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アラクネ姉さん  作者: ますくばろん
森の中のアラクネ姉さん
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森の中のアラクネ姉さん 8

 

 なおも継続する森の中の女子会。


 現在はノアちゃん先生による、お手軽採取方法講座を受けています。


「んっ! きた! ヒットアンドフィッシュ!!」


 と勢いをつけ前脚を振り上げる私。

 脚の先から伸びた糸、さらにその先に銀色の魚の姿。


 川辺にいるのですから、そこで採取と言えば、魚釣りです。


「おお! なんかさっきの赤黒い魚とは違って今度は銀色ですよ?」 

「それギンアユって言うんですよ。なかなか獲れなくてレアなんですよ」

「ほぉー」

「釣れた!! おいみろっ!?」とここまで一匹も釣れなかったレイナちゃんの歓喜の声が聞こえてきました。

「れな。おめでとう。やっと釣れたね」とてててーと駆け寄るノアちゃん。

 小柄なのでどう動いても保護欲を掻き立てますね彼女は。

 因みにだが、レイナちゃんとノアちゃんは、リアルでも友達というか同じ学校に通う同級生だとか。


 微笑ましいですねぇ。キャッキャッウフフなお二人を見てると……レイナちゃんはアハハ! て感じですが。




 さて、このお二人と出会た事は本当に幸運でした。

 ノアちゃんは就きたいと考えていた生産ジョブで有名なお方。

 レイナちゃんは戦闘職剣士をメインに一年以上このゲームを楽しんでるとのことです。

 彼女たちの情報はかなり有益です。


 レイナちゃんからは、対人戦闘における作戦や対処に大いに役立つ情報を得られる。

 どんなスキルやアビリティがあるのか、効果は? 発動条件は? 

 MOBに関しても私がまだ出会ってないMOBの情報も得られました。

 こう言った情報は私にとってはある意味、武器と言えます。

 情報を制すものは世界を制す、とまでは言いませんが、知っているって事はかなりのアドバンテージですよ。


 ノアちゃんからは非戦闘職の生産系職についてでしょう。

 これに関して私は不得意とするところ。

 戦闘、もとい体を動かす事については、近所のハイパーお姉さんに日々みっちりと教え込まれてますので、どうにか出来ます。が、生産系は素人、知識なしと言えますね。

 時間がなかったので情報サイトでは、戦闘関連しか見てないですから。

 なのでノアちゃんは物凄く貴重な存在です。なんならお持ち帰りして部屋に監禁したいほど。


「――おい! ノアをヤバい目つきで見るんじゃない!」

「え? あ、すいません。あまりにも可愛いのでちょっとサイコな私が騒いでしまいました」


 ノアちゃんもそうですが……レイナちゃんもいいですよねぇ。

 縛って拘束して、クッ――殺せ! と言わせたら物凄く似合うと思います。


「……おい。アタシをヤバい目つきで見るな」

「失礼。ちょっと私の中のサディスティックハーツが、アナタを縛れと轟き叫びそうになりまして」


 おう、レイナちゃんのジト目ってなんかゾクゾクしますね。

 どことなく早妃ちゃんに雰囲気が似てる所為でしょうか?



「そういえば、お二人にお聞きしたいんですが。倒した敵からの戦利品。素材アイテムとかはどんな感じに?」

「……どんな感じ?」

「もしかして、剥ぎ取りの事ですか?」

「レイナちゃんハズレでノアちゃん正解」

「んだよ? ハズレって」

「まぁまぁ、その『剥ぎ取り』ってのをしないと得られないんですね?」

「そーだけど……なぁ? その前にこっちの質問に答えてくれねぇか?」とレイナちゃんがなにやら難しい顔をしてそう言います。


「どうぞ?」と返し話を促す。


「あんた今レベルいくつだ?」

「えー……と、今五十三です」

「アタシとあんまり変わんねーな。じゃ最後にこのゲーム初めてどの位経つ?」

「それは……ゲーム時間で四日ぐらいですかね。凡そで」

「はっ!? まて!? じゃガチのノービスなのか!?」

「ガチかどうかは知りませんが。見習い(ノービス)と言う意味でしたら、このゲーム内ではそう言えますね」


 どうしたんでしょうか。そう答えると二人して大きく目を開いて驚きの表情に。

 特にノアちゃんはただでさえ、大きなおメメをしているのでまさに目が飛び出るてな感じ。

 しかしながら、ほんと可愛いですよねぇ……ノアちゃん。

 何と言いますかその大きな瞳を抉り取ってしまいたい。


 可愛い存在ってなぜこうもグチャッてしてしまいたい衝動に駆られるのでしょうか?

 たまに天都(あまつ)を抱き潰してしまいたくなる、のと同じ衝動が湧き上がりますよ。この子は。


 因みに天都ってのは私のお姉ちゃんです。私と並ぶと妹に見られる実の姉。

 もう一つ上げると二卵性双生児なので同い年です。


 その姉に抱くサイコラブをノアちゃんにも抱いてしまう。


「おい! サイコラブってなんだよ! こえぇーよ! ノアが怖がるだろ!?」

「いやいや私からすれば最高位の愛情表現ですよ?」


 とまぁ話が脱線したので軌道修正をしつつ、お二人が驚いた理由をお聞きしましょう。



ついに日間ランキング一位になれました!!

束の間の事でしょうがほんとうにうれしい!


ここまで読んで下さった方々。ブクマ、評価して下さった方々。

ほんとうに! ありがとうございます。


慢心せず、これからも精進いたします!


ちょっと気になってるのが文字数なんですが、このままでいいのか迷ってます。

要望がありましたらお気軽に、活動報告でもなんでもいいのでお教えください

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