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飢えないだけじゃ生きられない(日・水・更新中)  作者: なるねこ


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7.カルチャーショックだらけ

チョーコが火、水、風の攻撃魔法はかなり問題なくスムーズに使えるようになってきたし、探索再開するから役割は分担しようと言われた。チョーコが攻撃、オクティーが索敵、効果的な攻撃の指示、防御や回復……分担ってなんだっけ?


「いや、流石にここまで不公平なのはどうかと思う、オクティに負担がかかり過ぎてない?」

「俺はいままでずっと1人で冒険者してたから楽にはなってる。それに負担なら慣れない分、チョーコの方が頑張ってると思うよ」


うぅ、スパダリだ。甘えないようにと思ってるのに甘えてしまう。実際、魔法覚えたてで攻撃とそれ以外を同時に考えるのは無理だったし、ありがたく攻撃魔法に集中して指示通りに魔獣たちを殲滅していくうちに、段々力の加減も覚えてきたみたいで、詠唱のセリフもだいぶ短くてよくなってきた。


3泊くらいしながら、2層下の最下層に到達。それまでとは明らかに様相が違って、ワンフロアブチ抜きで柱とか壁が見えないのに、ダンジョンの天井だけ今までよりだいぶ高いところに張られている。しかも一つ一つが大きな四角い石レンガ。もう今にも支えが無くて天井が全部崩落するんじゃないかと不安で仕方がない部屋に降りてきた。


最初こそ物理的な無理のある部屋に恐怖を感じていたけど、踏み込んだ直後に別の問題に気付く。

部屋全体にうっすら黒っぽくて空気より重たい煙みたいなものが漂って見える部屋なのだけど、その煙が尋常じゃないくらい臭かった。

あっこれ吸い過ぎたら死ぬって即座に思ってしまうくらい、ほんのひと吸いで喉や鼻がビリビリ痺れて、喉奥が一気にエグい味になってそれ以上吸ってはいけないと息を止める。


瘴気だ、吸い込んじゃだめだと素早く口元に手を当てられ、綺麗な風を顔に纏わせられた。

顔に魔法の風なんて当てたら私だったら自分の顔面ずたずたにしそうなものだけど、一瞬でそんな魔法を無詠唱のまま使えてしまうオクティが凄すぎる。


素直にお礼を言いながら周りを見ると、部屋中の床のあちこちに他のフロアで見たのより大きめの魔獣っぽい塊が結構な数、散らばっているのに気付いた。ただこれまで見たスライムとは明らかに違う、身を起こして二本足で立ちあがる、概ね人間サイズのナニカ達もいた。


「アンデッドだ。何が狙いなのか分からないが、このダンジョンの中で死んだ生物の死体と瘴気が最下層に集まる仕組みになっているみたいだな」


妖精でも人間でも亜人でも。死んだ生き物を燃やさずに生のまま放置しておくと、肉の中に段々瘴気が溜まっていって、やがて体内に核が出来て動き出す。魔獣と同じで核を取り除けば倒せるのは変わらないが、魔獣と違って核を抜いても暫くはしつこく動き続けるし、あれに噛まれたりして怪我を負うと、傷から瘴気が入り込んで苦しむことになる。

だから死体はどの種族のものでも、ああなる前にきちんと焼かなきゃいけない。


この世界では死体を放っておくと腐るんじゃなくて、ある日突然動き出して他の生き物を襲い始めるって話は読んだけど、実際動き出す所を見るとグロさが違う。


腐ってないの。

獣人とか、人間とか、初めて見るけど全身つるつるで耳と牙の尖った、人間にしては顎が発達しすぎてる、アニメで見たゴブリンに似てるやつとか。その3割増しくらい大きいサイズのゴブリンとか全部。


おなかに大穴があったり、首が無かったり、ざっくり斜めに切り傷が見えてたりする。血は完全に抜けてるのか全体的に皮膚は白っぽいし、目は閉じてたり半開きだったり開いてても上下にずれてたり明らかに死んでるように見えるけど。

傷口周辺に血が派手に固まってたりもせず、服もおそらく元の色のままだろう綺麗な状態。

どこも腐って崩れたりしてないし、虫も湧いてない。

顔が無傷で残ってる人は、本当にただ顔色悪くて寝てるだけみたいなの。


なのに、一応二本足で立とうとはするけど、目も顔も全然ちぐはぐな方を向きながらよたよたと、足の構造を無視した動きで動き回る。


何かが血の気の失せた身体をでたらめに動かして遊んでいるみたいな光景。

なんていうか、気分が悪い。

宗教とかそういうのはあまり馴染みがなかったけど、死者の眠りを妨げるって正にこれなんだと思う。

あの人たちを、早く、静かに眠らせてあげたいと思う。


周りを見回すと、二本足で立っているような人間大の塊は動き始めたが、枕くらいの小さな塊は動き出さない。塊は大小沢山転がっているけど、戦わなきゃいけないのはそれほど多くないみたい。


