第七話 エリナの家で
僕は、乗り気ではなかったが、彼女の家に行くことになった。
トワノ「エリナ、何故こんな奴を家に招くんだ」
エリナ「いいでしょ、私が決めたことよ」
また、言い争ってるし、大丈夫かな?
エリナ「そろそろ着くけどびっくりしないでね」
健「?」
健「これって、古民家?リフォームしたのか」
エリナ「そうなの、私昔から古民家に住みたくて」
健「じゃあ、子供の頃に住めばよかったのでは?」
エリナ「子供の頃はお父さんが住みたい場所があったから」
健「それで、田園調布に越してきたと」
エリナ「何で田園調布に住みたかったのかもわからずじまい」
トワノ「それは秘密だ」
エリナ「こればっかりなのよ」
健「なるほど」
エリナ「さぁ、入って入って」
健「お邪魔します」
古民家にしてはデカいなもしかしてエリナって社長令嬢だったりして
健「もしかしてエリナって社長令嬢だったりして」
エリナ「えっ、社長令嬢よ」
健「えっ、まじ・・・」
トワノ「僕は、ベンチャー企業の社長でね、凄いだろ!!」
健「トワノさんが社長なのが不安です。早く社長やめた方がぁぁイタタタっ!!」
トワノサンが両手で力強く頭をグリグリした。
トワノ「許さん!!なんてこと言うんだ君は!!」
健「だって、トワノさんの知能じゃ倒産しかねないと思ってアイタタタタっ」
トワノ「もう一回行ってみろ次は頭をカチわるドゥわはぁぁぁ」
エリナは自分のお父様に顔面に膝キックをお見舞いした。
エリナ「さて、健もう時間遅いし泊まっていきなさい」
健「えっ、悪いよ、俺一人で帰れるし」
エリナ「私のご好意を粗末にする訳?」
凄い形相でこちらを見てくる
健「わかったよ、今日は泊まるよ」
エリナ「懸命な判断ね」
トワノ「エリナこいつを泊めるとは一言も聞いてない、うわぁぁぁぁぁ」
ドガン!!グーパンチで顔を殴った。
急に決まったお泊まり、どうなっちまうん・・・・
バタン!!
健「エリナ?エリナ!!」
エリナは急にまた倒れた
エリナ「大丈夫、今日は疲れただけ」
トワノ「大丈夫か、救急車呼ぶか?」
エリナ「大丈夫、どうせ明日には戻るし」
エリナ「お父さん、私のベッドまで運んでくれる?」
トワノ「わかった」
健「じゃあ、お大事にね」
エリナ「あら、あなたも私の部屋に来るのよ」
ですよね〜
バタンっ!!
エリナはベッドに寝転んだ。
健「この写真に写ってるのって俺とエリナか?」
エリナ「そうよ、私とあなた」
健「それより体調はほんとに大丈夫か?」
エリナ「それよりではないわ!!この写真は大事なものなの」
健「ご、ごめん」
エリナ「そしてあなたには今日伝えなきゃいけないことがあるの」
健「えっ」
エリナ「実はね余命が1ヶ月短くなったの、生きれてもクリスマスくらいなんだって」
ツーっ
ロシアンブルーの彼女目から涙が溢れた。
エリナ「生きれても、クリスマスまでだなんて、私悪いことした!?私は健と結婚して、子供作って幸せな家庭を築きたいだけなのに・・・・」
うっうっうっ
彼女の本気の叫びが僕には何も言えなかった。
でも、僕は彼女を抱きしめた。
エリナ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
僕は、抱きしめることしか出来なかった。
そんなことしか出来ない自分に情けなかった。
そして、彼女は泣き疲れたのかそのまま寝てしまった。
トワノ「健くん、ちょっと話いいかな?」
健「はい」
そして二人でリビングへと向かった。
トワノ「健くん君には伝えなきゃならないことがある」
健「伝えなきゃならないこと?」
トワノ「さっきエリナはクリスマスまでと言ってたけど実はそれは嘘だ」
健「嘘ってどういう・・・」
トワノ「エリナはもういつ死んでもおかしくない」
健「えっ」
あまりにもびっくりしすぎて頭が回らない
いつ死んでもおかしくない・・・僕はどうしたらいいのかわからなかった。




