ep.16 ローデルムの街で本を売る
ダンス祭りだっーーーーー♪ ダンス祭りだっ~~~~♪
いえい!!!! いえーーーーーーーい!
イッツアぁあダンスふぇすてぼぉーーー~♪
It's a dance festival~♪ It's a dance festivalっ~~~♪
それから、ローデルムの街で、アルファポリスのファンタジー小説を孤児たちと踊って売る商売を始めたッッ☆彡
まずは坊さんのカンバンを読んで景気をつけよう~。
災害は、税金で賄われるべきではない。ゆえに私は信仰として、災害対応紙幣を発行し、災害にお金が発生する状態を作りたい。
大体、王国政府は、災害が発生した際には、その分で多量の不利益が発生して、災害が起こる度に、王国の運営が不安定になり、そのたびに税金が上がる結果となる。
ゆえに、災害においては、税金でそれをまかなうのではなく、災害対応紙幣の発行の必要が生じる。
ただし、みだりに紙幣は発行されるべきではないので、その発行の取り仕切りを私たちは信仰として行いたい。
また、災害対応紙幣は、通常紙幣の兌換価値を持って運営され、その監査を私たちは行いたい。信仰に力を。
アーメン・インシュアラー・災害対応紙幣
わお! 災害って確かにすごく大変。
突然、人が家失ったりすんだよね~。
仕事もいきなりなくなったりするし~。
たいへん。たいへん~♪
災害って、税金ってありえないよね?
通常突発的に紙幣を作るの当たり前だと思うよ~。
これは当然だよね?
誰だって災害にはお金出さないんだから。
おっ、冒険者の掲示板があるゾ~。なに書いてるんだろう?
――――
冒険者の掲示板 自由に書いてください。3日で消します。チョークは設置してあります。
> ↑↑↑↑↑坊主は市ね!
> 災害は過去の歴史だって、どこだってお金作って対応してきたんだ! そうじゃなきゃ誰が金払うか!
> 貴族が金払うわけないだろ? 金持ちだって金払わない。人を災害で誰がタダで助けるか!!!
> 肉食え。オーク肉。
> にく。にく~♪
> まあ、まったりしろ。それより、飲み物の話だ。
> 確かに王国では飲み物はうまくないよな?
> お茶でいいとか、コーヒーでいいとか。
> 基本、王国の冒険者は豆茶だな。
> 豆茶はいつでもうまい。
> 20ギルで売ってるしな。ローデルムで。
> 他は買えねえよ。高すぎて。150ギルのジュースなんて飲めるか?
> カクテルとして、スポーツ飲料と、紅茶と牛乳を入れるとうまいらしい。俺らには飲めねえが。
> ↑↑↑俺なら、俺ならハチミツの麦茶とレモンがいいと思う。やっぱり、俺らには飲めないが。
> 夏場にいいよな? ジュースカクテル。ああ。俺たちにも飲めないかな?
> のみてぇええええええええ。じゅぅーーーすぅうう。
> 上級冒険者はジュースが飲める。ビールも。
> それより、焼肉にビール~♪
> 焼肉うまし。にくにく。
> ビールごくごく。焼肉にくにく。
> うひょーーい。夏の焼肉さいこぉーーー!!!
> ↑↑↑うらやましい。上級冒険者。
> それより、マジ、災害で税金上げるのおかしくない?
> ↑↑↑本当は災害対策に使われてない。王が税金上げるときに理由にしてるだけ。
> 紙幣は別に発行して税金も上げてる。
> ふぜけんね。
> 災害で住む場所なくなっていきなり浮浪者。仕事もなくなっていきなり浮浪者。この対策は誰がする?
> ↑↑↑怪我もある。お金ないのに怪我して動けず。
> 誰もリアリティを持って対策立てようとしない。金持ちは保険さえあればいいとか。貴族も王も坊主もおかしい。
> まあ、まったりしろ。
> 俺ら冒険者。考えてたら生きる希望なくすさ。
> まあな。
> まあな。
> まあな。マーナー。マナ~♪
> マナは魔法には大切だゾ。
> マーナー。マナ~♪
> wwwww
> w
> 本は面白いよ。俺、本読むだけで暮らして行きたい。
> 漫画は安く売られてるよな?
