ep.44-2 紙製ダンジョン《パチンコ大冒険》
王様は笑った。
「プハハ。なんじゃ、お前のその動きッ。おもしろいわい」
「ありがとうございます」
「ふむ。それじゃあやってみようかな? 4人必要じゃの? ここには、わしと、伊佐木。お前とシェスティーナ3人しかおらんができるかの?」
「はい!!! よろこんでー。可能ですよッッ」
王様と、シェスティーナお嬢様、僕と、3人で、紙製ダンジョンを楽しんだよ~★
「おりゃ、これでどうじゃ~っ!」
「うふふ。王様。トラップに落ちましたよ。スタート地点やり直しですわッ」
「それじゃあ、僕が。ここから、2Fまで一気にジャンプします。とおーーーっ♪」
「うおっ! それじゃずるじゃ」
「だまらっしゃい。王様と言えど、ゲームには口出しさせませんよっ!!!」
わはは!!! ゲームで遊んでたら、王様ともシェスティーナお嬢様ともすごく仲良くなったのだ!!!
身分の垣根はゲームが越えるッッ☆彡 身分の差があって、なんか恐れ多い雰囲気だった、貴族と王様の二人とも、僕は打ち解けて、遊べたぞ。
すごい! すごい! ゲームの力ってすごいぞ!!!!
「これは買いじゃ!!! 伊佐木。このパチンコダンジョンを、値段はいくらじゃ?」
「はい。一個2000ギルでございます」
「よし! じゃあ、100個買おう」
「毎度アリィー♪」
ピロリ
紙製ダンジョン《パチンコ大冒険》 × 100 「購入」
「これは王都でのパーティが楽しみじゃのう。伊佐木よくやった。お前は大した商人じゃ」
「ありがとうございます」
「また、わしから呼び出すこともあろう。お前を王の御用商人と認める。わしが呼び出したら、また、いつでもすぐにやって来るのじゃ」
「はい。さんきゅ~♪ わッかりましたぁー!」
こうして、王様ともゲームで仲良くなって、王様の御用商人にも僕はなることが出来た。やったねー!
帰り道に、冒険者の掲示板を見かけたよ。読んでみよ~。
ダンジョン情報
上級ダンジョン3F
龍の平原
出現モンスター ドラゴン
ドラゴンは強烈なブレスと肉体攻撃が危険です。龍の平原には、ファイヤードラゴン、アイスドラゴン、サンダードラゴンがいる。群れになっていることがあるので、龍除けのお香を忘れずに。
なるほどね~。ドラゴンやっぱり上級ダンジョンにいるんだ~。
やっぱり、ドラゴンっていえば、最強のモンスターだよね?
でかいんだろうなぁ。
ちょっと僕とかが遭遇したら、一瞬で殺されちゃいそうな気がするなぁ。
なんていうんだろう?
ドラゴンのファイヤーブレスとかって、
普通に冒険者って避けてたりするんだよね?
けっこう簡単に、ファンタジーの本とかで倒してるの読んでたりするけど、
実際のところ、リアルで戦うと相当ヤバそうな気がするなぁ。
へえ。お香で龍から逃げられるんだ。どんなお香だろう?
きっとドラゴンの嫌いな匂いを発してるお香だったりするよね?
どんな匂いなんだろう? 意外に無臭とかだったりして?
おっとと。
それよりも、今日僕は、王様という怖いドラゴンを喜ばしたゾ。誇らしいな。イエイ!!!
店員のメルティちゃんにギルドで会ったら、僕を尊敬した目で観ていた。
「王様と取引するなんて、すごいです! 店長。カッコいーーー!」
えへへ。それほどでもー。でも、12歳の女の子に、キラキラした目で尊敬して見られると、すごくむずむずしちゃうね~★ うれしいな。




