蒼の休日
こんにちは。作者の黒田龍二です。今回は休日の蒼を書きました。
今日は休日。蒼は自室で日課の糖分補給をしていた。
しばらく経つと蒼は糖分補給を終えて部屋から出てきて歩きだした。どこかへ向かうようだ。そんな蒼を隠れて見ている者が1人。蒼の姉である『清水 紫音』だ。彼女は弟である蒼が大好きで良く抱きついているのだが当の本人は嫌がっている。「紫音…何しとんねん…」紫音の背後には兄である『斎条 虎鉄』がいた。「蒼を見守ってるのよ。」「それだと完全に不審者やで…」ちょっとやそっとの事じゃ驚かない彼も流石に呆れている。そうこうしている内に蒼が向かったのはもう1人の姉である『白川 結愛』のいるリビング。当の結愛はソファの上で読書をしている。そして蒼は読書中の結愛に抱きついた。結愛は蒼の存在に気づいて読書を中断し、「よしよし…♪蒼君は甘えん坊さんだねぇ…♪」と蒼の頭を撫でる。蒼は嬉しそうに微笑んでいた。その様子を隠れて見ていた紫音は「結愛ばっかり…」と少しだけ嫉妬している様子。「しゃーないやろ…蒼は甘えさせてくれる人が好きなんやから。」と虎鉄。ちなみに蒼には現在外出中だが、『雨宮 時雨』というもう1人の兄と同じく外出中の『風白 美結』という妹がいる。「そーいえば時雨にもあんまり懐かないわよね?」と虎鉄に問う紫音。「兄貴と紫音は蒼の好みに当てはまらんのとちゃう?知らんけど。」と虎鉄。「何よそれ…」虎鉄の言葉を聞いて少々機嫌を損ねた紫音。当の蒼本人は結愛に超絶甘えていた。
いかがでしたか?この家は長女の結愛、長男の時雨、次男の虎鉄、次女の紫音、三男の蒼、三女の美結の6人姉弟で構成されています。…苗字が違うのは気にしないでください。紫音が機嫌を損ねましたが、虎鉄の言った事は事実なんです。次回は飛龍のプライベートを書こうと思っております。