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読んでもらうための短編・エッセイ集

創作方法メモ 個人的な物語の構成方法について

作者: イーサーク


創作における個人的な構成方法について書きます。

素人考えですが、自分で勝手に「339(さざんく)構成」と名付けてます。


その構成の方法ですが、まず三つの構成を用意します。序破急、三幕構成と同じです。

ここでは下記のようになります。


1:始まり

2:変化

3:終わり


また


1:日常

2:事件

3:結末


もしくは


1:現状 ⇒ 2:変化 ⇒ 3:結果


とか


1:障害 ⇒ 2:逆転 ⇒ 3:勝利


にもできますね。


次に、この三つをどうするかというと、さらに三つ掛けて、3✕3=9と、九つにわけるのです。

そうすると、物語の流れが以下のようになります。


1:始まりの始まり(日常・現状)

2:始まりの変化(事件・きっかけ)

3:始まりの終わり(危機・新たな一歩)

4:変化の始まり(試練が続く・新たな日常の始まり)

5:変化の変化(チャンス・成長)

6:変化の終わり(逆転へ・幸福)

7:終わりの始まり(決戦の始まり)

8;終わりの変化(最終決戦・クライマックス)

9:終わりの終わり(ラスト・エンディング)


これに当てはめて物語の構成をまとめやすくして、ストーリーの流れを考えます。

長編全体の流れ、短編の簡易なプロット、ワンシーン、一度の会話や戦闘の流れにも使えます。


例として桃太郎だと


1:おじいさんとおばあさんが〜

2;川から桃がどんぶらこどんぶらこ

3:桃から桃太郎が〜

4:鬼退治へ〜犬猿雉と出会う

5:きびだんご

6:犬猿雉が家来になる

7:鬼ヶ島へ

8:鬼退治

9:宝物を持って〜めでたしめでたし


恋愛ものだと


1:日常

2:出会い・馴れ初め

3:恋の始まり

4:ドキドキするようになる

5:さらなるラブラブ展開

6:急接近

7:事件(もう会えないかも)・決意(会いに行く)

8:告白

9:結末


ミステリだと


1:日常

2:事件発生

3:捜査開始・現場検証

4:捜査中

5:手がかり発見・新たな事件

6:新たな事実・真実へ

7:最後の事件

8:真相・犯人はお前だ

9:解決・その後


最近のなろうの流行りだとこうなるでしょうか。


1:現状・今の日常

2:追放

3:放浪

4:新たな出会い

5:チート化・最強化

6:再出発・俺TUEEE

7:なりあがり・仲間との再会

8:皆からチヤホヤ・ざまあ

9:サイコー・スッキリ


いつも自分はこれを使ってます。アイディアや物語の流れをノートやメモ帳に書いていきます。なぜか4と5の部分を考えるのが一番時間がかかります。


初めはつまらなかったり、構成が汚かったりします。それでも何度か書き直します。そうして繰り返していくと、頭の中やノートの中でアイディアや構成がまとまっていって、だんだんときれいでいいものになっていきます。


使うのは、手書きのノート、パソコンのメモ帳どちらでもいいです。個人的に手書きだとアイディアが出しやすく、パソコンだと形になって整理しやすいと思います。


以上です。もしよろしければご参考にしてください。

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