ep.7-2 ギルド宿舎に寝泊まりが決まる。
ニコリ♪
「男性の宿舎はギルド後ろの通路を通って、向いの建物になります。いいですか?」
「はーーーーい~~~ッッ♪ 一発で覚えました~♪」
ニコリ♪
「よかったです。今日は仕事でお疲れだから、ゆっくりと休んでくださいね」
「はーーーーい♪」
わお! リリアさんは気遣いができて、とてもやさしい~。
うーーーーん。尻尾さわりたいッッ。
後ろを歩いてると、かわいい茶しろの尻尾がくしゅくしゅ揺れて、すごくいい感じーーーーーーー♪
ふぁっさ♪ ふぁっさっ~~♪
くっしゅ。くっしゅ。
あっ、また、坊さんの立て看板がある!
見てみよう。
人は求職期間のときに給料を保障されるべきである。それを信仰として行いたい。
今の現状、お店があるとして、労働者を雇ったときに、月に20万ギルを支払わなければならない。
その状態で、10人人を雇った場合、200万ギルの資金が掛かり、その状態で経営が20年以上続く企業を自然発生的に常に作るのは困難である。
そこで、20年ひとつの仕事をやった人間が、次の職場ですぐに働ける状況を作れるかというと、それは生活設計ができる状態ではない。
その現状を誰ひとりまともに考えられていない現状、私はそこで、求職期間紙幣発行をし、すべての働く意志があるものの生活を保障したい。
具体的には、給料の半減の10万ギルを給付した上で、仕事が決まるまでの期間の生活の保障をしたい。
現状、王国では、仕事が決まるまでの期間、3か月の給付制限をつけた上での3か月の生活保障を行ったりもしているが、
そんな制度では、仕事がいつまでも決まらない人が生活ができるはずがなく、20年で企業がつぶれると、多くの自殺者が出る結果となる。
よって、完全に紙幣発行にて、10万ギルの生活を保障した上で、いつまでも継続的に求職ができる状態としたい。
また、求職期間が長い人や、仕事を転々として仕事が安定しない人には、求職困難者として、別に紙幣発行を行いたい。
統計情報等で、今の王国は求職者の情報を得ているが、その現状が、実際の労働者の状態を把握するのに不十分なのは、わかり切ったことである。
そこで、求職期間紙幣と、労働困難者紙幣を発行し、王国の通常紙幣と兌換を行うことによって、王が求職者の現状を知る機会としたい。
また、求職困難者については、別途、ケアを行い、求職困難者を社会から減らす活動を行いたい。
信仰に力を。
アーメン・インシュアラー・求職期間紙幣・求職困難者紙幣
おっ、立てカンバンに書き込みだ。観てみよう。
↑↑↑坊主はたまに正しいことを言う。確かに求職期間にお金が入らなくなるのはものすごく死活問題。これは助かるどころの話じゃなく、俺は坊主を応援する!!!!
↑↑↑求職期間に働かなくなったものが仕事につかなくなるだろ? 無駄な金だ。
↑↑↑10万ギルだといずれ仕事につかないと損するだろうがっ。嫌でも、ほとんどのヤツは働くに決まってる。おめえはアパート代も払えず仕事を探すヤツの身になって考えろ。
↑↑↑市ねばいいんだ。そんなヤツラ。能力のないヤツはそのまま市ね。世の中の役に立たない雇われないヤツは生きてる資格がない。
↑↑↑生きてる人間の生活の立場も考えられないお前が無能だ!!!! とにかく、俺はこの坊主を支持する。10万ギルは絶対に必要だ! 生きるための資金だろう。
↑↑↑働く意欲のない人間が溢れて、労働数が足りなくなる。10万ギルで生きられると、メディアが報道して、若いヤツが労働しなくなるんだ。
↑↑↑それは社会の責任だろう? 普通に10万ギルで働きたくないヤツが溢れる労働状態作ってるだろうが!!!! その状態で人が働かなくなったら、労働権を上げろよ。
↑↑↑お前は職場で乱交してセックスしかしないOLや、リーマンがいることを知らないんだ。
↑↑↑知ってる。そのリーマンは金持ちで、貧乏なヤツは働いている。
なるほどね~。
いずれにせよ、どんな社会でも仕事がなくて生きて行けない人って出てしまう。
だから、そこに紙幣発行するっていいことだと思うなあ。
金って上に貯まるよりも、下から上に貯まる方が人が生きられる状態になるし。
求職期間紙幣・求職困難者紙幣が別れてるのは、社会でわかりやすく、世の救難がわかる状態になるってことかな?
後、労働権ゆるくすると、職場でセックスするOLや、リーマンが出るみたい~。
そんなの職場管理法で罰金刑でよくなぁーーい?
後はカルマ制にして、カルマが貯まるとかさ~。
職場でセックスしたヤツはみんな戦場にぶちこめ!!!!
10000万カルマだよぉーーーーーーー!!!
OLが、
「職場ってセックスする場所じゃない?」
って、言い始めたら、そのOL、戦場にぶっこめ!!!
そいつは、働く場所が生きるための場所って理解してない。お前は酒場の女で昼に来るな!!!
とかね~。
あっ、リリアさんが振り返って、こっち見たっ。尻尾がくるりって揺れたッッ。
くるり~♪
「夕食はギルドの宿舎で取ることになりますけど。お金大丈夫ですか?」
「はい。まあ、今日の稼ぎがあるんで~~~ッッ♪」
ニコリ♪
わわわ。リリアさんが、僕に顔近づけて来たっ!
顔面ドアップ!!!!
ちっちゃい顔で、茶色の目がキラキラして、おっきーーーい♪
鼻がちょこんとリスで、唇ぷるるんとしてるーーーーーっ。
ぷるるん・ぷるるん。ピンクの唇ッッ。
「だったら、私の仕事も終わったし、御一緒に食事しませんか? ・・・というか、私、伊佐木さんとお食事したいんです。私の奢りで」
ほんとにぃぃいいい?
リリアさんはすごく透明な笑顔ですこしクビを傾げながら、真剣な顔で言った。
「あの・・・伊佐木さんって、私と昨日、草原で出会った人ですよね? 私、ずっとそのことが気になってて。それで、いろいろお話したいと思って。私、伊佐木さんにすごく感謝してるんです。私だから、伊佐木さんにお礼とかもしたいと思って。それでできたら、ごはんを奢らせてください」
わお! お礼に食事?
これはクスリ市場のお礼だったりして。どうなったんだろ? クスリ市場。
すごいや! ドキドキはらはらだよおおおッッ☆彡
リスの獣人のとびきり美人のリリアさんに、お食事誘われちゃったぞッッ
わはは。異世界来たら、やっぱり運命っぽい受付嬢とのお食事ってテンプレだよね~~~ッッ♪?
これは、僕とリリアさんの仲がはじまるんじゃ?
もしかして?
わくわく。どきどき。
DC扇風機的にありですよ。これ♪
扇風機。ぼぉおおおおおぉおお
やったねッッ!




