51.やっぱり血族に見えるらしい
縦掘りされていた深い深い穴。その底までテレポートしてみると、警戒はしていたもののいきなり襲い掛かってくる者や罠といったものはなく、ただ地面に先程落とした木切れの火が消えて残っているのみ。
穴の直下に居ても上からの光はぼんやりとしか届いておらず、周辺はかなり暗いものの、目が慣れるにつれてうっすらと輪郭程度は見分けられる。
どうやらこの穴は地下道の突き当りで上に向かって掘ったものらしく、森の奥、凍土方面だけに向けて幅5mくらいに及ぶだろうかなり広い地下道が掘り抜かれており。
そして、地下道の先に数カ所、通路の両側に灯りが灯っている部屋があるような、ぼんやりとした光が漏れているように見えた。
『声は出すな、伝えたい言葉がある時は俺の目の辺りを見てくれ』
オクティからテレパシーが伝わってきて、ルナは目を見開くものの、私と同じように素直に頷いた。
『攫われた人間達は18人全員、まだあの明かりのある部屋に分かれて全員生きているようだ。一番手前の大部屋に魔力の少なめな12人がまとめて、奥の小部屋3つに2人ずつ……それから人間じゃないやつは大部屋に6人、奥の部屋には1人ずついるな』
『人数の割り振りは平等だけど、大部屋と個人部屋とか扱いが違う感じ?』
『かもしれない。それより気になるのは、相手はほぼ魔獣と同じ色で見えるってことだ。およそ生物の色じゃない、魔獣かアンデッドだと思ったんだが、人間と一緒にいても食い殺してはいないし……恐らく人族なんだと思う』
『アンデッド?もしかして竜人さんの言い伝えで聞いた不死族……だったり?』
改めて、不死族についての情報を調べてみた。
見た目は血の気のない白い肌で目や髪は茶色系統。人間によく似ているが、出し入れ可能のコウモリ状の翼がある飛行種族。
心臓が魔獣の核と同じものでできており、瘴気や他の生物が放出した魔力、魔力を含む生物の体液を食べる。
火以外の魔法は触れれは吸収して養分にしてしまうため、風や水の魔法はもちろん結界なども。身体強化のような体外に放出しないものを除いて、ほとんどの魔法は無効化してしまうらしい。
今回の遠征隊で放出系魔法が強力なのはオクティのお母さんの水魔法ともう1人の風魔法使いだけで、森の中だし火魔法は武器を使う人しか連れていなかったのが敗因なのだろう。
不死族は本来、南の果てにある常に夜で霧に包まれた『死の大陸』に暮らしており、太陽の光と炎が弱点なので大陸からは出ない……はずだった。
従来死の大陸にいた亜人や妖精が絶滅してしまい、今の死の大陸は全面凍土になってしまっているそう。
いくら食べなくても死なないとはいえ空腹は辛くて生き物を求めて海底洞窟を延ばし、この大陸に辿り着いたらしい。
魚人と同じ“精神”を持っていて魅了とテレパシーを使える、無属性。
三属性の魔法は使えないが、身体強化は得意で、毒を使う関係もあってか薬物関係の知識が多く、病の治療に関しては右に出るものが居ない。
なお心臓の核を引き抜かない限り死なないし、腕や足を切り落としても充分な瘴気や魔力さえ吸えれば簡単に生えるらしい。
口に牙を持つ吸血種と、毒針のある尾を持つ吸精種がおり、どちらも牙や尾から出した毒液を相手に打ち込んだり飲ませたりすることで接種させ、本来魅了が効かないはずの元々の好意がない相手をも虜にしてしまう。
またその毒液は生物に多大な多幸感や快感をもたらし、非常に強い中毒性があるため、少量ならともかく多量に摂取してしまった場合、完全な解毒はほぼ不可能に近い。
