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買出しに行こう

気が付いたら、朝だった。

誰かに部屋に運ばれたらしい。


うん。

別に食虫文化を否定するわけじゃないんだ。

ただ、実際に目にするとキツイものがあってだね・・・。


それより、クィーンフォレビー戦はよく夢に見なかったな。

夢を見なかったのは幸いだと思う。見たら確実にうなされていたろうから。

気絶したのが良かったのかもしれん。・・良くはないな。


・・・・・・・。


何時頃なのかは分からないが1階に下りてみよう。

結構、空腹が辛い。



1階は、酒の匂いが残っていて、少しだけ空気が淀んでいるような気はするものの、酔っ払いが転がっているなどの惨事はなく、女将おかみさんがせっせと仕事をしていた。



席に座って間もなく、温かいミルクと堅めの卵サンドが出て来た。


うーーん、これは。

なんていうか、おいしいけど少ないんだよなぁ。

1日2日ならいいけど、そろそろ体にカロリーが足りてない。

昨日、丸焼きにしておけば良かったかなぁ、と悩む程度には。


聞いてみると、追加注文もできるし、昼食をテイクアウトで注文することもできるんだそうだ。


というか、用意されたもので足りる男性は少ないそうだ。

・・・早く言ってよ。


メニューは多彩で、おかみさんが居る時間ならいつでもやってくれるそうな。



所持金はそこまで減ってないが、そろそろ何か収入がないとまずい。

と、思ったら、所持金が減ってる?!えっ、そんな10万近く一気に無くなる?!何ゆえ?!?


ものすっごい焦ったけど、よく考えたらCキャラCチェンジのせいだった。

今、メインサーバーのリーフレッドじゃないんだっけ。

よく見るとアイテムボックスの中身も違う。


こっちのリーフレッドの所持金が無くなっても、メインが残ってるから、全部使い切ってもいけるね!



そんなわけで、追加注文で数種類のサンドイッチを頼む。

ん?サンドニッチ?何これ?

サンドイッチは一段、サンドニッチは二段の具が入ってるパンサンド?・・・駄洒落か!


ふぅ。食べた。


昼食もテイクアウトで用意してもらったよ。

「持ち帰り」って言ったら故郷に帰るんだと思われて、残念そうにされた。

言葉のあやだと言って誤解を解いたよ!


・・・帰れないしね。



部屋に戻る。

腹が満たされたので、二度寝したら幸せだろうけど、今日の午前中は買い物と決めている。

午後はペットと戯れる予定だ。

しかし、1st(ファースト)は各キャラごとにペット持ってるんだよなぁ。

2nd(セカンド)になると、レベルが足りずにフェアリーガーデンに行けないペットもいるし、ペットを持ってないキャラもいる。

ペット枠は3あり、2つ埋まってるのはメイン鯖のリーフレッドだけだが、それでもペットの管理は大変そうだ。


そういえば、サブ鯖(こっち)のリーフレッドのペットの名前って何だっけ?


集中。ペット・・・っと。


[もふもふ:もっと面倒を見てあげて!]


いや、色々すまん。

うん。今日はもふもふの面倒を見よう。ごめんな、ましゅまる。

でも、ましゅまるの方は名前覚えてたから。ほら思い入れが違うって言うか!

そして、もふもふ。すまない。


しばらくは毎日どれかのペットの面倒を見ようと決めた。

あ、餌を用意しないとな。



ん?一応それらしいアイテムがあるけど・・・・


・モチトンの肉×27


これ、調理に使えるやつだよな。

取ってあるくらいだから、クラメンに頼まれたのか、何か作るつもりだったのか・・・。

しかし27って凄い中途半端だな!

ゴミを拾ってしまったにしては多いし、集めていたにしては少ないし。

まぁ、思い出せないものは仕方ない。ある分にはいいじゃないか。


でも精肉は貴重だからな、フォレベアみたいに解体に困ってるヤツを使ったほうがいいかな。


あ、フォレベアの頭・・・は鍛冶屋の爺さんに渡したっきりだ。


肉ってどこで狩れたっけ。西の岩場の向こうに、鳥系モンスターがいたような気がする。

午後になったら行ってみよう。


まずは、買い物だな!


俺は意気揚々と宿を出た。



魔道具と雑貨のお店に向かう。


服は売っていなかったが、時々やってくる行商の人が来るか、隣町まで行けばあるらしい。

なので防寒具も無かった。

ペンやメモ帳も無く、隣町でもあるかどうか怪しいと言われた。

しばらく機能のメモ帳で我慢するしかないらしい。

火をおこすアイテムは無いかと聞いたら、夜に明かりを灯すトーチを紹介された。

あるだけ買い足しておこうと思ったら、燃料を紹介された。使いきりタイプじゃなかったの?!

そんなこんなで買えなかったものや、予定を変更したもの数点。


石鹸らしきもの、剃刀、タオル、水筒、桶、使いにくそうなナイフ、トーチの燃料、塩、歯ブラシをゲット。


口内環境がとんでもなく怪しいので、さっそく歯を磨きたい。

宿に戻り、どこで歯を磨いたらいいかを聞いたら、どこででもと言われた。

ごっくんかよ!それは嫌だ!


そんなわけで、水筒に水を入れ、西へと歩いている。


西の探索も兼ねている。

行けるトコまで行って、可能なら服をゲットしたいし、その前に川で髭も剃らねばなるまい。

髭剃りは宿でもできたかもしれないが、歯磨きも済ませたいしな。

幸いにして体毛が薄いのか、鏡で見ても汚らしい感じにはなっていないが、普通に考えても髭面で口臭の漂う男に近寄りたいとは思わない。


途中、自警団の男たちとすれ違う。

あいつら、仕事してたんだ。(失礼)


飲んだくれのオッサンのイメージに引き摺られていたが、クィーンフォレビーも討伐しに行ってたしな。

基本的には真っ当な組織なのかもしれん。


そして、岩場である。

確か、ゲームではここらに小さい池のようなものがあったはずだが・・・と思ったら、大きな水溜りみたいな場所だった。

・・・。水溜りかぁ。


一応、澄んでいるみたいだけど、ここの水を使うのはちょっとなぁ。


で、岩場を抜けて道の分岐点まで出る。


うーん。

マップの見える範囲に他の水場は無さそう。

このままどちらに行っても町には着くんだが、どちらかの道の近くに川なんてあったっけ?

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▽お知らせ▽

◆高頻度で最終ページ《(仮)タイトル》は書き込み中。
加筆・修正により、内容が倍以上増える事があります。
たまに前ページの内容を見て加筆する事もあります。

◆後追い修正の進行状況:現在152ページ。H.30 5/5

◆作者が混乱してきたので、時間がある時にタイトルに日数を入れます。
あとがきに解説も入れていくつもりです。いや、無理かもしれん。
がんばるー(棒読み)

▽ぼやき▽
3月には書き終えるつもりだったのに、5月になってもまだ序盤ってどういう事だ?
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