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女王様、狂犬騎士団を用意しましたので死ぬ気で躾をお願いします  作者: 帰初心
第一章 リーゼロッテと愉快な狂犬たち
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【一章の世界と人物紹介】

【世界】


大陸

 この世界には三つの大陸があり、ルマニア大陸、リーゼロッテ大陸(主人公は命名に抵抗中)、主人公の住んでいた大陸が海に浮かんでいる。

 特にルマニア大陸には動物の姿を持つ、変身人種が多く住む。


ルマニア大陸の国

 ルマニア大陸には九つの国があり、最大勢力は竜人をトップとする多人種国家ルマニア・ドラゴニア帝国で、突出した領域と経済力を持っている。ただ、帝国は拡張政策が裏目に出て人口問題と食料事情を抱えている。

 その次が犬人が中心のケンネル王国。結束力も軍事力も高いが、王族かいぬしがいないと瓦解する恐れが常にある。

 厄介なのが、変身しない人種を多く抱えるユマニスト王国。そこには変身人種を差別する純人教の総本山がある。

 その他の国としては猫人の国、鳥人の国、特殊な動物形態をとる人が集まった国などがある。



【人物】


◇◇主人公たち


リーゼロッテ・モナ・ハイデガー(リーゼロッテ・モナ・ビューデガー)

 主人公。生真面目で不器用な十歳の女の子。ケンネル王国の最後の王族として発見される。

 動かぬ顔面筋が悩みで、ぼっちなのを気にしている。

 銀色の髪と紫の瞳。


ダシバ(ダシバ・ダ・シバ)

 主人公の愛犬で、主人公が物心ついた時から育ってきた豆柴。

 駄犬。とてもつなく駄犬。


バド・ラック・ハイデガー

 主人公の継母の連れ子で義兄。ふてぶてしくて腹黒な十三歳。

 普段は面倒くさがりだが、やると決めたら一直線。主人公を義妹として大切にしている。




◇◇ケンネル王国の犬人わんこたち


宰相

レオンハルト・フォン・ゴールデンレトリバー

 ゴールデンレトリバー公爵。黄金色な大型犬。

 人の姿の時には豪勢な長い金髪と薄い茶色の瞳の麗人。世話したがり。


◇中央騎士団(狂犬騎士団)


第一部隊(近衛)隊長

ダリウス・フォン・ウルフハウンド

 ウルフハウンド公爵。中央騎士団(狂犬騎士団)団長兼第一部隊隊長。

 黒く堅い毛の超大型犬。

 人の姿の時には、黒い短髪と水色の瞳の大男。男前。外はカリスマ、中は寂しがり。


第一部隊副隊長

リョーマ・フォン・トサ

 トサ伯爵の息子。頬の垂れた筋肉質な大型犬。人の姿の時には、厳めしいが落ち着いた青年。

 ウルフハウンド隊長不在時の実質的な隊長。茶髪に茶瞳。和犬四人衆の一人。


第一部隊副隊長

ヨシムネ・フォン・キシュウ

 キシュウ男爵の息子。キリッとしたほどよく筋肉質な中型犬。

 人の姿の時には(エセ)爽やかなイケメン。白い歯がまぶしい。ごく薄い茶髪に薄い茶色の瞳。

 和犬四人衆の一人。


第一部隊副隊長

ハチ・フォン・アキタ

 アキタ子爵。素朴で強情そうな大型犬。

 人の姿の時には、男らしい眉と目が特徴的な筋肉男子。茶髪に茶瞳

 「~であります」が口癖。和犬四人衆の一人。


第一部隊副隊長

マメタ・フォン・シバ

 シバ侯爵の息子。ひたすら愛くるしい豆柴。

 人の姿の時にも愛らしい黒目がちな黒髪美少年。

 プライドの高い強情なツンデレ。大陸経営の担当者。和犬四人衆の一人。



第二部隊(戦闘主体)隊長

グレイ・フォン・マスティフ

 マスティフ伯爵。頬の垂れた筋肉質な大型犬。

 人の姿の時には筋肉だるまな渋いおじ様。良い年して全く落ち着く様子がない。


第二部隊副隊長 

ジェントルマン・フォン・ピットブル

 ピットブル侯爵の弟。超筋肉質な中型犬。人の姿は筋肉の見事な紳士。

 戦闘大好きだけど、規律も大切にしている常識人。兄で侯爵のバーバリアンと反りが悪い。



第三部隊隊長(戦闘主体……?)

