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新展開

 中々良くならない母親と、状態が落ち始める父親。私との三人生活も一週間を超えて……


【13日目】


 前回はよく分からない読書記録などを書いてしまいました。多分軽い躁状態だったのではないかと思います。


 隔離生活でも平穏を保とうとしていますが、心の浮き沈みが激しいようです。


 こうして文章を書く事で、客観的に振り返る事ができるとも思います。

 その反面、心のままに書きたい事を書いていると、一喜一憂を増長してしまう面もあるように感じます。


 と、内面ばかり掘り下げるのもよろしく無いと思うので、コロナ自宅療養事情を少し記載します。


 まず、食糧などは発症4日目からどんどんやってきました。

 一人一箱、一週間分のレンチンご飯、菓子パン、レトルト食品、冷凍食品など。


 あまりに来過ぎて、冷凍庫が満杯になり、消費が追いつきません。


 中にはピリ辛のパスタや、中辛カレーなど、喉を痛めた患者にはキツイものもありましたが、食べ物が来るだけでもありがたいですね。


 最初の3日分を備蓄しておけば、何とかなると思いました。

 ただし地域柄や状況次第で変わると思いますので、普段から一週間分の食糧は備蓄しておく方が良いと思います。

 最低ラインが3日分で。


 私的なベスト3はレンチンご飯、ワカメ味噌汁、和惣菜の冷凍食品でした。

 菓子パンは4月までもつ謎仕様。普段2日3日しか持たないのに、添加物とか混ざりまくっているのでしょうか?謎です。


 それとは別に、自分で用意しないといけないのが飲み物でした。


 特に熱発時のポカリは、たまたま買い置きがあったので助かりました。

 あと水も良いですが、麦茶も助かります。

 カフェインを摂りすぎると寝つきが悪くなったりしますので、麦茶がお勧めです。


お薬は、父にはコロナ治療薬のラゲブリオ。これは毎食後、一回4錠、五日間飲み続ける薬です。

かなり大きな錠剤で、多分母親ならば飲まなかったでしょう。


その母親は、抗体カクテル点滴をうったので、その一回で済みました。

コロナの症状には効果的面だと思います。


私にはカロナールと咳止め薬、抗生物質程度の処方でした。


いずれも薬はクリニックの駐車場で待っていると、薬局さんが持ってきてくれました。


食糧といい、お薬といい、とても助かります。このツケはどの位の負債になるのか……頑張って働いて、税金納めます。


現場の医療従事者の皆様、保健所の皆様、食糧の卸業者、配送関係者には、本当に感謝しています。


 と……書いている内に、娘が発熱しました。38.6℃。

 すぐにPCR検査を予約しましたが、まず間違いなくコロナでしょう。


 嫁が慌ててクリニックに連れて行きました。


 これだけしっかり隔離して、部屋に閉じ籠っていた娘が感染するとは思いませんでした。


 今までの苦労が何だったんだ、と脱力感、不安感がわきます。


 娘が発症したら、濃厚接触者の嫁や息子も感染していると見なければなりません。


 とにかく無事に帰ってくる事を祈ります。


 ……と、書いてると、LINEが来ました。陽性です。

 幸い熱はあるけど、割と元気との事。早く帰りたがって困っています。


 検査も薬もかなり待ちますから、子供にはキツイですよね。


 とにかく今日にて隔離作戦は終了しました。


 ここからは、同じ空間で一丸となって、コロナと向き合います。


 しばらく時間が経って、考え方の転換ができました。

 なんというか、諦めた瞬間に楽になる感覚です。

 もう隔離は終わり、2月もほぼ捨てました。

 楽しいことを3月に託して、今は耐える事にします。


【14日目】【15日目】も何とか乗り越えました。


 何とか母親も生きています。いつ救急搬送になるか、その瀬戸際は脱しつつあります。後はどうやったら、何なら食べるか? 飲むか? 明日から私が動けるようになるので、試行錯誤します。


 1人の時間が無くなると、途端に書けなくなりますね。

 ダイジェストになるかも知れませんが、また、余裕がある時に更新させていただきます。


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