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奇跡の胎動  作者: めい
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1-5


白石真理子は、いつものように静かな休憩室で佐藤に事情を話した。


「先月から離島で診療している患者さんが妊娠しているんですが、性交渉の経験がないと言うんです。検査も正確で…どう考えても医学的には説明がつかないんです」


佐藤は一瞬、眉をひそめたが、やがて苦笑いを浮かべて言った。


「それって、もしかして誰かにからかわれてるんじゃないか?」


白石は驚いた顔で見返す。


「そんなことはないと思います。彼女は真剣ですし、検査結果も間違いありません」


佐藤は腕を組みながら軽く肩をすくめた。


「まあ、医学の世界でも不可解なことはあるけど、現実には起こりにくい話だよ。何かの誤解かもしれないな」


白石は心の中で静かにため息をついた。



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