5章幕間-1
(――……どこだ、ここ……?)
それがムジカの、最初の感想だった。
何も見えないし、聞こえない。何も感じない――ということはないが。何も見えない暗闇の中に、揺蕩うように自分が在る。宙に浮くようにぼんやりと……ただ、揺蕩っている。
これは夢かとも思うのだが、その割に意識はシャープだった。であればこれが夢ということはないだろう。そういう夢を見ているのでもない限り、ではあるが。
(……もしかして俺、死んだか?)
他人事のようにそんなことを思う。
幸か不幸か、記憶はあった。さっきまで死闘を繰り広げていた記憶だ。ただ、実際にそれがさっきのことなのかは危うい。なにしろあのポンコツノブリス――〝スバルトアルヴ〟を起動してからこっち、意識が完全に朦朧としていた。脳みそはぐちゃぐちゃにされて内臓は全て絞りつくされて。そんな痛みの中で戦ってきたのだ。記憶の一つや二つ、すっ飛んでいたとしてもおかしくない。
ひとまず今のムジカの疑問は、ここがどこで何なのかということだった。
(まさか、ホントに死んだんじゃないだろうな……?)
仮にこれが死後の世界だというのなら、随分とひどいところだと思う。なにしろ本当に何もない――ただ意識だけがここにある。やることもないが、やれることもない。
それはある種の拷問だと思うのだが……
そんなことを考えていた時だった。
唐突に、世界が切り替わった。
「……は?」
思わずそんな声を出してしまう程度には、変化は劇的だった。
まばたき一つの間に、世界が生まれた――いや、実際に生まれたのか? 元々そこにあったかのように、目の前にその景色が広がっていた。
どこまでも広がる深緑の平原に、此方から彼方へと向かう大河。遥か先には深き森。その背にはどこまでも遠くへ連なる山脈――……
(山脈?)
ぎょっと二度見した。それは浮島にはあるはずのないものだ。浮島にも丘くらいならある。だが山などない。あるはずがない……
しばし呆然と、ムジカはその威容を見つめていた。どこまでも続く大地と、それを阻むようにそびえる山を。
見たことなどないはずなのに――郷愁を抱かせる、その光景を。
(これ……地上か?)
としか思えなかった。頭上を見上げれば、空が遠い――雲があんなにも高くにある光景を、ムジカは知らない。
なのに、どうしてこんなにも懐かしいのか。
ハッと、ムジカは弾かれたように背後を振り向いた。
そこに広がるのもまた平原だった。どこまでも、どこまでも遠くまで広がる――
その先に、都市があった。浮島の都市部によく似た……だがその規模をはるかに超え、ムジカからすれば想像したこともないような大きさの。
そしてその中央には、はるか遠くからでもはっきりと見える城が――……
古代王国。かつてメタルを生み出し、そして滅ぼされたという。
その、栄華を極めた当時の姿がそこにあった。
「なんだ、これ。なんで俺、こんなものを見てる……?」
わからない。そんなこと、わかるはずもないが――
胸に、迫るものがあった。
そこにはかつて人類が失った、全てがあった。
人々の営みが。何に脅かされることもない、健やかな生活が。故郷が――大切な、大切にすべきだった全てがそこにあった。
――まばたき一つの間に、それが燃えた。
一瞬、まぶたを閉じただけで。また景色が切り替わった。
次に目を開いた時、目の前にあったのは焦土の光景だった。
赤く染まった日暮れの世界で、王国が燃えている。都市が燃えている。平原に茂る草木は枯れ果て、吹き荒れた風の中に火の粉が舞う。夕暮れの空を、その赤さよりも赤く――炎が、全てを燃やしていた。
そんな世界に、その声が響いた。
『奮起せよ――ここが、我らの正念場だ!!』
力を帯び、使命を叫ぶ声。
ハッと背後を振り向けば、そこにいたのは〝戦士〟たちだった。
対メタル用、空戦機動兵器――ノブリス・フレームを纏った、戦士たちの群れ。
