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ep.55-2 人工ダイヤモンド爆発

「やってくれたな。伊佐木てめえ」


「あわわ。ごめんなさい。ギルド長」


「おうおう! ギルドがまともに動かねえ状態になってるじゃねえかっ」


「あわわ。ほんとにごめんなさい」


「おう。このままだと冒険者ギルドがまともに動かねえっ。おう! お前、いますぐ人工ダイヤを人数分用意して、倉庫に入れろや」





「はい」


「それから、孤児を5人雇って、宝石部門を立ち上げて、すぐにこの事態を鎮静しろいっ!!!!」


 ひえええええええ。ギルト長を怒らせちゃったよッッ☆彡





 僕は慌てて、アルファポリスの本を売っている孤児の中から、社交上手な女の子を、5人雇った。





 ロデリー・マムマ・ファニ・クラリス・テーゼ。


 9歳の仲良し5人組の女の子たちだッッ☆彡





 僕は5人に言った。


「とにかく、ギルドに仮の宝石販売所を用意してもらうから、そこで、5人はお客様のニーズにあったアクセサリーの聞き取りをして」


「はい」


「宝石はとても女の人に重要なものだから、こまめにメモを取って、丁寧な接客で、100種類くらい僕が人工宝石のネックレスを用意するから、その中でお客様の気に入った人工ダイヤのネックレスを選べるようにして」


「はい」





「客にお薦めはあえてしなくていいから。お客様が気に入った商品だけを出すように。丁寧な接客をお願い」


「「「「「はい! わかりました!」」」」」





 そこから、僕は冒険者ギルドに詰め寄せた1万人以上の女の人たちに対して、言った。


「みなさん。伊佐木商会代表の伊佐木太郎です。人工ダイヤのネックレスは十分に数があります」


「本当なのぉーーー。ネックレスっ」


「落ち着いて。落ち着いて。今から、5人のこの少女たちが順番にみなさんに宝石のご案内を差し上げますので、落ち着いて並んで、ネックレスをご購入ください」





 それから、整理券を配って、なんとか、ギルドの仮の宝石売り場で、商品の販売を行うことができた。





 ふぅ。すごい騒ぎになったよ! でも、一個80万ギルの商品が、1万人。これでいよいよ、僕も億万長者になったな。


 はは。すごいや! シェスティーナお嬢様。さまさまだよ。ラッキィー♪




 あっ、坊さんの立てカンバンがある。観てみよう。



私たちは、人が家を失ったり、突然居場所を失ったときに、生きるための方法を、救済活動として作り続けたいです。

例えば、人は家を失ったとき、どこにどう動けば、家にまた住めるようになるか。

食べ物がなくなったときに、どうやって、その場をしのいで、生きて行けるようになるか?

病気になったときに、どうやってしのいで、健康な身体を取り戻すか等、

人が最低限幸福に生きるためのノウハウを永遠と作り続けて、それを、無償で公開、あるいは販売を、救済活動として行いたいです。

信仰に力を。


 アーメン・インシュアラー・南無



 坊さん、がんばってるな~。



 おっ、掲示板にビッグ・ドワーフ合衆国と、竜人連邦の戦争の止め方について書きこみがある。


俺は考えた。酒場の女を動かせ。よく司令官や、戦争を企んでいる人間たちは酒場で遊んでいる。だから、その酒場にいる女たちに、戦争になると、社会が不安定になり、自分たちの居場所がなくなると噂を流す。また、戦争になると、乱暴な男が増えて、酒場で酒の代金を払う男がいなくなると、噂を流せ。これはリアルの戦時中によくある話だ。このアイディアを王様は採用して、俺に10憶ギルくれ。


【マイ質問】金に困った浮浪者が大金を手に入れる方法とはなにか?



 おっ、なにか、僕が企んだ悪の戦争止めの方法に乗って、さっそく誰かが書きこみをしてくれたみたいだ。


 なるほど。戦争を企むヤツって、よく酒場に出入りするヤツが多いから、水商売のお店で、戦争を止めるために、女の人を動かしたりするといいのか?


 さて、この掲示板を見て、誰かが王様に伝えてくれるかな?




 人工ダイヤの話を受付嬢のルーンさんと話したら、すごく褒められた。


「ああ~♪ ギルド長は怒っていたけど、気にする必要はないない!」


「ありがとうございます」


「あー、もう、伊佐木さんってすごい仕事する人で、すっごい素敵~っ。ふふふ。私、伊佐木さんと結婚したいって思っちゃうっ。本気で狙っていい? 伊佐木さん。すごく大好き~♪」





 へへへ。ルーンさんってすごくかわいいよ☆彡 なんていうか、ギルド長に怒られてちょっとへこんだけど、元気になったなぁ。ルーンさんのお蔭だ。

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