……うわ。危険ドラッグを生成してばら撒けるタイプ。でも、薬物知識が多くて病の治療も得意、かぁ。
2人にテレパシーで伝える。
『今回のケースは、人族とはいえ流石に、いざという時は殺害許可が欲しいですぅ……』
『最初から殺す気で行くのはダメだが、アンデッドと同じように切ってもしつこく襲ってきそうだ。ルナとチョーコの安全のために反撃して殺傷に至った場合は咎めない。でも、なるべく話し合いを希望するスタンスは見せたいな。火魔法は効くらしいから俺は自衛するね』
『わかりましたわぁ』
『えっとね、攫われた人達はもう中毒になってるとして。薬物中毒っていきなり一切の接種を止めると返って精神が壊れたりするって聞いたことあるの。ここで相手を全滅させただけだと、攫われた人たちが危なくなっちゃうと思う。……素直に治療に協力してくれる、かなぁ?』
『そこが話し合いが出来るかどうかの分かれ目かもな』
『そうですわねぇ。
ーーおふたりは余りそちら方面詳しく無さそうですが。実は少々下世話な言い伝えの中で、サキュバスというのは結構な人気種族だったりしますの』
夜な夜な夢に美しいサキュバスが現れ、愛を育んだ青年が居た。ある晩彼女にこれ以上通うと青年の身体がもたないからもう来ないと告げられる。
実は夢に見せていたけど薬を使って一時的に惚れさせていただけなのだと、本当はあなたは私を愛してなどいない、騙してごめんなさいと言われた青年が引き止め、現実で薬を使わないで付き合ってみたところ青年からの愛は変わらず、むしろ益々深まり幸せな日々を過ごすことに。
けれど、彼女に子供が出来たと告げられたあと、彼女は故郷に帰らねばならないと姿を消して二度と戻らなかった。青年は悲しむが、美しい夢だったと諦め、余生は1人で過ごす。
不思議なことに青年はいくら森に入っても生涯魔獣に襲われることは1度も無く、消えてしまった彼女やその子がどこかで守っていてくれているのかもしれない。
という話。
人気モチーフというだけあって、中毒攫われエンドから、子供を無事に産んで幸せに暮らしましたエンドまで、バージョン違いが多種多様にあるらしいが。
さっきのチョーコから聞いた不死族の特性を考えると、おそらくこの話が原典になっているだろうという。
『こういう話が残るってことは、少なくとも伝えた人間は生きて伝えたはずですし、無闇に根こそぎ襲って攫いまくるような種族でもなさそうには思えますの。
瘴気を吸う体質でしたら、つまり森の安全地帯を無尽蔵に増やせるってことでもありますわよね?
毒液も使い過ぎれば危険ですけど、用量を管理すれば、愛を育める程度の期間使い続けても後遺症なく過ごせるのかもしれませんしぃ。
むしろ性風俗とかそういうお店を開けば大繁盛間違いなしのウハウハで……。あちらの要求内容によりますけれど、人間側は話し合いの余地が無くはないと思いますぅ』
ルナちゃん、テレパシーで直接喋ってたからちょっと何か漏れそうにならなかった?と思ったけどとりあえずスルーすることにして。
『やっぱり、直接顔見て話してみないと細かいことは分からないと思うの。行ってみない?』
『チョーコはいつでも逃げようと思ったら飛べるように心構えだけしておいて。……俺のわがままだけど、一番奥の個室から見に行っていいか?おそらくこの集団の中で一番強そうなやつが居るけど』
『お義母さんのいる所だよね?うんいいよ』
