GO
掲載日:2020/06/20
「ねえジエラ」
「何だいピエラ」
「今日こそ大人たちが禁じている地上へ行ってみない?」
「駄目だよ、ピエラ。そんなことしたら大人たちが言うように存在が消えてしまうよ」
「そんな馬鹿な話があるわけないじゃない。きっと大丈夫よ、それに広場で遊ぶのも飽きちゃったのよね」
「僕は別に……ピエラがいれば……それで……」
「ん、なあに?」
「な、何でもない」
「でもさ、地上ってどんなところなのかしら」
「大人たちが言うように何もないんじゃないかな?」
「でも何もなかったら硬くないに禁じたりしないと思うのよね」
「ほら光が零れている、この扉の向こうが地上ね」
「ビエラもうやめにしない?」
「いいじゃないちょっとだけ」
地上に満ち溢れる光を浴びた二人は灰になってしまった。




