白と黒の双子
こんばんは。黒田龍二です。今回はとある人物と仲の良い双子の話です。
某日…結愛が友人に会いに行くと言うので一緒に着いて行った蒼。結愛の横に並んで歩く。しばらく歩き続けると結愛が止まった。どうやら到着したようだ。結愛がチャイムを鳴らすとドアが開き、結愛の友人である『白雪 真白』が現れた。「結愛ちゃん!久しぶり!」と嬉しそうに結愛に話しかける真白。「真白ちゃん。久しぶりだね♪」と結愛。「立ち話もなんだし、入って!」と真白。「じゃあお言葉に甘えてっと…」と蒼を連れて真白の自宅に入る結愛。リビングに向かい、ソファに座る結愛と結愛の膝の上に座る蒼。しばらくすると「ほら真黒、行くよ!」と真白の声。「ちょっとお姉ちゃん…引っ張らないでよ…」その近くには蒼と同じくらいの少女、『白雪 真黒』を連れてリビングにやって来て、ソファに座った。「久しぶりだね〜♪」と嬉しそうな結愛。「ね〜♪ちなみに聞きたいんだけどさ、その膝の上の子が一番下の弟君?」と問いかける真白。「そうそう、蒼って言うの。可愛いでしょ♪」と言いつつ、膝の上の蒼を撫でる結愛。「ねぇねぇ、私も撫でてみて良い?」と聞く真白。「もちろん良いよ♪」と結愛。2人の会話を聞いていた蒼は少し警戒しつつも真白の膝の上に移動する。真白が頭を撫でてやると警戒心が解け、猫耳と尻尾が生えてきた蒼。その様子を目撃し、当の本人は「嘘!?もしかして蒼君って猫の獣人だったの!?」と驚愕している。その光景を見て、「真白ちゃんの事が気に入ったみたいだよ?」と結愛。その言葉を聞いて「気に入ってくれたんだ!嬉しいなぁ〜♪」と喜んでいる真白。しばらく真白が頭を撫でていると、蒼は近くに座っている真黒の事が気になるらしく、真黒の方をじーっと見つめていた。その視線に気づき、「な…何?私に何か用…?」と少し困惑しつつも問いかける真黒。そのようなやり取りを見ていた結愛は「ん〜?真黒ちゃんの事が気になるの?」と質問をする。結愛の言葉を聞き、「気になるなら行っても良いよ?」と真白。「ちょっとお姉ちゃん!?急に何言い出すの!?私も少し気になってるけど…」動揺している様子の真黒。躊躇しながらもその真黒に抱きついてみる蒼。戸惑いつつも「んっと…お姉ちゃんがやってたみたいに…」ボソッと呟いて蒼の頭を撫でてみる真黒。頭を撫でられたのがよほど嬉しかったらしく、尻尾を振って喜んでいる蒼。その光景を見て、「2人とも可愛い〜♪」と真白が言い、「よっぽど真黒ちゃんの事が気に入ったんだねぇ…♪」と結愛が言う。蒼に気に入られた当の真黒は少し赤面しつつもどこか嬉しそうな表情を浮かべていた。
いかがでしたでしょうか?次回はとある人物の下僕達が登場する予定です。