2:決行の日 その1
ついにその日が来た。
俺はいつものようにベッドから起きると、押し被さって寝ている素っ裸のファミとセイルを掴み上げ、ベッドに放り投げる。まったく、いつの間に潜り込んできたんだか。
桶に汲んであった水で顔を洗い、服を着ると、宿のサービスで朝食を頼む。ああ、王都の高い宿はいいな。
運ばれてきた食事をテーブルに並べたところで、ベッドに向かう。
「とっとと起きろ」
「ふにゃ~、ジェイくんの熱いキスがないと起きられにゃいよー」
「ジェイトが情熱的に抱きしめてくれたら起きる」
「全身が熱くなる百叩きとどっちがいい?」
「遠慮するよー」
「そっちの趣味ない」
跳び上がって起きた素っ裸のふたりにシーツをかぶせ、食事にかかる。
「式は正午だっていうから、その前に最後の仕込みをしないとな」
「しふぉみっふぇ?」
「だから食ってからしゃべれ」
「ボクとファミの位置?」
「そういうこと」
「」
「大事な役だからな」
「とどめはジェイトだから」
「そうだな。主役を食ってやらないと」
「ジェイト、協会で姦淫はダメ」
「その食うじゃねー!」
俺は口いっぱいに頬張ったパンを吹き出しそうになりながら声を上げた。