アポロ・フォン・グレートデン

 グレートデン伯爵の息子。ひたすら縦に大きい超大型犬。

 人でも犬でも、縦に大きく穏やかで無口。灰色の髪。大きいのに存在感がないのが悩み。



第四部隊隊長(後援・開発・穴掘り)

ラスカル・フォン・マラミュート

 マラミュート侯爵の息子。白黒のもふもふ毛皮な大型犬。

 人の姿の時にはガテン系体型。爆発気味の黒髪に白目がちのアーモンドの目。

 超理系男子。兵器が得意。あとは適当。彼のせいで第四部隊は異常な開発力と珍犬の巣になった。


第四部隊副隊長

キース・フォン・ハスキー

 ハスキー男爵の息子。マラミュートより小柄で、毛の量も普通の大型犬。

 人の姿の時にはラスカルによく似ていて、違いは直毛なくらい。

 同じく目の前の遊びにしか目がない理系男子。通信機開発が得意。第七部隊と連携している。


第四部隊隊員

ピーター・ビーグル

 主任技官。穴掘り大好き。大食いでおしゃべり。黒と茶色の胴長犬。人の姿の時は黒髪にこげ茶の瞳。


第四部隊隊員

ホット・ドッグ・ダックスフンド

 技官。穴掘り超大好き。決して非を認めない頑固なワイヤーヘアー。赤茶色の胴長犬。人の姿の時は爆発した赤毛で、そばかすのある童顔。


第四部隊隊員

プータ・パグ

 子犬隊プッピーズの一人。お間抜け。


第四部隊隊員

クー・チワワ

 子犬隊プッピーズの一人。プータよりはちょっと常識人だが、似た者同士。



第五部隊(暗殺・偵察・拷問)隊長

リリック・フォン・コーギー

 コーギー男爵の息子。ひたすら謝り続ける不安症。昔は自己主張が激しいオレ様だった。

 ふわふわで耳の大きい胴長犬。人の姿は小柄な薄茶色の髪の青年。



第六部隊(破壊工作)隊長

マゾ・フォン・ボルゾイ

 ボルゾイ侯爵の息子。女王専用足マットを目指す高貴な大型犬。人の姿もひたすら高貴な美青年。

 人間関係を壊すのが得意。



第七部隊(情報)部隊

ヨーチ・フォン・グレイハウンド

 グレイハウンド伯爵の息子。ほっそりとした足の速い中型犬。

 人の姿はこげ茶のツンツン髪にグレーの瞳。明るい兄貴。

 伝令部隊グレイハウンドの統括(実質は当主がやっている)と、情報操作や暗号を得意とする。

 個人的にはパパラッチ犬。暴露大好きで自前の出版社も持っている。



第八部隊(救助)部隊

ジョゼ・フォン・セントバーナード

 セントバーナード侯爵の姉。もっふりした茶・黒・白の毛皮が自慢の大型犬。

 人の姿は金茶の髪を緩く縛った、たれ目な迫力美人。性格は姉御。怪力な女医さん。



◇その他のわんこ


ピットブル家当主

バーバリアン・フォン・ピットブル

 ピットブル侯爵。超筋肉質な中型犬。人の姿は灰色の短髪に灰色の瞳。裂けたような大きな口。

 いつも戦いに飢えている。自分勝手な性格なので、ピットブル私設部隊を作って、狂犬騎士団の仕事に勝手に混じっている。しかし、彼の言うことは「闘犬」として作られた犬たちの代弁でもある。