「いいか、アンデッドは風で切り刻んでも魔獣みたいに切られた部位がすぐに消滅はしない、身体から離れたまましばらく動くし、核を抜いた時も同じだ。素早く飛び掛かってくることはないから、離れた所から狙っていくぞ」


部屋中瘴気の煙で視界が悪いので、見える範囲を倒しながら前に進んでいく。


風で核を切り取ったり、全身を火で燃やしたりと順調に大きい魔獣やアンデッドを倒しながら部屋の中央に近い所へ、部屋の床が震えながら中央が深く、周囲が高く、足元の床が良く滑るすり鉢状に変化していった。

傾斜が急で立っていられなくなる直前、オクティが素早くチョーコを抱き上げ、風を纏って床から浮かび上がる。


アンデッドの生き残りや動いていない肉がゴロゴロと中央のすり鉢の底へ落ちるようにして集められ、アンデッドや魔獣同士が共食いを始めた。

やがて互いに食い合った末、二階建ての家の屋根くらいは頭が届きそうな、1体の巨人アンデッドへと変化していった。

で、でーっか?!思わず声が漏れる。予想より大きなのが出来上がってる。


再びフロア全体に軋むような音が響いて、巨大アンデッドが立っている中央の床が、巨人ごと天井の方へ柱の形で持ち上げられ始め、そして天井の石が何かのパズルのように複雑に移動しながら中央に柱が通り抜ける穴を開いていく。


「な、何が始まるの?」

「ん……あの柱がこのダンジョンの中央を通って、あの巨大アンデッドをこのダンジョンから地上へ打ち出そうとしている?」

「えぇっ?!このダンジョンって街の隣にあるんだよね?」


アンデッドが乗った柱の上昇は、最初はごくゆっくりだった、しかし天井の穴が完成するに従って徐々に速度を増していく。

穴に柱が通ってしまえば、こちらは回り道をして階段で追いかけるしかなくなると考えた時には、もうオクティごとアンデッドの足元へ『テレポート』していた。


近くに寄ると自分たちの背が膝くらいまでしか届いてない。白い人体をでたらめに張り合わせたような皮膚、その巨大な脛の辺りに両手を伸ばして掴み、柱の床と天井のわずかな隙間から見えた空間へテレポート。


飛ぶ時にそこまで考えてなかったけれど、下から柱で押し上げられていた時の勢いはそのまま残っていたみたい。全員まとめて天井の方へと叩きつけられそうになり。悲鳴を上げて巨人に伸ばしていた手を放しオクティにしがみつく。


飛行に使っている風を即座に調整して安定飛行に戻し、安心させるようにチョーコを強く抱きしめた。上に吹っ飛び、凄い音を立てて天井に激突した巨人だけが、そこからかなり遠い底の床まで落ちていく。


柱は既に完全に天井を通って上へ繋がった状態になっており、天井付近は暗い。


「俺が飛んで柱の上に滑り込んで突き落とすのは、絶対間に合わなかったな、流石だな?」

「上手くいって良かったけど、オクティが居なかったら色々危なかった。ありがとう」


2人がかりで地面でもがいていた巨人を狩り終え。一息ついてから帰路につくことになった。


『テレポート』で落ちもの獣人の隠れ家の所まで飛んで、先程の仕組みで何か変化があったかと見回してみたけれど、あの柱はダンジョンの中央部を突き抜けていっただけのようで、隠れ家の辺りは端に近いので特に問題は起きてないようだった。


降りる時にかなり綺麗に魔物を片付けたせいか、帰り道は全く魔物に会うこともなくスイスイ進んで、一泊もしないうちに。3層ほど登った所で再びダンジョン内が細かく震える気配があった。オクティの案内でフロアの中央を見に行くと、あの四角い柱が天井から床、その下へと、突き上げた時の逆回しのように高速で引き戻されていっている。

柱が抜けて空いた穴から上を見ると、上から順に閉じていっているようで既に空は見えないが。オクティの手を握って閉まりそうな床のすぐ上をイメージして飛んでみた。


石床が動いて閉まる前に、その隙間に足が落ちそうになるが、ガチンッと床が閉じる寸前に抱き上げられて、再び飛んでいるオクティの腕の中にいた。

到着後に少し落下することも考えて上めに指定しなきゃな?と笑って、抱きしめてくる。


もう大丈夫だから放してというけど、いつどこかへ飛ぼうと思いつくか分からないから放さないと抱きかかえたまま歩き出した。

他の冒険者に見られたりしたら困ると言ったけれど、このダンジョンはかなり深いし、湧く魔獣があれだから、武器持ちには難易度が高くて挑戦したがる冒険者が少ないんだ。でも、ダンジョンは放置しすぎると色々溜め込んで、ダンジョンブレイクと呼ばれる魔獣大量発生の事故を起こしたりするし、誰かが時々は最下層まで攻略をしないと危ないってことでオクティが1人で来ていたと。


