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報告書 Ⅱ
報告書Ⅱ
生命体01に関して報告する。本生命体の摂食行動に関してだが、不明のままである。植物や肉類、また小さな節足動物などを与えてみたものの、反応はなく変わった行動は見られなかった。地球上に存在するものでは接触は不可能なのではないかという仮説と同時に、食物を摂取する機関がないことから摂食行動をしないのではないかという仮説も考えられた。
次回の実験では、言語的コミュニケーションが図れないことから、他の動物との交流実験を行う予定である。その際、本生命体に対し動物たちが必要以上の接触(食べる・交尾する)が行われないよう、本生命体の保護体制は万全にし、実験を行う。
なお、本生命体と酷似した生命体02が日本国外の衛星探査機で発見された。今後、01と02で交流実験を行う可能性がある。
研究責任者 花月信二