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雑文ラノベ「異世界はもうこりごりだ」  作者: ぽっち先生/監修俺
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宝玉分配戦始まる 体力戦・強運戦・芸術戦

次は体力戦だ。

・・・。

これはもう最初に言っちゃいますがだめでした。成績は3桁位。四捨五入すると4桁になっちゃう順位でした。

俺、勇者のはずなんだけど・・。

くそっ、頭脳戦を落としたのが痛いぜ。

俺は次の強運戦に賭けた。


強運戦は大きな福引だった。まずアミダで回す順番を決め10mはあるかという福引のガラガラを回す。回すのは当然電動です。

俺たちはボタンを押すだけ。いや回したい人は回してもいいんですよ、回せるならね。

俺はなんとアミダで一番を引いてしまった。

しまった、アミダで運を使い果たしたかも・・。

だが運は続いていた。俺がボタンを押してガラガラの回転を止めるとコロンと出てきたのは宝玉だった。

どよめく参加者たち。勿論俺も驚いた。どこからともなく拍手が起こる。

「おめでとう!」

「うわー、1発で宝玉を出したのはじめて見たよ。確率的にはどうなんだ?」

「やったな!さすがは勇者だ。」

みんな口々にお祝いを贈ってくれる。

うわ~、自分たちの勝ちはもう無くなったのに当然のように祝福してくれるなんてくろ以外のこっちの人はいい人ばかりだ。

俺は宝玉を手に入れたことよりみんなの言葉の方がうれしかった。


だがそれはそれ、だ。よし、まずは1個確保だ。何とかなるかもしれない。


よし今度は芸術戦だ。

宝玉を1個ゲットできたことで士気が上がった俺だが、芸術戦の種目を聞いた途端、気持ちが萎えてしまった。

種目は楽器演奏だった。すんません、俺、楽器は中学でリコーダーを吹いて以来触った事すらありません。

バンドやろうぜ!て気軽に言う人たちの気持ちがわかりません。

コンピュータプログラムで簡単作曲、さあ、これであなたも作曲家。お値段も今ならなんと3割引きの99円!お早めに。

みたいなwebコマーシャルにも全然食指が動きません。

いや、カラオケは歌うんですよ、大してうまくないけど。でも楽器は無理です。

くっ、諦めるな。もう一試合残っている。それを取ればあと一個はくろに借りて帰れるんだ。

俺は芸術戦を辞退して次に備えた。

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