※女王陛下の保健体育戦争・鳥人補足ネタ(狂犬騎士団Twitter小説より)
【卵食い】
鳥人の大使との会食。
(普通に卵を食べていらっしゃる)
リーゼロッテの視線に気付いた大使。
「鳥人は基本卵生ではありません」
「すみません……基本?」
「たまに不倫して出来た子を卵で生み、人様のベッドに隠し「あーあーあーリーゼ様、卵のお代わりは?」」
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「……では、やはりカニバルな気持ちに」
「なりません。陛下も四つ足の動物を食されるますよね。犬型の菓子も」
「確かに」
「卵そのものに執着はない。そもそも卵生で生まれた貴族の子は後から生まれた卵を巣の外に「あーあーあー、リーゼ様、お茶のお代わりは?」」
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帰りにゆで卵を土産にもらう鳥人大使。
「ネスト王国では殆ど食べれないので」
「やはり禁忌ではありませんか」
「陛下。私は郷に入っては郷に従っているだけです」
「ちなみに本国で食べると」
「フライドチキンの刑です」
異文化外交のプロの胆力に感心する。
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ワン鳥という食用鳥から卵はとれる。
巨大な養鶏場はボルゾイ一族も経営していた。
「ネスト王国にも沢山輸出しています」
「え、禁忌なのでは」
「世の中禁忌なほど食べたくなるものですから。人妻とか「あーあー…いいかげんにしろ!」」
宰相はキレた。
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宰相は鳥人の卵食い自体が陛下の教育に悪いと考えた。
「みんな加工してしまえ」
全てプリンに代わった。
ボルゾイ一族は歓迎したが、ゆで卵派と卵焼き派は納得しない。
喧嘩で決着をつける……ことは出来なかった。
ネスト王国で卵食いが解禁になったのだ。
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解禁理由はケンネル技術の実子発見機の輸出。
違いは分かるなら託卵、いや、悲劇は回避される。
「本当に助かりました」
ゆで卵を貪る大使。
変わらずよく食べる。
「……なぜ大使はそんなに卵がお好きなのですか」
「精力アップのためです。これから夜「あーあーあー!」」




