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黒奏物語  作者: mika.
4/4

昼休み…。

昼休み、黒乃は一人で図書室へ本を読みに行った。


黒乃「うぃーす。」

佑香「お、黒さんじゃないか。図書室に来るなんて、珍しいね。」

この人は月野(つきの) 佑香(ゆうか)。2年A組。図書委員だが、少し自分勝手なところがあるようだ。

黒乃「いや、少し人体に興味があってね…。」

佑香「うわっ…。女の子の体なんか調べてどうするつもり!?」

黒乃「いやいや、そっちじゃなくてね。」

黒乃は笑いながらそう答える。


黒乃「著者『K's』の『真霊見聞録』って本ある?」

佑香「人に物頼む時は『お願いします。』でしょ?後敬語。」

黒乃「はいはい、お願いします。佑香さん。」

黒乃は面倒くさそうに、敬語で答える。

佑香「よし、じゃあ、保険、3-Bの欄にあるから!」

黒乃は本をとりにいく。


黒乃「これだな…。」

黒乃が本を取ろうとした時、すぐ隣にいた人と手が重なった。

零「おっと・・・。黒乃奇跡。」

黒乃「虚空…零先輩」

この先輩は3年D組の学級委員長&生徒会副会長。一言で言うと、不気味である。

黒乃「先輩もこの本読みたかったんすか…?」

零「yes. 真と霊、とても興味がありましてね。繰り返し毎日読んでいるんですよ。お先にどうぞ。。。」

言葉に甘えて黒乃は『真霊見聞録』を手に取る。


黒乃「やっと手に入った…。」

黒乃は立ち読みで本を読み始める。


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人は生まれたとき、臍の(へそのお)から『霊」が抜ける。その時、その人間には「真と霊」に分けられる。

霊とは、もう一人の自分…。つまり、半身と同等である。

取り戻さなければ、将来に支障を及ぼす。

不治の病にかかる事もあれば、遺伝子に障害が起き、子が生まれたとき謎の病気が子に

かかっているかも知れない…。

病気を解析した結果、霊を取り戻さないと以下の症状が起きてしまう・・・。

============================================


黒乃「病気・・・まさか!?」

黒乃はこのときカナミと有希の顔が浮かんだ。

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