ここのダンジョンには魔獣の大量発生の代わりに、ある程度溜まったら大きな1体のアンデッドにまとめてから地上へ放出するという、小出しの仕掛けがあるってことは報告しに行かなくちゃいけないなと。

全力で怠そうな顔をして、ため息をついていた。


外に出たら周囲は夜。ダンジョンの入り口は何かの世界遺産の写真などで見たピラミッドというには少し小さくて装飾が多い、マヤ遺跡とかそんな名前だったかな。そんな雰囲気の石の山。


そして街と反対側は鬱蒼とした森、と言いたいんだけど……森?

一番手前に生えているのは、天を衝くように真っすぐ生えている『色がクリーム色の青竹』にしか見えない。所々に節だってちゃんとある。

これが『木』だという。

青竹はまだ『若木』で、少し森に入ると見つかる、表面が確かに古い木のような灰色がかった茶色になり、太さも大木らしい太さになったものが『老木』らしい。

節がなくなり、横幅は太いし色も変わっているが、枝も葉っぱがないままなのでやっぱり木というには違和感が凄い。


困惑するチョーコの様子を見て、オクティが一本ずつ『若木』と『老木』を切って割って見せてくれた。

若い方の中は記憶にある竹そのものの構造で、中の本来空洞になってる部分に白い粉末を押し固めた塊が詰まっている。


竹がもっと若いうちは完全に粉末らしいのだけど、これは大分育ってるから固まりかけているといい、触ってみると柔らかいラムネ菓子のような感じ。


成長した方は、どうやら若竹の周りに材木状の層が重なって太くなっていくらしく。中央に節のなくなった棒状の硬い白い石が入った材木、といった構造になっていた。

材木部分が一年で育ち切るようには思えないんだけど、年輪らしいものは見当たらない。


年輪がないといったら不思議な顔をされたが、この辺りはものすごく気候が安定していて、季節による暑さ寒さもないんだという。棒状に変化した白い石は本当に硬い、磨けば艶のある大理石みたいなものになっているけど、完全に真っ白でマーブル模様はない。


とりあえず、若木の中のラムネっぽい塊は食料に、残りは適当に丸太に切ってアイテムボックスに入れて素材として売ればいいから、と回収を始めたので、チョーコも若木の節から白い粉の塊をポコポコ外すのを手伝い始めた。


香りは甘いし本当にお菓子みたいなイメージなのに、食べると生の小麦粉って残念過ぎるよね。

と、ふと生っぽいなら火にかけたらどうなるだろうと思う。

鍋もフライパンもない今ここでやることでもないし、いっぱいあるから、後で試させて貰おう。


聞いた話では、国の周囲は城壁で囲まれてて、5角形の頂点がそれぞれのダンジョンって話だったから、てっきりダンジョンの入り口からすぐに城壁があって街に入れるのかなと思ったら。

ダンジョンから街の城壁らしい壁まではめちゃくちゃ遠かった。目算で正確には分からないけど、壁の辺りまでまっすぐ歩いて30分じゃ着かないんじゃないかな。そこまでは全ての木が切り払われて見通しを良くしてあり、防衛拠点っぽい見張り台のような塔や、住居や倉庫のような建物が幾つか、森に近い地点に固まって建てられてるのが見える。


あの竹みたいな木以外に植物は存在しないのだろうか、広い空き地にも森の木の周りにも、草やコケや花の類はなに一つ生えていない。

でも、すごく不思議なことに地面が枯れている感じがないっていうか、森の部分だけじゃなく踏み固まった空き地の部分まで、土は黒々としているように見える。


空に浮かぶ月は真っ白く淡い光を放っていて、模様がないのが凄い違和感。大きさは記憶より小さい気がする。星の輝きは記憶にあるような細かい光だったけど、星座は覚えてないので、どう違うか比べることはできそうになかった。

W型に並んでるのと、3つ等間隔に並んでるのがあったな、と思ったけど、見回した限りではそれっぽいのは見つからない。


空を見つめていたら、オクティがチョーコを抱えたまま高く高く空を目指して浮かび上がった。

高いと騒いでしがみつくと、大丈夫だって、俺飛ぶの得意だから。一時間くらいなら飛び続けられるよと楽しそうに笑って、周りを見てみるように言われる。


街の方は元の世界ほどではないけど全体的に薄明るく、周囲の森はどこまでも暗くて広い。でも、かなり遠くまで目を凝らすと、森の中にも暗闇に浮かぶ灯りらしいものが見えた。