軍隊、というのだろう。数えきれないほどのノブリスが戦列を組んで、炎上する王国を見据えていた。
そしてその彼らの背後。遠く遠く、離れた場所に……まさしく今空へと向かう、岩塊めいた〝それ〟がある。
――浮島が、地上から離れ飛び立った直後の光景だった。
『あれが我ら人類の未来だ!! 彼らを守れ――我ら人類の未来のために!! 人類の意地を通せ!! それだけが――我らにできる、最後の戦い!!』
叫んでいるのは、金色に輝くノブリス・フレームだ。ムジカも見たことのない、大型の――だが、その機体のことは知識で知っていた。
伝説に謳われる〝三銃士〟が一人。人類の命脈を守り切り、浮島が空へ上がりきるまで戦い続けたとされる……<王>。
彼は――そして彼の率いる軍勢は、人々を守るための軍だ。
敵を待ち受け人々を、これから空へ逃げる浮島を守るための軍だった。
そして、軍はもう一つ。紡錘陣を敷き、別方向から今まさに王国に攻め込まんとする戦士たちがいる。
その集団の戦闘に、〝それ〟がいた。
蒼銀の鎧に赤銀の剣。ガン・ロッドが生み出された後になっても、全てを両断する魔剣を使い続け、最強であり続けたとされるそれ。
伝説に謳われる〝三銃士〟が一人。メタルの群れ、その敵中へと突撃し、人類が生き残る活路を切り開いたとされる――<勇者>。
彼は何も言わなかった。仲間たちを鼓舞することもなく、ただ静かにその時を待っていた。
そして〝その時〟が来た瞬間に――誰よりも勇敢に、畏れることなく突き進んだ。
王国から、無数のメタルが飛び立つ。自らが燃やした国の残骸の中から、自らに与えられた使命を叶えるために。
全ての人間を殺すべく、手始めに戦士たちへと向かっていく。
それは、地獄の光景だった。
それは、蹂躙の光景だった。
現代においては一騎当千を謳われすらするノブリス・フレーム。それが……メタルに、雑兵のごとく蹴散らされていく。ほとんどの者が太刀打ちすらできず、瞬く間にその命を散らしていく。
<ナイト>がメタルに叩きつぶされ、<バロン>がメタルに八つ裂きにされ、<ヴァイカウント>がメタルにくし刺しにされる。<カウント>がたった一体のメタルと相打ちになり、<マーカス>が数体のメタルを道連れに自爆する。
それは、どこまでも残酷な〝敗北〟の光景だった。
その敗北の中にあって――<勇者>たちが、道を切り開く。
王国までの道を……コアと呼ばれたメタルまでの道を。仲間と共に、自らを犠牲にしながら。それでも<勇者>は、〝仲間〟を王国の中央へ――……
そして、景色が切り替わった。
そこは、奇妙な場所だった。
何もない、純白の空間。ムジカの知る中で近いのは、浮島の〝炉〟だ。ただぽっかりと開けた空間に……一人の女と、一人のノブリスがいる。
奇妙な女だった。ガラスの棺の中、十字架に磔にされて固く目を閉じ眠りについている――その様子もまた奇妙だが、真に奇妙なのはその女の姿そのものだった。
女は銀色の体をしていた。
それはメタルの色だった。
メタルと同じ体をした女が棺の中、罪人のように十字架に――そしてムジカでは理解の及ばない規模の魔道具に取り込まれている。
そしてその女を見つめて、静かに。そのノブリスが佇んでいた。
伝説に謳われる〝三銃士〟が一人。メタルのコアを破壊してその機能を奪い、人類が空で生き残る未来を遺した――<救世主>。
彼が、ぽつりとつぶやいた。
『殺してやれたなら……よかったんだけどな』
それは人間の声だった。
使命を、そして人類の未来を背負ったという気負いはなく。ただ困ったように、苦笑する……等身大の、青年の。
その青年の前で、オリジナル・メタル・ユニットの防衛システムが起動する――……
それを最後に、全ての景色が消え失せた。
知るはずがないのに懐かしさを感じる地上の姿も、燃える王国も。敗北の景色も……何もかも。消え失せて、ムジカは暗黒の世界へと帰る。
呆然と、ムジカは呟いた。
「なんなんだ、これ……? 俺は、何を見てるんだ……!?」
