表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
326/430

紳士と書いてヘタレとも読む(仮)

書き途中です。

ビバ休日!この日を待っていた!!洗濯物とか諸々が溜まり過ぎてやばい!


そしてめっちゃ寝る。二度寝?三度寝?気が済むまで寝る。爆睡する。

とにかくその前に、こいつを投稿しないとだな・・・・・。

現在、絶賛釈明中である。


「がるるぁ・・。」


「いや、俺はその・・悪かったかもしれないけど、えっと、変な勘違いをして、相手に失礼な事になってもあれだと・・・。」


ティティは牙を剥き出し、鼻に皺を寄せて野性味の帯びた表情をしている。

普通にしているとヒューマンと変わらないが、こういう表情をすると骨格や顔に付いている皮膚や筋肉に違いがあるんだなぁと思うよ。


「どっちにしても失礼。」


「すんまっせんっしたー!」


でもさ、デートのお誘いかと思って話を進めたら、勝手に勘違いしてキモイとか思われる可能性があるわけで・・・。

まぁ自己保身ではあるけど、仕方なくないかな?

向こうが「一緒に行きましょう、みんなで!」って話をしてるのに、こっちが「二人きりで食事か・・」と思ってるのって、想像したら結構イタイよ。


「空気読めないって言われるでしょ。」


言われないように沈黙を保つわ。・・・喋るとそう言われるからな。


「・・天然?」


「天然ではない。」


たまに聞いてくる奴がいるが、どうして聞いてくるんだろうな?

俺は、自分の至らない部分についてはしっかりと自覚している。もちろん、思考や知識が残念な事もだ。

世に言う天然とは、そういう事に思い至らない人を指すのであって、自覚のある俺は天然ではない筈だ。

もしかして、自覚があっても天然というのかと思って認めた時期もある。

だが、「天然か?」という問いに対して「そうだ」と答える人間は天然ではないというのだ。

つまり、俺は天然ではないという事になる。


「・・なるほど。」


何が「なるほど」なのかは分からないが、分かってくれたようで何よりだ。


一方でブリジットは、やんわりとティティを止めている。

めてほしい半分、「いいぞ、もっとやれ」半分の、複雑な心境なのかもしれない。

だが俺は男だ、普通の人間関係でさえもややこしいというのに、乙女心を理解するのは無理があると思わないだろうか?


それに、命を救った事になるとはいえ、知り合って間もない俺と二人きりで食事とか、考えにくいだろ?

潜伏させられるのを嫌った、自分勝手な俺の提案のせいで危険な目に遭ったとも言える訳だし。

まぁ、他人の意図で潜伏ってのは嫌だし、「潜伏しろ」とか言ってくる奴が勝手なだけで、俺が自分勝手な訳ではないと思うんだが。

それでも、ブリジットその外側にいて巻き込まれた形になるし、潜伏を受け入れている立場だ。普通なら快くは思わない。


「強いオスに命を救われてときめかないメスはいない。

メスに『それっぽい』事を言われて食い付かないオスも、普通はいない。

このシチュエーションなら、私が居なければ押し倒していても不思議じゃない。

ブリジットの何が不満なの。」


「ちょ、ちょっとティティちゃん!」


さすがに押し倒すとか物騒な事を言われたせいか、説教モードのティティに待ったがかけられる。

うーん、10代や20代なら食い付いていたかもしれない。が、決して押し倒したりはしない。

欲求は・・正直、無いではないが、理性で処理できる。40台(オトナ)だからな。オッサンとも言うが。

・・・そういえば、この身体は20代なんだっけ。見た目と行動に齟齬が生じるのは仕方ないのかもしれないな。


「ブリジットに不満があるわけじゃないさ。

だが、そこまで深い付き合いでもないが、大事なPTメンバーだ。

惚れた腫れたで拗らせたくないし、俺にはそこまでの熱い思いはない。

お互いの気持ちがきちんと確認できないうちに関係を迫るような真似はしたくない。」


俺に自信がないのもあるが、そこまで深い関係じゃないだろ。

ティティが「オスなら押し倒せ」とでも思っているみたいなので、その辺を伝えてみる。


「へたれ。」


「紳士と言えよ!」


これで手を出したら、ただの節操無しだろうが。


メスは強いオスに群れる。そして子を成す為に競争する。

ヒューマンは手順を気にするけど、行き着く事は同じ。なら、さっさと番えばいい。

玉は付いているんでしょ。」


ちょ、嗅ぐな!?!ビックリした・・・。それセクハラですよ?

あと手順は大事だろ?!・・・どうやら、価値観が大幅にズレている模様。

それは異世界だからか?それとも種族的な問題か?ティティの価値観がズレているだけって可能性もあるな。


「ティティちゃん・・・さすがに、それは・・・。」


うん、ズレてるのは俺の方じゃなくてティティの方っぽい。良かった。


「ブリジット、この人は鋭いように見えて、力技で叩き切る斧みたいなタイプの人間だから、なまくらのアタックじゃ効かない。

ちょっとやり過ぎなくらいで丁度いい。」


いや、間違ってないけど、それは戦闘の話だよね?

人格までひっくるめないでもらえるかな??俺、割と繊細なタイプよ?


「もしかしたら、刃なんて付いてない鈍器・・いや、武器ですらないかもしれない。」


人格の例えなんだろうけど、武器ですらないとは、男としては酷い言われようだ。


「ティティちゃんの例えは難しいです・・」


友人にまで言われてんぞ。


「早く喰っておかないと、他の強引な奴に獲られるという事。」


喰うってお前・・・ああ、肉食系の方でしたね。物理的な意味で。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
▽お知らせ▽

◆高頻度で最終ページ《(仮)タイトル》は書き込み中。
加筆・修正により、内容が倍以上増える事があります。
たまに前ページの内容を見て加筆する事もあります。

◆後追い修正の進行状況:現在152ページ。H.30 5/5

◆作者が混乱してきたので、時間がある時にタイトルに日数を入れます。
あとがきに解説も入れていくつもりです。いや、無理かもしれん。
がんばるー(棒読み)

▽ぼやき▽
3月には書き終えるつもりだったのに、5月になってもまだ序盤ってどういう事だ?
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