ep.75-2 王太子から爵位を授かる
さあ、異世界スキルを開くぞ。そこから、お祝いとして自分にとってうれしいものの検索だっ☆彡
スキル : 異世界通販オープン!!!!
検索 : お祝いとしてうれしいもの。
僕が検索すると、
出て来たっ。出て来たっ。
ん?
ビックデコレーションケーキ?
なんと、調べてみると、幅1メートルの巨大デコレーションケーキらしい。
これは買わずばおけまい!!!
僕は地球のみんなに声を大にして言いたい。
「はいはーーい♪ みなさーーん。お祝い事で、ちっちゃくケーキ食べてませんか? そこで、実は最適なのが、通販のクール便によるビッグデコレーションケーキ。こいつはすごい!!! 圧倒的な大きさで、あなたのお祝い事をすごーーーく盛り上げてくれます!!! さあ買いだ! あなたも買いだ!!! いっけえーーーーー!!!」
僕は喜び勇んで、ビッグデコレーションケーキを買った。
どどーーーん!!!
広間に、巨大なデコレーションケーキが舞い降りる。
その幅、なんと、1メートル!!!
あまーい♪ あまーい♪ デコレーションCAKEッッ☆彡 わっしょい♪
とーーんでも♪ ビックリ、大きさでぇーーー、あなたのお祝いを祝っちゃう~っ☆彡
ドドン! ドドンと! ドドン! ドドンと!
自分のために買ったケーキだけど、とんでも、ビックサイズにすごいテンションが上がるぅーー。
イエーイ。
今日はレッツ☆彡パーティだぜ~っ☆彡
そこからは、翌日、知り合いをぜーーんぶ呼んで僕の豪奢な白い邸宅で、ホームパーティだ。わくわく。どきどき。
わっしょい♪ わっしょい♪
受付嬢のリリアさんが来た。
「すごいです。爵位受勲おめでとうございますっ。私、感激しました。伊佐木さんならやってくれると思って」
マリナさんも、ルーンさんも、ファイナさんもお祝いしてくれる。
「おめでと~♪ やるジャン」「すごいねー。伊佐木さん~♪」「今日は盛大に祝っちゃうわ。おめでとう」
それから、みんなで、豪華なチキンを焼いて、そこから、唐揚げと、中華料理を出してシャンパンをいっぱい通販で買って、パーティだ。
ピロリ
豪華シャンパン × 1000 「購入」
「かんぱーーい」「乾杯っ!」「おいわいよー」「乾杯ね」「かんぱーーーい」
ジャジャジャーン! ジャジャジャーン!!!
わいわい わいわい わいわい♪ わいわーい♪
アーロンも祝ってくれる。ビッテも、ギルド長もだ。
「爵位受勲おめでとう」「お、お、おめでとうざいます」「おめでとう。おめえならやると思ってたぜっ」
「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」「おめでとう!」
色々な人が、僕のお祝いにやって来て、僕はその日、すごく楽しいお祝いを過ごしたんだ。
妻のコウヅキには、その席上でキスされた。
ちゅっ
「あなた。がんばってるわ。やっぱり、私の旦那さまはすごい人ね。だいすき」
コウヅキのキッスは、クールな味。でも、すごく唇の感触がきもちいい。
ああ。妻がいるっていいなあ☆彡
いやあ、照れるなぁ~。ほんと、異世界来てよかったよお☆彡
さあ! 爵位を受勲した僕~、これからどうなる?