ep.38-2 女冒険者のナタリーは巨乳
「はいはい。伊佐木商会があなたのご要望にお応えしますよ」
「商品はこれ。ビニールで出来たカッパになります」
「実はみなさんあまり知られておりませんが、ビニールというのは、やたらと熱を遮断する効果がありまして、だから、ビニールで出来たカッパは、実は普通の毛でできた毛布よりもずっと温かいんです」
「よろしければ確かめてみてください。一度お使いいただけると、その温かさにびっくりすると思いますよ」
あっ、冒険者の掲示板がある。チラっと見てみよ~。
ホテルモンスターである灯のホテルには、特別スイートルームがある。
すごい豪華なお酒があったり、ジャグジーがついてて、
なぜか、モンスターの美女が接待をしてくれるらしい。
古い金貨10枚で入れるので、是非、初級冒険者は古い金貨を俺に売って欲しい。
上級冒険者 双剣のアザト
なるほどね~。ホテルになる巨大モンスターがダンジョンにはいるのか? おっきいモンスターなのかな?
ホテルがでっかい草原の中を、ドスドス移動しながら、ダンジョンの中歩いてるの~。
うお! 想像すると、すごく楽しそう~。
さすが、ファンタジーの世界だね~。
ホテル。どすどす~。どどどどどっどーーーー♪
「ぎぎぎぎぎ。おうっ。俺はホテルモンスターだ。お前が古い金貨を支払うなら、俺の腹の中のホテルに泊めてやるぜぃ。どうする?」
おもしろーーーーーー♪ モンスターのホテル泊まりたいなあ。
おっと、それより、ビニールだ!
みんなに聞いて欲しいことがある!!! みんな安物だってビニールをバカにするけど~。
カクカク~♪ カクカク~♪
ビニールって、すっごい能力持ってるんだよ~。まじ、毛布なんかよりビニールの方が温まる~。ほんとなんだから~。ほんとのほんと!
カクカク。カクカク。
僕は思う。
毛布って確かに温かい分には温かい。
ただ、作る手間とか、維持する手間とかがあって、けっこう、色々な不便なとこがあったりするんだ。
一方、ビニールで出来た防寒具っていうのは、
安くて簡単に買えて、買い替えもできるように安く流通してる。
だから、値段を上げないままで、機械生産で簡単に作って、ちょっとみすぼらしく見えても、
僕はそういう安物の商品を大切に売りたいとか思ったりするんだ~。
安物の商品っていうのは、ちょっと不満があるかも知れないけど、
確かに安くて、誰でも買って使える商品になるから~。
だから、僕は安物のビニールの毛布を冒険者に売りたい。けっこう、暖かくて、安いから。
「本当かい? こんなペラペラのカッパで大丈夫なのかい?」
「まあ、一度身に着けてみてください。効果はてきめんですよっ」
女冒険者はカッパ型ビニール毛布を着て、そして、びっくりしてる。
「あっ、ほんとだ。こりゃすげえや。全然寒くないねぇ。確かにいい商品だ。買った!!! いくらだい?」
「一着2000ギルになります。毎度どうも~♪」
カッパ型ビニール毛布を着た赤毛の女冒険者は僕をいきなり抱きしめたッッ☆彡
ぎゅっ
バイン!バイン!
うおっ。すごい胸のボリュームだ。この人、巨乳だっ。
「へへへ。いい商品を売ってくれてありがとうよ。これで、アタシも普通に寒い中でも冒険ができるってもんだっ。あんた、気にいったよ」
「ありがとうございます」
「今度アタシとエッチするかい? アタシの名前は、ナタリー。よろしくな!!!!」
なんだか、肉食系の女冒険者に好かれてしまった。
ナタリーさんか? エッチは・・・今度ほんとにお願いしたいな。
まあ、今日も商品が増えたことだし、これも売りものとして、ギルドで売るようにしよう☆彡
よしよし! ドンドン冒険者のための道具が増えて行くぞ。これからも色々な人のためにがんばりたいな。
メルティちゃんがそのとき、言った。
「店長。このビニールの毛布、私も買ってもいいですか? お母さんに持って行ってあげたいんです」
「うん。いいよ。でも、店員当別割引だ。僕がお金払うから、家に持って帰りな」
「ありがとうございます。店長!!!!」
店員のメルティちゃんにまた褒められた。
「店長。売れもの商品増やしてくれてありがとうございます!!!」
「うん。こちらこそいつも店をありがとう」
「店長ってすごいです! 店長にお蔭で私生きて行けます! 大好きっ! 店長って優しいからほんとに大好きです」
ルフラちゃんも言った。
「私も店長が大好きです。賢くて、やさしくて。大好きです。店長」
えへへ。メルティちゃんとルフラちゃんにまた大好きって言われちゃったよ。うれしいな。