『脇道のない通路なら、手前側からクリアリングが囲まれないための基本ですけどぉ、チョーコ様のテレポートがあるなら部屋の順は無関係ですしぃ。むしろ一番魔力の高い2人を囲っているのがTOPの個体という可能性は高いですから、まず頭を押える戦術で行きましょうかぁ』
下が岩で足音が立ちそうなので、部屋に着くまでは飛んで移動。
部屋に扉はなく、薄青白く光る丸い水晶球のようなものが転がる部屋の中は覗き放題。
素材の分からない灰色のワタの塊みたいなものが敷きつめられた部屋の中、人間は男性が10人で女性は2人だけ、逆に黒い翼と尾のある6人は5人が女性。
全員全裸で眠っていて目の毒なので、オクティはチョーコの目だけ手で覆って通り過ぎる。
皆、食事を終えてぐっすり寝ているみたいで、動くものの反応は今のところないまま。
一番奥の部屋に入ってからオクティがチョーコの目から手を退けた。
緑のローブだけが2枚床に放ってある以外、2人の人間の女性が着ている白いワンピースも、両手に花で満足そうに寝ている男性の床の敷物の綿を加工したような灰色のフェルトっぽい布地のスーツも、目立った服の乱れはない。
『チョーコ様、巻き込みそうですし、あのお二人だけ先に、眠っている間に地上へ運んでおきませんこと?』
『そうだね、上に置いてきた転送盤の所へ避難させておこうか』
念の為ここにも目印をつけてから、皆でそーっと彼の上へ飛んで、寄り添うように寝ている彼女たちの服だけをそっと掴んで小声で「テレポート……」
と言いかけた瞬間に、ぐわっと目を開いた不死族の男性が女性二人を腕で抱えたので、一緒に穴の上へ飛んでしまった。
「ぐっ?!ぅがあぁぁぁ!!」
地上に出て太陽の光を浴びた途端、バーナーか何かで炙られたかのように、仰向けだったから顔や腕など服に覆われていない部分中心にみるみる皮膚が煙を吹きながら焼けて黒ずみ縮れていき。
彼はたまらず女性たちを手放すと、深い穴の中へそのまま飛び降りていった。
「追っかけよう、テレポート!」
穴の底に飛んだら先回りしてしまってた。
「お任せ下さいなぁっ♪」
落ちてくる彼の身体をキラキラしたものが包み込んで縛り上げる。
「ぎ、ぐ、ぐわっ?!」
身動きしようとした彼の首の辺りにザクリとワイヤーがくい込んだようで、首から黒い薄い煙が漏れだした。
「よーいしょっとぉ♪」
日が当たらないように穴より内側に転がし、ルナは両手に嵌めたナックルのようなものを操りながら、彼の前にしゃがむ。
「あなたが誘拐して先程一緒に寝ていた女性、白髪のお方はわたくしのご主人様の御母堂でしたのぉ。
話し合い如何によってはあなたの胸の核を引き抜きますわぁ。どうかお静かに、ご主人様たちとお話し合いして下さいますわねぇ?」
渋々といったふうに小さく頷いたので、近付き過ぎないようにメイドさんの後ろから声をかけてみる。
「あのっ、皆さんは不死族の故郷が凍土になってしまって魔力を生み出す生き物が居なくなってしまったから、仕方なくここまで海底洞窟を掘ってきたという話は分かってます。
誘拐は良くないことですけど、攫った人の中毒の解除とか協力して貰えるなら、報復とかは考えないので……まずはお話したいんですけど良いですか?」
「き、さまたち、何者だ?」
半焦げの身体はなにか吸わないと治らないのか、皮膚が斑のまま3人を順番に見たあと、チョーコに目を止めると目を見開いた。
「我らの同族が、なぜ、人間と……?!」
「いえ、私は人間ですっ!チョーコといいます」
