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知っている魔法に似ているが・・(仮)

期限の切れてた免許は再発行してもらいました!いや~良かった良かった。

半年以内なら、理由無しでも再発行できますが、手数料が余計にかかるらしいのでご注意を。

半年を超えると、入院などの理由が無いとダメみたいです。

ダメだったらどうなるか??・・・知らね。(コラ)


期限切れてる事が発覚した時はどうしようかと思ったわ・・。


使い慣れない電車を使ったんだけど、電車舐めてた・・。適当に乗ったら降車駅通過したわ・・・。

慌てて逆走の電車に乗ったけど、やっぱり通過したわ・・・。


どうにか運転免許試験場に付いたら、お昼で受付閉まってたわ・・。


地下に食堂があったので入ってみたけど、あのっすいトンカツ、何あれ。

いや、値段があれだから、見本より薄くて小さいのが出て来るかと思ったんだけど、大きさはそこそこあったのよ。

お肉、やわらか~い。これだけ聞くと良いように聞こえるかもしれないけど、違うんだ。

肉の食感ですらないんだけど。安物のハムカツとか白身魚のフライの方が、まだ歯ごたえあるレベル。

衣は普通にザクザクしてるから、余計に不気味と言うか何というか。


そして、しっかり睡眠取った筈なのに、講習ってやつは何であんなに眠くなるんだろうな?


