1話:クラスメイト
黒乃はギリギリ間に合った。
黒乃「さっきの子も来ているのかな…。」
どうやら俺はさっきの子に一目惚れ?してしまったのかもしれない。
・・・
県立RT高等学校───ここが俺たちが通う高校だ。
オレは1年C組のクラス。さっきも言ったが今日転校生が来る様子。
先生「黒乃!遅刻は程々にしろといっただろ!バカタレが!」
黒乃(ぅるせーな。いつもギリギリ間に合ってるつーの。)
美香「今日はいつもより遅く来ましたね。どうしたんですか?」
この人は枝塁 美香(あだ名美香)。女子で1年C組学級委員長&生徒会会長。真面目っぽく見えるがかなり強くて心強い。
カナミ「よぅ…黒乃…。」
このいつも眠たそうにしているのは姫桜 カナミ(あだ名カナミ)。男子だぞ!。なかなか良い奴だ。親の遺伝子のせいでネコミミ付いてる。猫好き。
有希「あ、おはようございます黒さん。今日も晴れてますね〜」
この子は西園寺 有希(あだ名有希)カナミと同じで親の遺伝子のせいでネコミミ付いてる。天然で、とっても可愛い子だ。
黒乃「そうですね。この綺麗な蒼空でみんな笑顔になるといいですね。」
おもち「黒さん、転校生の紹介するので早く準備するように。」
カナミの大親友、望月 白叡(あだ名おもち)生徒会副会長。いつもは廃人として皆と頑張っているがこういうときは真面目。
美香「では転校生を紹介しま〜す。」
ガララ!
黒乃「あの子は!」
美香「渚 炎里さんです。」
炎里「ええと・・・初めまして…。な、渚 炎里ですっ///」
黒乃「やっぱり…転校者だったのか…。どおりであんな可愛い子見た事な…ハッ!?」
炎里と黒乃の目が合ってしまった。渚は顔を赤らめてそっぽを向く。
黒乃「ありゃりゃ…。」
有希「知り合いですか〜?」
有希が不思議そうに小声で話しかけて来た。
黒乃「ち、ちがいますよ。さっき登校中出会っちゃって…」
有希「友達になれるといいですね〜」
有希がニコッと微笑んだ。
この笑顔には勝てん。
おもち「どうやら黒さんと知り合い・・・ツンデレか?部に招待してやるか・・・。」
先生「では炎里さんあいつの隣の席に座って下さい。」
黒乃←あいつ
炎里「ッ…。は、はい・・・。」
由貴は黒乃の隣の席に座った。
黒乃「あ、貴方は今日の・・・。ここのクラスだったんすね。」
炎里はコクッとうなずいた。
炎里「…なんだろう。この不思議な雰囲気…。」
黒乃「…?何?」
炎里「い、いや…何でも無いよっ。」