

健「僕は、エリナの彼氏だ。別れるつもりはありません」

健「あと、エリナと約束しましたし、彼女以外の女と付き合うことはないって」

トワノ「君は一途だな」

健「今日は一旦帰ります」

トワノ「わかった」

俺は、何も出来なかった。医者でもないし、僕は彼女の問いにも答えられなかった。

あれ?悲しくないのに涙が出てきた。

健「ほんとは僕も辛かったんだよね」

うっうっうっうっ

こんなに泣いたのはいつぶりだろう?記憶喪失の僕にはわからない。

こんなすぐに急変するとは思えなかった。


そして、ICUに入って1ヶ月経ち気づけば初冬になっていた。

健「さみぃ」

悠木「もう冬だからな、エリナちゃん大丈夫か?」

健「ICUに入っていて意識はあるみたいだけどまだ入れない」

悠木「そうか、それは辛いよな」

健「何も出来ないのはもう嫌なんだ」

健「そんな俺が大嫌いだ」

悠木「そんなこと言ったらエリナちゃん悲しむよ」

健「俺はどうしたらいいんだ」

悠木「まだわかんないのかよ!!」

健「えっ」

悠木「エリナちゃんは健がそばにいてくれればいいんだよ、今はそれだけでいいんだよ」

健「俺ってほんとばかだ」

健「悪い!!先生に体調悪いから帰ったって伝えといて!!」

悠木「うん、良い青春だ」

はぁはぁはぁはぁ

病院に着き彼女のICUへ

健「エリナ・・・」

先生「うん?君がエリナちゃんの彼氏さんかい?」

健「初めまして、岩永 健と申します」

先生「健くんね、今エリナちゃんは一番危険な状態なんだ」

先生「クリスマスまで生きるかどうか・・・」

健「えっ」

先生「僕らも全力を尽くすが、尽くしたとしてもクリスマスが限界だと考えている」

クリスマス・・・・僕の頭は付いていかなかった。

僕は、どうしたらいいんだろうか?

僕は涙を流した。

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