彼女を独占したい飛龍
こんにちは。黒田龍二です。今回は飛龍が彼女とイチャイチャしたいのに思うようにいかないようです。
某日…結衣は飛龍の邸に訪れていた。当の飛龍は外出しているらしい。しばらくしていると気力の無い飛龍が外出から帰って来た。飛龍は帰ってきて早々、「疲れた…もう動けない…」と言って結衣に抱きついた。結衣は驚きつつもそっと飛龍を抱きしめた。5分ほどすると部屋の扉をノックする音が鳴り、「失礼します。」の声と同時に琴音が入ってきた。飛龍は疲弊しきった様子で「何の用だ…?」と問いかける。琴音は「いえ、実はお嬢様に用がありまして…」と答える。飛龍は不機嫌そうに、「急用じゃないなら後にしてくれ…」と返す。琴音は飛龍の容態を見て全てを察した様子で「承知いたしました。急用ではないのでまた後ほど来ますね。」と言って部屋を出た。琴音が部屋を出てしばらくするとまた部屋をノックする音が鳴り、「マスター…ちょいと邪魔するぞ〜」と言って迦楼羅が入ってきた。飛龍はイライラした様子で「迦楼羅…見て分かんねぇか?」と聞く。すかさず迦楼羅は「ちょっとだけお嬢に用があってな…」と言った。飛龍は不満そうに「主であるこの俺の至福の時を邪魔するなら潰すぞ…」と返す。迦楼羅は「お〜怖い怖い。潰される前に消えとくわ。」と言って部屋を後にした。迦楼羅が部屋を出てしばらくすると飛龍は「なぁ結衣…部屋の鍵閉めても良いか…?」と問いかける。結衣は少しだけ考えてから「私は全然構いませんが…」と返す。その言葉を聞いて飛龍は部屋の鍵を閉め、再び結衣に抱きついた。鍵を閉めてしばらくすると玄関の方から鐘の音が鳴り響き、「お届け物でーす」との声が聞こえた。飛龍は完全にイライラした様子で「どいつもこいつも俺の癒しの時間を邪魔しやがって…」と舌打ちして速攻で荷物を受け取り、また部屋に戻って鍵を閉め、もう一度結衣に抱きついた。しばらくすると飛龍は結衣に抱きついたまま眠ってしまった。結衣はそんな飛龍の様子を見て、「よほどお疲れだったんですね…」と呟いて傍で寝ている飛龍の頭を撫でた。
いかがでしたか?疲れきっている事も相まって超絶不機嫌そうでしたね(笑)次回は橙真の回です。