夢とは思えない。夢にしては具体的に過ぎたし……何よりこれは、ムジカが知るはずのない光景だった。人類がメタルに敗北し、空へ逃げ去るその瞬間の光景など。
あるいはこれは、単なる夢か妄想なのかもしれない。だが……それにしては、現実味が強すぎた。それならまだ、死後の世界がムジカに過去を見せていると言われたほうが納得できた。
だがその疑問に答える者はいない。再び暗黒の世界に放り出されて、ムジカは途方に暮れた――
その、直後だった。
『――ハロー、ハロー? あー……聞こえてるかい?』
「……っ!?」
唐突に響いたその声に、ムジカはまた背後を振り向いた。
いつの間にか、そこには部屋があった。それも散らかった部屋だ。
書斎……なのだろうが、辺りにはゴミやら読み捨てた本やら何かの書類やらが散乱している。だけならまだいいのだが、壁際には剣やら杖やら魔道具やら、得体の知れない物品が山のように積み上げられていた。
本棚とデスクがあるからかろうじてそこを書斎だと思えるだけで、それがなければ……ここを、何の部屋だと思っただろうか?
(倉庫……ってこたねえか。ゴミ屋敷ってのもちと違うが……)
そんな部屋の1つしかないデスクの前に、その男は立っていた。
若い――若い、男だ。歳のほどは二十歳前後。まだ若造と言ってもいい。短い金髪に、透き通るようなアイスブルーの瞳をした、整った顔立ちの男。優男のように見えるのは、彼の顔に浮かぶ気さくな笑みのせいだろう。
だがただの優男というわけでもなさそうだということは、彼の体が相当に鍛え抜かれていることから察せられた。というのも、彼は薄着でそこにいたからだ。だからその体つきが簡単に分かった。
それは〝戦士〟の――戦うことを生業とした者の体だった。
誰だアンタ、と。誰何の声をあげようとしたまさにその直前に、男が言ってくる。
『ああ、反応は返さなくていい。こいつは録画映像だ。俺は君たちの前にはいない。君たちに話しかけているように見えるかもしれないが、これは伝言であり……言ってしまえば遺言だ。突然そんなこと言われてもって戸惑うかもしれないが、まあ……悪いな。そこは諦めてくれ』
そして、改めて男は言ってくる――
先ほど聞いた、<救世主>の搭乗者の声だった。
『改めて名乗ろう。俺はアーサー……ただのアーサーだ。俺が誰かはたぶん、君たちの親から聞かされてるんじゃないかな。あるいはこれから知らされるか。わからないやつ、知らないやつはそのままでいい。俺が誰かなんてのは、大して重要なことじゃない』
「…………」
『今見てもらった光景は、俺からすれば未来のことだ。といって、そう遠い未来じゃない。明日か、明後日か……まあ、そんなもんだ。君たちの中ではほとんどの者がよく知る〝未来視〟の、再現映像。〝そちら〟にはもうないかもしれないが……〝こちら〟にはそういう魔道具がまだあるんだ』
〝伝言〟、〝遺言〟、〝そちら〟、〝こちら〟――彼の言っていることはいまいち意味がわからなかったが……そこで一度、男は言葉を区切った。
浮かべていた優しげな微笑みも、その瞬間に引き締まる。
至極真面目な――あるいは思い詰めたような。そんな顔で、男は改まった。
『ハッキリ言おう。俺たちはこれから、人類の存亡をかけて戦う。最悪の未来の中で、それでもマシな道を勝ち取るために――そして死ぬ。俺たちは自らが敗北することを知りながら、それでも未来を遺すために命を懸ける』
「…………」
『まずは、詫びよう。君たちがその空で暮らすハメになったのは、俺たちのせいだ。君たちは、俺たちの出したクソの尻拭いのためにそこにいる。そうならないよう努めるつもりではあるんだが……十中八九、そうなる。君たちがこの映像を見ているってことは、つまりはそうなったってことだ』
俺にできることは、詫びることだけだ――そう言って、男は頭を下げた。
そして、顔を上げた。
そこでふと、ムジカは気づいた。
(……視線が合わない?)