「確かに尾も翼も牙もない。母親が人間で人間として生まれながら、適正と属性だけこちらを引き継いだ者なのか。それは確かに人間種として生まれたと言える。だが……その様子を見るに、偏見で排斥されたりもしていないようだな……?」
「偏見が強い人も、全然気にしない人も、色々いるのが人間なんですよ。私は運良く、すごくいい人達に出会えたから幸せに過ごせてます。魚人さんとか天人さんとか、ほかの人族の人達とだって仲良く過ごしてるし、出来れば……不死族の人たちとも仲良くはしたいんですけど」
「何か案があると?」
「不死族の人達が住むと、周りの地域から瘴気が減って魔獣が湧かなくなりますよね?今は森の開拓をしていて、安全地帯をどうにか確保できないかと思ってるので、不死族の人達に協力して貰えたら助かるんですけど……そちらの望みってどんな感じなんですか?」
「……ヴァンパイアは1人につき1人、パートナーが欲しい。サキュバス達は夢に出ることを許可してもらいたい」
「サキュバスの夢って、中毒にさせて魅了するんじゃないの?」
「意識がある時は相手が抵抗するので量も増えるが、眠って意識が無いときなら極少ない量で効果が出る。微量であればよほど頻繁に長期に渡って通わなければ中毒にまではならん」
ちょっと判断がつかず、オクティを振り返る。
「それを望んでいる不死族の人数は?」
「国全体を合わせても2千を切ってしまったが、中でも強く望んでいるのは3百ほどか。……今は」
「今は?」
「我々は滅多に繁殖をしないが、死なないのでな。一時期は数十万まで増え、国を吸い尽くしてしまった。……飢えても死にはしないが、暴走して魔力を求め、他者の核を食って我に返る共食いを繰り返し、苦肉の策でこちらの大陸まで掘ったが、行き当たった人間の住処はほんの小さな村しかなくてな。連れ去ってもとてもじゃないが仲間たちを満たすことが出来ないので、魔獣の湧かない環境を保って彼らが増えるのを待つことにしたのだが……」
やっぱりここでも魔獣を排除しすぎた弊害で、どんどん木の生える範囲が村から遠くなってしまって不便に。しかも、集まった不死族が多すぎたのか、村を囲む5つのダンジョンまでもが枯れて崩落してしまった。
その事故で不死族も巻き込まれて大量に死んだのだがそれでも村人の数よりはずっと多くて状況は改善せず。とうとう村人たちは村を捨てて引っ越すため旅に出てしまい、彼らが居なくなった途端に土地の凍土化が進んで亜人や妖精すらも死滅してしまった。
北に掘って山の下に到達したら小人たちの洞窟とぶつかったのだが、彼らは人間は優しかったんだなと痛感するほど一切の容赦がなく。
金属製の手斧や槍が飛んでくるならまだ可愛いもので、溶けた鉄を掛けられたり燃える油を流し込まれたりとかなり殺されてしまった。
それでもこちらも必死なので何とか魅了を駆使して数人確保したら、今度は洞窟自体を埋められてガッチリ補強されて掘れなくされ、流石に北へ行くのは諦めた。
以来、東西方向に少しづつ広げているが、めぼしい集落は見つけることが出来ず。
諦めて国に帰り、共食いを避けて一人で生きようと全土に散らばるものが増えていっているのが今。
――空から見た時、確かに海岸線から山ギリギリまで細長く、幅もかなり広い範囲でがっつり凍土が横切っているように見えたのは、つまり海から山まで地下洞窟が広がっているのに沿って、地上から瘴気や魔力が吸い尽くされた結果ということなのね?
