追跡者の影(仮)
書き途中です。
めっちゃ頭痛い・・。
昨日・今日で読み直して、ここまでの(仮)を外すつもりだったのに・・。
体調不良なら仕方ないって?すんません、多分、昨日寝過ぎたせ・・・くぇrfghじゅきい
ギルドで換金し、分配を終えた。
正直、穴掘りだけの簡単なお仕事をしていた俺が報酬を受け取るのには気が引けたが、最初の取り決めどおりの公平分配となった。
公平分配の場合、ギルドが綺麗に分配してくれるので、揉める事が少なくて済む。
もちろん、最初に約束をしたのに納得がいかずに喧嘩になる事はあるみたいだが、少なくとも話しに聞くだけで、今まで見た事は無い。
俺が補助魔法の効果で、やたらと目立っていた事以外、別段、変わったことも無く、いつも通り、素材を売ってくれと言われて売ったりもした。
「じゃぁ、明日はすぐに出発できるように、今日中に準備をしてさっさと寝る事。
特にアーディ。しっかり起きないと置いて行くわよ。と言う訳で、解散。」
今回は、消費したのは飯くらいだし、大して買うものも無いと思うんだが、全員がバラバラに散らばっていくあたり、他にやる事があるんだろうな。
そうだな、俺も・・・ギルディートが居ない今、外の方が安全じゃないか?と思うので、外で作業をしようと思う。
何をって、マリッサの防具のお直しだ。ついでに、ノーマルな聖水も作っておきたい。
解呪の度に補助魔法の効果で光るのは、ちょっと勘弁して欲しいからな。
して欲しい、って何に対して言ってるんだろうな?とにかく勘弁なのだ。
急がないと、帰って来る時間に響いてしまう。
俺は、スキルを使って、誰も追っては来ないであろう、高原フィールドへと向かったのだった。
町を出るまでに何度か視線を感じたので、飲みかけの超・聖水を飲む。
一口でいいかなと思ったのだが、ちょっとだけ残ってしまったので飲み干した。
・・・これ、もし追跡者がいるなら、目印でしか無いんじゃね?
暗くなってきたからめちゃくちゃ目立つし。
木の陰に隠れて、CCをする。
姿も変えられて素早い、ニャンコロノフに、だ。
「・・・・・。」
装備が無かったんだった!!
とにかく、いったん隠れよう。
スキル:隠密
スキル:忍び足
スキル:隠れ身
その場を離れる。
「?!」
マジか!追跡者いたよ!
さすがに俺を見つけることはできずに、身を潜めながらウロウロしている。
何ぞスキルを使っているらしく、その身は真っ黒で、見詰めても[人影]としか出て来ない。
ほら、よく探偵物の漫画で出てくる、判明する前の犯人いるだろ?輪郭がぼやけて見える以外は、まさにあれだ。
[人影]か・・。忍者のコードネームとかなのか?それとも正体不明という意味か?
まさか、そんな名前じゃないだろうし・・。
しばらく観察してみたが、大きな動きは無かった。
それにしても、標的を見失った追跡者って滑稽だな。
一応、落ち着いて潜んではいるみたいだが、対象に見付かってるんだもんな。
コイツを尾けて組織を探るという手もあるが、ギルドの奴なら無駄足である。
しばらく帰らないだろうし、時間を掛けているとスキルが解ける。
掛け直しで姿を現す事になったりもするし、手の内を晒す事になるだろう。
さっさと距離を取って、高原フィールドに行って来よう。
・・帰りにもいたら、反応次第で捕まえてみても良いかもしれない。
装備の効果は無いものの、やはり速度特化のキャラだけあって、速い。
夜の森という事で、若干恐ろしい感じはするが、町の光が穏やかなせいか、目が慣れるのは早かったし、CCしたらかなり見えるようになった。
種族特性というやつだろう。
あっという間に暗黒洞窟の前にたどり着いた。
うん・・狩りをしないで来れば、若干の不安はあるが迷わないな。
狩りをしながらだと、方向感覚がおかしくなったりするんだろうな。
ずっとマップを出してろ?ごもっともで。
しかし、考えても見て欲しい。40年以上使ったことの無い機能を、いきなり使いこなせるようになるだろうか?いや、なるまい。
スマホでさえも、購入して暫くは「あ、そういえば持ってたっけ。」ってなったんだ。
物体ですらない、普段、影も形も無いマップをとっさに思い出すには、それなりの慣れが必要だと思う。
「ふ~んふ~んふふ~ん♪」
「コ、コ、コ、コケ!」
この高い声にはだんだん慣れてきた。
効果音だと思えば大した事は無い。そういうキャラなのだから仕方が無い。
・・・・・。
視界の隅のマップが邪魔なんだが。
ほら、こういう時さ、並列思考的なスキルがあると便利だよね。
アイテムボックスもある事だし、ここはひとつ・・・。
・・・・・ねーよ!ねーんだよ、このゲームに並列思考は!!!
待て、この世界はゲームじゃない。もしかしたらあるかもしれない。
ある。あると信じるんだ・・・・・・・。
「コ、コ、コ、コ、コ、コケ!」
「ふふふ~~ん♪ふ~んふふ~ん♪」
・・・・・・・。
信じるだけで手に入ったら、世の中に苦労はねーよ!
まぁ、不毛な心の叫びはさておき、手は動かしているよ。
現在、弓キャラにCCして鍋を火から下ろしたところだ。
コーティング財は、前回の余りがあったが、微妙に足りない気がしたので、作って足したのだ。
まずはマリッサの防具である。
「コ、コ、コケ!」
「どうした~?スザク。ごきげ・・・・ ・・ん?」
顔を上げたら、モンスターに囲まれていますた・・・・・。
ご機嫌なのはリフレだけ。スザクはずっと警告してました。




