なろうの"現在"を画像にしてみた―ワードクラウドで見るジャンル別の傾向となろうの流行状況【2019年5月版】
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日々多くの作品が投稿される小説家になろう。
あまりにも作品が多いため、なろうの全体を把握することは容易ではありません。
なろうの全体を把握する方法としては作品が持つ様々な”数値”によって情報を抽象化することで全体の傾向を見るという方法が一般的ですが、なろう作品の本質は『文章』であり、
数値化による要約は、もとの『文章』から数値化される際に抜け落ちてしまう情報も多いというデメリットがあります。
そこで今回は、あえて数値化ではなく、そのまま目に見える形でなろうの”現在”を『画像化』してみたいと思います。
◇総合ランキングの現在
考察:
総合ランキングでは『連載版』というキーワードが強いみたいです。
やはり連載版は短編で一度ウケた内容をもとにしている作品が多いことから、ランキングにも載りやすいと言えるのかもしれません。
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◇ジャンル別ランキング
□ 異世界〔恋愛〕
『どうも』『連載版』
ここでも『連載版』の強さが目立ちます。
異世界〔恋愛〕ジャンルでは短編が連載化することが多いのかもしません。
□ 現実世界〔恋愛〕
ここでは文字がぎっしり詰まっている様に見えます。
タイトルに使っている用語に被りがあれば、より多く目立つ様になっているので、現実世界〔恋愛〕ではあまりタイトル被りする作品が少ないのかもしれません。
□ ハイファンタジー
なろうと言えば『ハイファンタジー』ジャンル。
魔法! スキル! ポーション! などなど、なろうで主流の中世ヨーロッパ風異世界な雰囲気が伺えます。
□ ローファンタジー
『ローファンダジー』ではやたらとお金関連の用語が頻出みたいです。
お金は誰もが欲しがるものだからでしょうか。
□ 純文学〔文芸〕
『純文学』は個々の作品の個性が光っている気がします。
これを見るとムムっと、読みたくなるタイトルも意外と多いように感じます。
□ ヒューマンドラマ〔文芸〕
ヒューマンドラマも多種多様。
特徴としては、他のジャンルでも通用しそうな用語も多いということでしょうか。
ヒューマンドラマは舞台が自由に設定できるのでその点便利なのかもしれません。
□ 歴史〔文芸〕
『歴史』ジャンルでは戦国時代モノが多いようです。
やはり戦国時代は一番人気みたいです。
あとやはり『信長』に関係するものが多いようです。
□ 推理〔文芸〕
ニャー
□ ホラー〔文芸〕
すごいっ……!
どれもとても気になるタイトルばかりです。
ホラーは過疎ジャンルではありますがこれを見る限り、とても
□ アクション〔文芸〕
『レンガ』が大きいのは今回のワードクラウド作成の手法では単語の出現回数を判断材料に使っているからです。
『レンガ』という単語を使用している作品は今回1作品だけでしたが、同じ単語を何度も使う手法は読者に強い印象を与えるため有効と言えるかも知れません。
□ コメディー〔文芸〕
□ VRゲーム〔SF〕
□ 宇宙〔SF〕
宇宙も意外と面白そう。
□ 空想科学〔SF〕
□ パニック〔SF〕
□ 童話〔その他〕
『童話』は作品数が少ない(ポイントが少なすぎて100位が存在しない)のと、作品に付けられているタイトルの短さが特徴的ですね。
小説家になろうの中でもほかのジャンルとは明らかに違った印象を受けます。
□ 詩〔その他〕
□ エッセイ〔その他〕
この密度。
エッセイジャンルはぎっしり詰まったタイトルが大流行していることが分かります。
タイトルで主張したい内容を説明口調ではっきりと書くというのが最近の傾向みたいですね。
□ その他〔その他〕
最後に、『その他』ジャンルでは『設定集』の大きさが目立ちます。
何を書いてもよい『その他』ジャンルは設定集置き場として利用されている事がわかります。
<< まとめ >>
如何でしたでしたでしょうか。
これが2019年5月17日現在の小説家になろうを画像化したものです。
この様に画像化することによって数字とはまた違った意味で見えてくるものがあると思いました。
ぽいんっ!
なお詳しい考察はみなさんにお任せします!