表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死んだリンダ   作者: いうえあお
1/1

戻りますか?

素人ですので!笑



ブーブー

2090年、都会の端っこの5階建てのマンションの部屋で携帯の着信音が響いていたその着信はその部屋に人がいるにも関わらず

誰も出ることは無かった


ガチャ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「お隣のカズおじいちゃん亡くなったてよ」

「あら本当に」

「そう、昨日様子がおかしいと思って電話した友達が見つけたみたい、載せる車も音はせずに来てたは」

「お友達いたのね、いつの友達かしら」

「さぁね、どこにも行ってる姿なんて見たことがないわ

きっと昔の学友ってやつよ」


「学友か、確かに勉強だけはやってそうな人」

「でもおじいちゃんなんてみんな頭良さそうな顔してる」

「そうよね、 あら奥さん聞いたちょっと来て」


雨が降りそうな天気の中一人のおじさんがこの町で亡くなったが

次の日にはその話は風のように儚くきえて行った




カラン コン


プルルルル


「こんにちは町田リヒさん」

「おや田中さん、どうかされたんですか」

「はい、そのですね 」

「実は、先日 友人とやらの川田 きひとさんがお亡くなりになられたと」

「なんだと、それはまじか」

「はい」

「そうか、わかった報告ありがとう あそれといつも介護ご苦労 」

「はい」



町田リヒは何十年も見ていない電話リストを見つめ昔の友達に伝えることにした

プルルルル

「あ、ヨウスケか久しぶりだな」

(現在この電話は使われておりません)

「あ、けんと」

(現在この電話は使われておりません)


それから数人ほどに電話をしたが誰一人出なかった

しかし、出ないのは当たり前である

それはもうみんなが死んでいるからである、町田リヒはみんなが死ぬたびに同じことを繰り返していた

涙がポロポロとおちてくるがそれを止める人ももう居なかった


そっと いつの日か買っていた紐に手を持っていく

やり方は動画で毎日のように見ていた


「こんな感じかな」

「あとは椅子だ」



町田リヒは半世紀ほと使ってない古いデザインの木目の低い椅子を持ってきた




「なんかホコリ被ってるな」

「ふっ」

息を吹き替けたとき誇りで気づかなかった文字が出てきて、なにかが書いてあることがわかった


「んー、吉田 りん」


記憶中にそんな人はいるのはわかったが

もう何年も聞かない名前だ

と思ったのかそのままそこに白い足を置いた



「よっこらせ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



2080年 いつかは若々しく恋をしていたであろうおじいさんが亡くなった



「あのー、どこ見てんすか」

「どこって」

「こっちみて」

「うわ誰だお前ここどこだよ」


「ここは、もうすぐ死に行くとこです」


「変な頭の中だ」



「頭の中ではございません あなたはもう自分の頭を持っていません 魂だけがココにあると思ってください」


椅子に座る20歳前後の容姿をした、それは椅子に座り、説明をしはじめる


「でわ、私はあなたの走馬灯を担当させていただきます」

「は?」

「走馬灯ですよ、ほら昔君もハイライト動画作ってたでしょう

スマホが流行った時期だから君が10代後半」


「あー、」


「まだわかんないようだな兄さん」


「兄さん?俺はもうすぐ90だぞ」


「んー、あちょっとまってて」

それは、椅子から出て奥の暗い方へ歩いていったため

周りをリヒは探索し始めた、それが座ってた椅子に座ろうとしたが

フォンっと消えて 目の前にフォンと現れた、なんだよこれ

と座るまで何度もやり直した

その時ふと気づいた

ーー あれ疲れないな

手に目をやると、懐かしい若々しい手が見えてくる

何故かその手は濡れていた


「兄さん何泣いてるのほら」と言いそれは鏡のようなものを見せてきた

「何だこのイケメンは」

「兄さんだよ、自分でイケメンってウケる」

リヒは自分の顔を手で下げたりあげたりする

「そんなするとイケメンが台無しですよ、魂は自分が1番良かった時期に化けるの」

リヒはそれの話も聞かず、鏡の中の自分の目を見ていた

目のかは青く輝いており 普通の鏡ではないことに気づいた

「どうせもう、天国なんだろ」

それはちょっとかしこまり困った顔をした

「あそのことなんですか、兄さんさ戻らない?」

リヒは は?と60代半ばで覚えた 訳の分からない顔をした


「いや実は、約100年に1度だけ人を戻りたい時代に戻せるの

「約?」

「うん本当は80年しか経ってないけどそこんとは甘いの

条件として、学生時代の走馬灯作るのに3時間以上かかっちゃう人だけね」


「3時間?」


それは頭を傾げ、条件を思い出す

「そう、3時間 !ニートとか戻しても意味無いでしょ

それと確か、恋してた人」

「はぁ」

「それに兄さん孤独にしんで可哀想だし」

「可哀想か」


「で、戻りますか」


「まぁ戻ろう」

「いつのじだいがいい」

リヒは考え始めた、いつだったか まだそれは自分が学校のというものに所属してた時 今も思い出すだけで なにかを思い出す

でもこの心残りがなにか分からない


「俺が15高校のときでちなみに、俺はいつここに戻ってくるんだ」


「それはあなたが死んだ時、そんときは戻れないからね」


「でわ、行ってらっしゃいちなみ何月に戻せるかは僕そこまで今日じゃないなからね」

「はいよ」


どうなるんやろな

80年後

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