Prologue
貴方は覚えているのだろうか…全ての出来事。思い出。悲しみ…
ある日ー
オレの名前は黒乃奇跡。
オタクで引きこもりの高校生。強いて言うならばツンデレとかに興味がある。今日は転校生が来るそうだ。まぁドウデモ良いけどね。
母「奇跡!遅刻するわよ!」
黒乃「はいはい、いってきまーす!」
いつもの様に走って登校する。
走っていると、途中で捨て犬と遊んでいる女子高生がいた。遅刻するというのに、何してるんだ、俺。
黒乃「うちの高校と同じ制服…同じ高校か? おーい。」
話しかけるといきなり自分の世界が解けたみたいに、びっくりして飛び上がった。
女子高生「なっ・・・、驚かさないでよ!」
黒乃「悪い悪い、驚かすつもりはなかったんだ。何しているのかな、と思ってさ。」
すると、その女子高生は捨て犬の方に振り返る。
女子高生「ち、ちょっと可愛そうだな〜と思っただけよ!別に可愛いとか、そんなんじゃないんだからねっ!」
彼女は顔を赤らめながら、走って行ってしまった。
黒乃「・・・ツンデレ?」
しかも、その子はとても可愛かった。
しばらく、考え事をしていると黒乃はある事に気が付く。
黒乃「やべ!こんな時間じゃねぇか!遅刻だ遅刻!」
黒乃は学校へ走って行った。
これが2人出会いだった…