城壁を上から覗けるくらいまで高く上がっていく。

上空から見ると、地上よりも色々なものが見えた。森が五角形に切り取られ、防衛拠点を置いた空き地に囲まれ、内側に城壁を作ってその中は全部街になっている。そして城壁の上から街の内側に向けて全体的に、オクティがキャンプで使ってた『結界』ととても良く似た半透明の壁がキラキラ光って、超巨大な雨傘のように街の上を覆い尽くしている。


「きれい。あんなに大きな結界張るってすごいね」

「あれは何十人かで範囲を分けて張ってるんだ。単純に術者以外があの壁を突き抜けようとすると身体に火が付く魔法がかかってる。普通は城壁の上から街に侵入しようなんて考えることはあまりないだろうけど、チョーコも自分で飛ぶようになったら、油断して突っ込まないようにね」

「あは、実は門から出入りする時に身分証見せろとか言われると困るから、なんとかして私はこっそり別の所から入れないかなとは思ってたんだけど、難しそう」


「あ、そのローブを着てれば魔塔の人間だって証明になるから。俺はこのダンジョンに潜れる数少ない冒険者として門番に顔を覚えられてるから、俺のローブは魔獣に食われたって言えば通れると思うよ」

「は?!ゆるくない?!」

「研究内容が全部発表できるわけじゃないし、魔塔所属ってだけでそれ以上のことを魔塔以外の人は掘り下げちゃいけないことになってるんだよね。魔塔の人間が居たら詳しく聞かれるかもしれないけど、門の出入りをいちいち見に来たりしないから大丈夫」


「いや、報告書類とか書くでしょ」

「怪しいって思ったら上官を呼んで、報告書類はそっちが書く。顔見知りの冒険者の出入りまでわざわざ呼ぶことはないよ」

「いつ誰が出たとか入ったとか、日時と名前くらい控えておくよね?」

「文字が書けるようなやつは多分門番なんてやってないよ」

「えっ?」


なんと。識字率はとんでもなく低いらしい。

門番の仕事は出入りする者となるべく仲良くなって顔を覚えたり、怪しいやつか怪しくないかを見分けることが重要で、細かく出入りを記録することじゃないんだと。


初めて出入りする時に1人で出ようとすればあれこれ聞き取りされるけど、冒険者や軍人は必ず先輩たちと一緒に紹介して貰いに行くし、顔見知りになってしまえば顔パス。

上官の居ない時に怪しい人物が来た場合は一旦捕まえて朝まで待って幹部に直接報告。怪しくはないけど気になるような、例えば大人数や大量の荷物など、重要そうな出入りの場合は見たそのままを上司に口頭で報告して提出して貰うって感じだそうだ。


この国に限らず、人間はあちらこちらを放浪する旅暮らしが基本だったせいで、粘土板や紙や羊皮紙に何かを書き残して記録物を持ち歩くという習慣がそもそもなくて。文字というのは他部族間との契約とか、本当にここ一番で使うだけのものだったため、王様と側近くらいしか関係なかったらしい。


今は城で勤める文官になれるような貴族階級までは文字が広まってるけど、軍部なら隊長クラス、魔塔でも幹部が書けたり書けなかったり。オクティは魔法の実力だけで認められているけど、実験される側であって研究員ではないのでちゃんとは習ってなくて、文字は名前くらいは書けるけど、見れば「模様じゃなくて文字だな」ってすぐ分かる程度だと。

数字は冒険者になってから先輩方や冒険者組合の人に習ったそうで、聞いたら簡単な四則演算も理解出来てるので、頭が悪いわけではないと思う。


魔塔って研究施設だよね。どういう実験したら何がどうなったって記録付けるのに困らないの?

国に提出するような書類は幹部の書ける人が書くし、研究員は自分で記録したければ文字を習うし、面倒なら口頭で報告だけで済ませたり。書類の提出を求められた時だけ書ける人に書かせたりだね。でも、基本的には担当者さえ理解してればいいかな。


いやでも、交配実験って何代も繰り返すもんだし、記録が少ないと後で引き継ぐ人がまた最初からってなっちゃわない?


魔力が高い人間は、比例して寿命が長いって言われてるんだ。だいたい平民の寿命が50年くらいだとしたら、貴族は最低でも150年くらい、魔塔で研究を担当してるのはそれより強い人を集めてるから、まだ研究始まって30年くらいだし、まだこれから200年は自分がやるって思ってるだろうし。代替わりの心配とか、全てを記録して誰かに引き継ぐという考えはないんじゃないかな。


うわぁ……としか声が出ない。

自分が続けていくったって100年後に今やってた実験の結果どうだったっけとか絶対覚えてないでしょうに。


あれ。そもそも書く文化がないなら紙と筆記用具ってほとんど広まってないんじゃ……お貴族様御用達なんて街中で気軽に買えるもんじゃないよね……どうしよう?

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