女王専属護衛犬

マルス・フォン・マルチーズ

 マルチーズ公爵の息子。元第五部隊隊長。真っ白いサラフワ小型犬。

 褐色の肌に黒い大きな瞳。白い髪を肩に切りそろえた美少年。

 性格はあけすけで苛烈。


大臣

グロウリー・フォン・ロットワイラー

 ロットワイラー伯爵。黒と茶の筋肉質な中型犬。

 中央騎士団第二部隊に所属していたが、家の都合で内政へ。

 その鬱憤により内乱を起こす。迷惑な壮年のおじ様。


会計局長

アリ・フォン・ボクサー

 ボクサー伯爵。優雅な雰囲気も持つ、こげ茶色の筋肉質な中型犬。

 中央騎士団第二部隊に所属していたが、家の都合で内政へ。

 その鬱憤によりロットワイラーと一緒に内乱を起こす。迷惑な壮年のおじ様その2。


法務局長

リヒター・フォン・ドーベルマン

 ドーベルマン伯爵。黒とこげ茶の筋肉質な大型犬。

 中央騎士団第二部隊に所蔵していたが、家の都合で内政へ。

 その鬱憤によりロットワイラーと一緒に内乱を起こす。迷惑な壮年のおじ様その3。

 本職が法の番犬なので、この人が一番問題。


大司祭

ケサル・アプソ

 わんこ教のトップ。毛に覆われて顔の見えない小型犬。

 人の姿も白く長い眉毛と髭に覆われていてい顔が良く見えない。

 愛犬育成書バイプルを片手にみんなの心身の健康を祈っている。

 穏やかだけど、怒らせてはならない。


ケンネル王立研究所所長

アルベルト・シュナウザー

 なんだか色々研究している研究所のトップ。髭が特徴的な中型犬。人の姿も髭が素敵。

 最近は政策関連の提案が多い。主人公の家庭教師でもある。


ケンネル王宮料理長

アラン・ブラッドハウンド

 わんこの健康を一番になっている。主人公が太るためのおやつも日々研究している。

 大きなたれ耳と大きな垂れ顔の中型犬。人の姿の時は茶色の短い髪とたれ目。

 嗅覚には自信があり、どんな手を抜いた料理にも気が付く。


女王専属の侍女

テレサ・フォン・ニューファンドランド

 ニューファンドランド子爵夫人。夫とは親戚同士。

 主人公の乳母のような役目をする侍女。黒い超もふもふした毛をもつ大型犬。子守犬。

 人の姿の時は八人の子をもつ肝っ玉母さん。実は犬人の中で最強……?


女王専属デザイナー

グレース・コリー・フォン・ピットブル

 ピットブル侯爵夫人。出身はコリー伯爵家。優雅な気品ある大型犬。

 人の姿は絶世の美女。プライドも高く頭も良い貴婦人。

 なのになぜバーバリアンを夫に選んだのかは謎。

 



◇◇その他の人物


◇純人教


ゴルトン(本名は不詳)

 純人教のトップである大導師。変身人種を差別するところから始まった宗教を、「純粋さ」を追及する教義にまで昇華させる。いわゆる原理主義のカリスマ。彼(一応)の一声で純人教の諸派が動く。

 小柄で細い肢体で性別不詳。長い黒髪で片目を隠している。常に何を考えているのか分からない。


◇ユマニスト王国

 

ユマニスト国王(最後まで名前は出ず)

 国民を苦しめる悪政をしいていた王様。純人教徒ではあるが、宗教を単に人を見下す手段としか使っていなかった。


◇ルマニア・ドラゴニア帝国


ケンネル王国への使者

フーコー・リンドブルム・ハイヌウェレ

 公爵で皇帝の弟。竜人。雰囲気は柔和で主人公の育ての父親に似ているが、中身は冷徹な政治家。

 




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