> 初級冒険者でも、70ギルの漫画よく買うなぁ。
> 小説の方が多いぞ。同じ70ギルでも量が読めるから。
> 小説を読むだけで暮らして行ける世界なら、パラレルワールドにあった。
> ↑↑↑おおおおお。天国だ。詳しく説明しる。
> 社会的に知識が不足すると、人ってすごい野蛮な世界作るからって名目で、経済論文とか、救済論文とか、環境論文とか読む人間に、紙幣発行して日給8000ギルで、感想作るだけの仕事作ってた。
> なんだ。論文かよ。論文の感想なんて書けるかよ。つまんな。
> 老人とかまともに仕事つけないから。
> ↑↑↑紙幣が増えて紙幣過剰になるりる!!! 償却紙幣を作るりる!!!
> 俺はFXより論文を読むだけの仕事がしたい。ががががが、うわああぁぁあ。また、ダークエルフ紙幣が落ちたぁああああ。
> ダークエルフはエルフなのに長命じゃないんだ。2000年生きられない。
> ↑↑↑長命のダークエルフもいるよ。希少だけど。
> 昔、エルフは2000年続く寿命の中から、自分たちの奴隷となる短命100年の種族を作った。それがダークエルフ。エルフは肌が白いけど、ダークエルフは紫。劣った種族として色分けするために、エルフがそうしたんだ。
> ダークエルフはエルフの支配から逃げ、色々な国に散って、コミューン作ってる。
> 合衆国のダークエルフが一番暮らしはいいかも。
> それより、ドラゴン倒すナタリー見たよ。なんで、ひとりでドラゴン倒してるんだ。あいつ?
> そのわりには中級ダンジョンでオーク狩ったり。オーガー狩ったり。
> オーク狩りは肉得るためだろ?
> オーガーはけっこう戦闘勘取り戻す修行にはいいらしいゾ。この間、一緒に飲んだら、言ってた。
> ↑↑↑お前、ナタリーとやったのか?
> ナタリーは気分が乗ったらエッチするらしいな。ただ、上級冒険者の女とエッチする勇気は俺にはない。
> ナタリーは面食いじゃない。土下座してエッチを頼んでみろ。
> それより、災害紙幣発行はマジして欲しいな。
> 坊さんキレろ。災害で王が税金あげたら。
坊さんいろいろ考えてるな~。僕もがんばって、いろいろやりたいゾ。おっと、今は、ダンスに集中しなきゃっ!!!
わはは~♪
さあ!!!
気分はお祭りたぬきだ!!!!
僕は顔を白と黒で塗って、お祭りたぬきの恰好をして、踊りまくる。
イエイ! イエイぃ~!
腹を叩いて、しっぽをふりふり。そこから、ドテドテばたばたと踊りまくる。時にはスピンもかます。
「ウェーーイ♪ ダンスっ。ダーーンス♪ チェケラっ!!」
「面白いよ! 面白いよぉ~! アルファポリスという異世界の国の、ファンタジーの本だ~!」
「すごくためになったり、面白かったり、泣けたり、いろんな小説があるよぉー」
「どれも一級品で、暇つぶしに1冊買うだけで、人生が楽しくなるよぉーーー~~!」
集団で孤児たち100人と、街の中を本を持って練り歩きながら、踊りながら売る。
「まあ、ほんとに?」「すごいダンスねぇー」「わくわくするダンスじゃ。小説も面白そうじゃのーーーーー!!!」
イエイ! イエイぃ~!
僕は先頭になって、今度はウサギのマネをして、足をカクカクいいながら、踊って売って行く。
スピンっ! スピンッッ。
井戸端で洗濯をしている主婦の集合や、街で買い物をしている冒険者や、商人たちに、1冊2000ギルで、アルファポリスの本をドンドン売って行くッッ☆彡
「イエイ。ノリノリだぜぇ」「本を俺にも売ってくれっ」「俺にもだっ。ダンス楽しいぜ。気に入ったっ」
イエイ! イエイぃ~! 爆売れだぜぃ。
ピロン
ネット小説「ステップで踊る異世界転生者は月の夢を観る」 × 100 「購入」
ダンス。ダンス~♪
僕はたぬきの恰好で腹を叩いて踊りまくるっ。
孤児たちもがんばってる。ちっちゃい手をふりふりしながら、必死につたないダンスを踊ってるよ。
うーーーーん。かわいい~★