で、行きに手こずった電車で警戒して、途中(行きで乗り換えで降りる筈だった駅)で降りたんだけど、よく考えたら乗りっぱなしで良かった(アホ、降臨。)。


レベルの関係上、俺のアイテムボックスの容量が大きいとはいえ、有限である。

スイバを起動する燃料だって有限ではあるが、こちらはまだ余裕があるのに対し、アイテムボックスは事の次第によっては直ぐに満タンになってしまうだろう。

という訳で、真っ二つに分断された船の残骸を、大船に置きに戻った。


俺の動きを見てか、他の小舟がこちらの大船から離れて行ったので、次からは簡単に戻って来れないだろう。

しかし、あの大きな攻撃が、小舟に乗った人員もしくは魔道具の誘導に依存している可能性は極めて高く、もう一度来る恐れが減っただけでも、大きな成果と言えるだろう。

あの攻撃は脅威だ。もう少し低い位置なら沈んでいた可能性もあるが、向こうが確実に当てる事を優先してくれたおかげで助かった。

狙いを付けるのが難しく、海面に落ちないように加減したのか、それとも最初の一撃に思い切る事ができなかったのか。

ともかく、遠めでもハッキリわかるぐらい、船体は大きく損傷していた。

焦げ跡のあたりでは、雨が降っているにも関わらず、鬼族の商人の中でも神経質そうな1人が、シュッシュと魔道具で水を撒いているのが見えた。

当たり所が悪ければ一撃で、ちゃんと当たればもう2~3発、狙いが杜撰ずさんでも、何度も当たればそのうちに・・・。

壊滅的な被害を受け、船は沈むだろう。


ちなみに、よく似た魔法を知っている。

魔法使いの覚えるスキルの1つで、非常に強力だが狙いがランダムの攻撃魔法、メテオ・ストライクだ。

序盤は隕石メテオが1つしか出せない上に、詠唱時間とクールタイムが長く、しばらく使い物にならない。

多少レベルを上げて隕石メテオを増やしても、ボスの周辺のザコを一掃したい時に限ってボスに当たったりする。そして、タゲられて死ぬ。

目の前の敵の群れには当たらずに遠くのザコばかりに当たるなんて事はざらだ。そして袋叩きに遭う。

その弱点を補う為にはスキルレベルを上げて隕石メテオの数を増やさなければならないのだが、途中までは威力おおきさだけが変わって、ちっとも使い勝手が良くならない。

その上、やたらと経験値は消費するし、覚える事で取れなくなるスキルがあるなど、デメリットもある。

そして、使い勝手が良くなってくると、全画面攻撃である為に、他の人の獲物まで狩ってしまい、顰蹙ひんしゅくを買うのだ。

画面を揺らし、処理落ち状態になる為、そういう意味でも迷惑行為とされる事が多々あった。


まぁ、後半ではインスタントダンジョンができ、そこでは使い放題だったし、パソコンの性能も良くなって「処理落ちって、骨董品かよ」と逆に笑われる時代になった訳だが。


さて、そんな話はともかくとして、メテオ・ストライクはデメリットを抱えてでも覚えたい、憧れの超火力魔法の1つである。

あれを、仮にメテオと想定してだが、落としたい場所に落とす、なんて事が出来たら「チート(ずる)」だと思われるだろう。

つまり、ゲーム上はあり得なかった訳で、それが現実リアルになったからと言って、難しさが消えてなくなると言う事は無いだろう。

それが制御できている訳だから、“それなりの事”をしなければならない筈であるし、逆を言えば“それなりの事”ができないのならば、制御ができないという事になる。


なので、そういう意味では安心できるのだが、実は“制御こそできないものの、発射はできる”という可能性は残されていたりする。


船に戻ると、大きく開いた船の胴体部分からマリッサさんが迎えてくれた。

何かもの言いたげだったが、尋ねても「後でいいのよ」と返事が来るばかりだ。

大方、この無線とスピーカーの間を取ったような魔道具の様子を聞きたかったか、回収した物資についてだろう。

船の動きを制御する魔道具、これが一番高価らしく、真っ先に確認をしていた。

後でと言うあたり、さほど重要ではないんだろうが、機嫌の良さそうな様子ではない為、嫌な予感がする。

小舟の破壊許可を出したものの、やはりやり過ぎだったとか、そんな感じのお小言があるのだと思われる。

まぁ、船も破壊されている事だし、物資は大事にしないとだよな。

次からは破壊は無しで行こう。


何となくんやりとした感じがするマリッサさんの視線を背中に受けつつ、俺は大船を後にした。


さて、俺達がコンタクトを取らなきゃならないのは、警備隊の大船である。

その周辺に6隻の小舟がウロついている。俺達の大船から出た戦闘用・救命用を兼ねたボートのようなものだ。

その先頭にはバリスタが搭載されている。

魔道具は後方に設置されており、小舟を真っ二つにしても浮くが、バリスタ用の巨大な矢は転覆した船から落ちて無くなってしまう。

戦闘をすれば、当然バリスタを使うだろうし、矢・・つまりは物資を無駄に消費してしまう。

だからと言って、無視するという訳にもいかない。

最初の小舟に乗っていた奴らは、敵対の姿勢を示した。警備隊の大船も暫定的に敵と考えている。

何かの間違いかもしれない、と思いたいが、その可能性は絶望的に低いだろう。

小舟を無視した結果、挟み撃ちになっては笑えない。

この世界には、俺の知らない怪しい魔道具も色々あるようなのだ。

今のところ何とかなっているが、何が出て来るかわからないのだ、油断はできない。

インスタントダンジョンとは?

インスタン()ダンジョンの事。インスタン()ダンジョンは誤りとされているが、多用されており、意味合いも間違ってはいない為、定着するものと思われる。

不特定多数が訪れるフィールドとは違い、チームなどのグループ毎に作られる“その場限りの”“即席”ダンジョン。

そのダンジョンには、個人・もしくは身内しか入れない。

他人に迷惑をかけるだとか気にせずにプレイできる為、効率的にレベルを上げる事が出来る反面、道行く他人と気軽に遊べるオンラインゲームの醍醐味が損なわれているのも事実であるため、賛否が分かれるところ。


チートとは?

ゲームのプログラムに干渉し、本来しない動作をさせるという不正行為インチキの事である。


処理落ちとは?

ビジー状態になり、動作が重く(ゆっくりに)なったり、カクカクと停止を繰り返す挙動をしたり、画像が乱れたりする事。

他にも色々な処理落ちがあるみたいだけど、要するに「やる事が一杯で追いつかないよ!」状態。

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▽お知らせ▽

◆高頻度で最終ページ《(仮)タイトル》は書き込み中。
加筆・修正により、内容が倍以上増える事があります。
たまに前ページの内容を見て加筆する事もあります。

◆後追い修正の進行状況:現在152ページ。H.30 5/5

◆作者が混乱してきたので、時間がある時にタイトルに日数を入れます。
あとがきに解説も入れていくつもりです。いや、無理かもしれん。
がんばるー(棒読み)

▽ぼやき▽
3月には書き終えるつもりだったのに、5月になってもまだ序盤ってどういう事だ?
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