この男は、ムジカを見ていない。
こちらを向いて語りかけているように見えるが、それはムジカに対して話しかけているわけではない――たまたま、ムジカが彼の語りかけているほうにいるというだけだ。
『さて……本題に入ろう。このメッセージは一体何か、という話だ。何のために、このメッセージを遺すのか。それをまずは伝えたい』
それはやはり、ムジカに向けた言葉ではないのだろう――
こちらのほうを見ながら、だが一度も視線は合うことなく、彼の言葉が続く。
『このメッセージは、いずれ君たちが<デューク>と呼称するようになる、特殊なノブリスを初めて起動した時に見られるように設定されている――正確には資格を持つ者が、そのノブリスを初めて起動した時に、か。資格の有無は次の条件で定義される。
一つ目は、キミたちがいずれ〝管理者〟と呼ぶようになる者たちの血を引く場合。
二つ目は、キミたちがいずれ〝調律者〟と呼ぶようになる者の中で、一定以上の知識と力を持つに至った場合。
そして三つめは……〝管理者〟の血も、〝調律者〟としての知識と力もないにもかかわらず――<デューク>を起動させられた場合。本来なら<デューク>を起動するはずの――そして起動させられるはずのない、特異個体。この者のことを、俺たちは〝適格者〟と定義する』
(〝適格者〟?)
その言葉でふと思い出した。聞き馴染みのない単語だが、つい先ほど見たばかりの単語だ。
――汝、〝適格者〟ニ非ズ。
〝スバルトアルヴ〟のシステムが、ムジカに突き付けてきた言葉だ。つまり、ムジカはこの三つ目の定義には当てはまらないということなのだろう。
ただ、疑問に首を傾げた。
(ジークフリート家が管理者の血を引いてるなんて話、聞いたことねえけどな……?)
というか、だからムジカの叔父、ドリス・ジークフリートがその血の権威を求めてリム――クリムヒルト・グレンデルとの婚約を強行しようとしたのだ。
そして調律者としての知識など、ムジカは当然持っていない。ムジカはどの条件にも当てはまらない。
なのになぜ、この映像を見ているのか……疑問に思っている間にも、話が進む。
『このメッセージは今挙げた、三例の者たちそれぞれに送られる。内容は、君たちの〝使命〟と〝役割〟についてだ。俺はこれから君たちに、伝えなければならないことを伝える。この遺言がおそらく君たちの生き方を定める――君たちは〝君たち〟であることから逃れられない。再び詫びよう。それは俺たちの罪だ』
――だから、俺たちのふがいなさを恨んでくれ。
そう男は後悔を囁き――そして、その遺言を語り始めた。
『まず、管理者の血を引く者たち。君たちに告げるのはこれだけだ――〝適格者〟が現れていないのなら、今はまだその時ではない。父母から受け継ぐだろう役割を果たせ。その空を維持しろ。いつか〝彼女〟が現れる、その時まで――あるいは君が君の生を全うする、その最後まで』
「……?」
その瞬間。
ふと嫌なものを感じて、ムジカは一歩前へ進んだ。
そしてその直後に、背後で何かが消える気配がした。
気付いて背後を振り向けば、そこにはやはり何もない……のだが、ムジカは奇妙な息苦しさを感じていた。なんと言えばいいのか、急に部屋が狭くなったような感覚だ。その正体がわからずに背後へ手を伸ばすと、何か壁めいた感触がある……先ほどまでは、明らかになかったはずのものだ。
これが何か。感じた通り、空間が狭まった――ということなのか。
