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日差しが柔らかく差し込む公園のベンチに並んで座る美咲と健太。
二人の間には、言葉にしなくても伝わる安心感があった。
健太は少し緊張した面持ちで、美咲の手をそっと握る。
「美咲、ずっと君のそばにいたいって思ってる。いろんなことがあったけど、君と一緒なら乗り越えられる気がするんだ」
美咲は微笑みながら、健太の目をじっと見つめる。
「私も同じ気持ち。あなたとなら未来を歩いていきたい。怖いこともあるけど、一緒なら怖くない」
健太は深く息を吸い込み、少し声を震わせながら言った。
「ありがとう。君がいてくれて本当に助かってる。君の支えがなかったら、僕は今ここに立てていないと思う」
美咲は優しく微笑み返し、健太の手を強く握った。
「そんなことないよ。私もあなたといることで強くなれる。これからも一緒に頑張ろうね」
しばらくの沈黙の後、健太が小さな声で続けた。
「結婚、考えないか? 君と家族になりたい」
美咲は驚いたように目を見開いたが、すぐに優しく頷いた。
「うん、考えてる。あなたとなら幸せになれるって信じてる」
二人の間に、未来への希望がふわりと広がった。
けれど、健太の胸の中にはまだ不安もあった。
「僕たちには…いろんな壁がある。家族や世間の反応もあるだろう。だけど、君となら乗り越えたい」
美咲はその言葉をそっと抱きしめるように聞き、決意を込めて答えた。
「どんなことがあっても、私たち二人でなら大丈夫。あなたと一緒に未来をつくりたい」
そうして、二人はこれから始まる人生を共に歩む覚悟を胸に、手を固く握り合った。