殆どの不死族は国に帰ったが、諦めきれない人達は、自分たちのように10人くらい集まっては、たまにトンネルの様子を見たり、少し掘り進めたり、思い切って地表を覗きに出たりしていて。
今回たまたま自分たちが地表を見に行ったら、少し先に人間のキャンプを発見。
食料に薬を混ぜておいて1日待ち、昨夜日が沈んでからキャンプに入り込んで魅了して連れ去ったということだった。
……3百人ほどの死なない彼らが時々見に来て地下道を拡張し続けているとしたら。今ここで彼らを倒したところでほんの10人減るだけ、根本的な解決には一切なっていない。いずれこの地下道がもっと伸びて帝国付近まで来たら、帝国周りのダンジョンだって枯らしてしまうかもしれない。
変な組織と手を組んで中毒患者を量産されても怖いし。
出来る限り、彼らにはこの凍土周辺に留まって他のダンジョンには近寄らないように過ごして貰いたいし、まともな協力関係を結べるように持っていきたいところ……
「ーーあの。私たちと敵対するつもりがないなら、今回攫った人たちの中毒は治療して貰えますか?」
「中毒は治療可能だ。もともと重度の中毒にすると寿命が縮むので、毒自体は少量しか投与はしていないしすぐ抜ける。ただ……その間の記憶や体験が消えるわけではないので、彼らに関しては、もう我らなしで生きていくのは難しい身体になっていると思われる。
一応当人たちに聞いて、全員伴侶は居ないと確認しているし。中毒の治療はするが、そのままこちらの手元に残して貰えないだろうか?」
3人で顔を見合わせる。
「薬と魅了だけで無理に囲うっていうのはダメだと思うけど、治療した上で本人がそばに居たいと望むのは、仕方がないかも。うん……それを狙って今後もわざと一旦中毒にさせるみたいなことがなければ」
「1人で何人も囲ったり、次々吸い殺して新しい人間を要求されるのは許可できませんけどぉ、1対1かつ今後は中毒状態にはさせないことを守れるのでしたら、わたくしから上に話をあげて、担当者を連れて来ましょうかぁ?」
考えてから、オクティが彼の方を向く。
「先程連れ戻した2人も1度ここへ連れてこよう。俺たちは一度街に戻って、そちらと交渉できるものを連れて戻ってくるから、話し合いの場を持てるだろうか?全員の中毒を解除して、まともに話し合いができる状態にしておいてほしい」
「承知した。全員揃っての話し合いなら、日没後に地上でよいか?」
「そうしよう。――ワイヤーも解いて良いよ」
地上に戻ると、ああぁぁぁ!と2人分の女性の声と頭を抱えて地面を転がる白い髪と金髪の女性の姿が見えて、慌てて近寄る。
オクティが白い髪の母親の方に駆け寄っていったので、私は金髪の方に近寄ると。
「あんたがリシャールを殺したのっ?!返して!返してよぉぉぉ!!」
近寄った途端に襟首を掴まれ、ギリギリ首が締まるくらいの力を籠めて遠慮なく締め上げられた。
「うぐっ?!」
素早く割り込んだルナが彼女の手を力強く握ると、グキッと鈍い音がしてすぐ手が離れる。
折れてないかちょっと心配にはなるけど、後で正気に戻ってから謝ろう。
「けふっ、ありがとう。彼を殺してはいません!――彼らは誘拐犯ですけど、私たちは彼らが人間に協力的なら手を取れると思ってる側です!おふたりを一旦彼のところに戻して、中毒状態と魅了を解除してもらいますから、冷静になってから、この先どうしたいかよく考えてください……夜にまた話し合いに来ますから」
「リシャールは生きてるの?戻れるの?……わ、わかった、早く会わせてちょうだい」
不安そうにブルブル震える姿は見るからに異常っぽく見えるけど、これでも寿命が縮むから沢山は使っていなくて“すぐ治る”なのか。
少し脳内情報を見てみると、確かにまだ軽い段階らしい。『対象と引き離される』ことに対しての抵抗が一番大きいので、特に状態が良くないだけだと。
色々思うところが無くはないけど、ちゃんと自分の意思でどうしたいか考えるようにと何度も宥めながら言い聞かせてから2人を下に送り届けると。
リシャール!と彼に駆け寄ってひしっと抱きしめたあと、2人とも振り返りもしない。
ちらりとオクティを見ると。今は少し飲み込んだ顔で黙っていた。
夜に来ますともう一度言って、転送盤を並べておいたところに飛んで戻る。
日が沈むまでに話し合いの方向性とか、交渉役を決めて貰わないとね――