あるいは、とも思う。なくなったのだと。背後にあったはずの空間が消された。おそらくはそこにいる――いた?――のだろう、誰かごと。
意味がわからないが、どうしてかそんな気がした。
そしてその間にも、男の話は続いていた。
『次に……〝調律者〟として完成した、完成してしまった〝君〟に告げる』
振り向けば、男はそう言って目線を下げた。
ムジカからすれば、腰の辺りか。管理者たちへ向けたものとは違う。おそらくは、そのくらいの小さな子供にだけ語り掛ける。
『本来なら〝調律者〟がこのメッセージを受け取ることはない。君たちの言葉で言えば、〝管轄〟が違うからだ。だがおそらく……君だけは、真実にたどり着く。このメッセージがなくとも、自力で。君だけがこの空の正解を知る――だからこそ、君に届くようにこのメッセージを遺す』
ゆっくりと、噛みしめるように。念入りに、男は言う。
『君は真実を知る。正解を知る。その空が何のために在り、何を待っているのかを知る。だが君には何もできない。その空は君に何も求めない。君にそれを成す力はない……君は賢い。それがきっと、君を苦しめる。人類は君ほどには賢くない。その愚かさを君は見る』
だが、と男はそこで言葉を区切った。
『だがどうか、信じて欲しい。君の見る空は汚れているように見えるだろうが……それでも、ほんのわずかだとしても、信じるに足るものがあるのだということを。君はいつか出会う。世界は案外、捨てたものではないという事実に。それまでどうか……自棄にならないでほしいと願う』
また、悪寒。
ムジカは一歩前へ進むと、またすぐ後ろで空間が消えた。
その辺りで察した。この空間は、このメッセージとやらを聞く者を選別している。最初は管理者を追い出し、次には調律者を追い出した。
つまり、最後は〝適格者〟へ向けた言葉を語るのだろう。
男が、ゆっくりと視線をずらす――
『そして……最後に、君だ。我々は――俺たちは、君を待っていた』
やはり、ムジカとは目線が合わなかった。
ムジカより身長の低い、その誰かに彼は語りかけた。
『何故君か、という問いに意味はない。俺たちが何年も――何百年も待ち続けて、資格を得たのが君だった。それだけなんだ。本当にたまたま……君にその力があった。だから選ばれた。とんだ貧乏くじだと思うよ。辛くなったら俺を呪ってくれ。だがその空を……人類を救うのは、君だ』
きっとね、と。
苦笑するように笑って、彼は続けた。
『今は、忘れたままでいい。だが、いつか思い出してほしい。選ぶのは君だ。君だけがその空の……そして人類の未来を決める。俺たちは、君に託す。君の決断を尊重する。だから、君は君の望むとおりにやっていい……いつかその時が来たら、俺たちが君にそう願ったことを、どうか思い出してほしい――』
――決めるのは、君だ。
それが結びの言葉だった。
そうして男がそう言い切るのと同時に、またまた悪寒。やはり嫌なものを感じて、ムジカは一歩前へ進んだ。
そしてまた……背後の空間が消える。
視線を戻せば、男はすぐ目の前にいた。メッセージを伝え終えたらしい。彼はうなだれていた。
辛そうに苦笑して、だが仕方ないとでも言うように、ゆるゆると首を振り……ため息をついて、顔を上げた。
ムジカと目が合った。
呆然と、彼が言った。
『――誰だ、お前』
ムジカの意識が途絶えた。
5章幕間-1更新です。
もう1章分幕間やって、その後エピローグの予定です。
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